ルミネエスト新宿

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テンプレート:商業施設 ルミネエスト新宿(ルミネエストしんじゅく、LUMINE EST)は、新宿駅東口にある駅ビルである。

概説

1964年5月20日午前9時30分、株式会社新宿ステーションビルディングが運営する「新宿民衆駅ビル」としてオープン。その後に名称はすぐに「新宿ステーションビル」へと改められた。当初は髙島屋が新宿店開設を狙ったが、地元の伊勢丹、また西武新宿線西武新宿駅を持つ西武グループが猛反発して巻き返し、共同運営の専門店ビルとなった。当時は国鉄が所有しており、伊勢丹、高島屋、西武グループ、丸正鉄道弘済会などの地元企業が株主となっていた。オープン当時には西武新宿駅を接続させる計画があったため、スタジオアルタ側の2階部分は駅舎・ホーム建設用に強固な構造になっている。しかし、6両編成までしか有効長がとれなかったために乗り入れは断念された。開業時のキャッチコピーは、「250の粒よりの名店=虹のターミナル」。なお、地下1階のうち駅前広場下部分は、地下2階に設置している都市計画駐車場(東京都市計画駐車場第11号新宿駅東口駐車場、株式会社ルミネ運営)の併設地下街として位置づけられており、地下街としての正式名称は「新宿駅東口地下街[1]である。

1978年の全館改装時に一般公募により呼称をマイシティに変更。

2006年4月1日、同じJR東日本グループである株式会社ルミネに吸収合併され、ルミネエストに名称変更された。

歌舞伎町スタジオアルタなどに至近。

フロア構成

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  • 8階 - 新宿トンボ、ドラゴン飯店、ColdStoneCreamery新宿店、GUMBO&OYSTER BARなど
  • 7階 - AIR BLAN SERVICE、ダッキーダック、なびぃとかまど、くじら軒など
  • 6階 - HMV、Zoff、石川デンタルクリニック、など
  • 5階 - プラザ、Ciaopanicなど
  • 4階 - Pinky Girls、アストリア、EGOIST、ル・クールブランほか
  • 3階 - CECIL McBEE、VIS、ロイス・クレヨンなど
  • 2階 - diva LONDON、LOWRYS FARM、INDEX、スターバックスコーヒー、ポポカラーなど
  • 1階 - ROSE BUD、Ray BEAMSなど
  • B1 - HbG OZOC、PROPORTION BODY DRESSING、Pinky & Dianneビア&カフェBERGなど
  • B2 - BEAMS、DESTINATION TOKYO、HYSTERIC GLAMOUR、OPEN THE DOORなど

改装の経緯と現況

ルミネエストになる数年前からたびたび改装を行い、従来の駅ビル業態よりもターゲットを若い女性に絞り込んだフロア構成となっており、ファッションビルに近い態様になっている。そのため、かつて食料品売場があった地下2階も、一部を除いてほぼファッションフロアになっている。

かつては、6階にあった山下書店の本店があり、児童書、有名人のサイン会・握手会などで知られていた。しかし2004年10月30日ジュンク堂書店新宿(三越)店開店と前後する形で2004年11月23日に撤退している。山下書店跡地は改装を経て雑貨店が数店入ったものの長続きせず、2005年10月1日有隣堂が出店。旧山下書店の利用者を意識し、有名人のサイン会・握手会の開催や近隣大書店との差別化を図った品揃えを行ったものの、業績不振のため2007年1月閉店。跡地には2007年3月にセレクトショップ「HANJIRO」新宿店が開店したがこれも閉店し、5,6階は2010年代は男性向けのショップが中心となったフロアとなっている。

また1964年5月20日の新宿ステーションビル開業以来6階フロア中央にて営業していた文房具店「岩下書斎堂」(本社は栃木県)は、山下書店の撤退以降業績不振となり、2005年9月9日に南側エレベーター・エスカレーター脇に移動し売り場を縮小の上、リニューアルオープン。業績は持ち直したものの、フロア構成変更のため2007年6月31日に閉店した。跡地は眼鏡店「Zoff」となっている。

このほか6階にあった印章店も2005年9月に撤退。画材・デザイン用品「トゥールズ」は2005年9月に6階から5階に移転した。

また、7階・8階のレストランフロアも2002年11月に改装され、「SHUN/KAN」(シュンカン)となった。フロア全体と各店舗の内装をデザイナーがプロデュースしたため、かなりスタイリッシュな雰囲気のフロアになっており、人気が回復している。その後、2008年6月に再度改装され、「7&8DINNER」(シチハチダイナー)となった。

フロア呼称の変遷

このビルがマイシティだった時代、1980年代頃にビル名である「街」を強調し、各フロアを「○階」ではなく「○番街」と名づけていた時期があった。エレベーターガールまでが「ご利用番街をお知らせ下さい」と案内するまでに「番街」という用語の使用を徹底させていた。1992年の地下階の改装とともに、「○階」に戻された。

『ベルク』立ち退き騒動

地下1階にあるパブ兼喫茶店 ビア&カフェBERG がルミネ側から求められた定期借家契約への変更を拒否し続けたところ立ち退きを求められ、それを知った常連客やその他の市民によって立ち退き反対の署名運動が起こった。

また「退店しなければ、賃貸料を大幅に値上げする」との一文が付記されているという文書を送付したり、借主が個別に密室に呼び出された中でサインを求められたりと、問題のある行為が署名運動が始まった後にも行われていたとするマスコミの報道もあった。

この騒動の引き金になった定期借家契約は以下のような問題点が指摘されており、ベルク側もそれゆえに拒否した。

  • 定期借家でない一般の借家権であれば、契約の更新拒絶・解約の申入れにおいて正当の事由があることを要求されるが、定期借家ではこれが不要であるため更新拒否をちらつかせて高額な賃料を請求したり、貸主の一方的な都合で満期と同時に立ち退かせることができる。

ベルクは2008年、2010年に退店勧告の通知を受けたものの拒否しつづけたが、3度目については2012年9月30日までに通知が来なかったことを報告。2015年3月末までの契約更新が貸主側に認められた形となった。

注釈・出典

  1. 消防法第8条の2第1項の規定により消防総監が指定する地下街

関連項目

外部リンク

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