ペガサスジャンプステークス
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テンプレート:競馬の競走 ペガサスジャンプステークスとは日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の障害芝3350メートルで施行する競馬の競走である。競走名はペガサスに由来[1]。
概要
中山グランドジャンプの前哨戦に位置付けられており[1]、中央競馬の障害競走のオープン特別では唯一の国際競走である。外国馬は中山グランドジャンプに出走する馬以外も出走可能だが、この場合経費は自己負担となる。
11回の障害飛越と3回の坂路の昇降で行われ、2周目の向正面からは芝・外回りコースを使用する。負担重量はグレード別定重量で4歳は59キログラム、5歳以上は60キログラム、牝馬は2キログラム減を基本としJ・GI優勝馬は3キログラム、J・GII優勝馬は2キログラムの負担重量が課せられるよう定められている。また外国馬は一律でJ・GI優勝馬と同等の負担重量となる。
日本の障害競走に出走する機会がほとんどない外国馬にとっては中山競馬場の障害コースを実戦として試走できる機会となっている。2001年に創設されて以来、本競走の優勝馬からは中山グランドジャンプ優勝馬が出ていなかったが2012年の優勝馬マジェスティバイオが同年の中山グランドジャンプを制し、創設以来初めて本競走と中山グランドジャンプを連勝した。その一方で、本競走から約9か月後に開催される同年の中山大障害を優勝した馬は2頭(2007年のメルシーエイタイム、2010年のバシケーン)存在する。
歴代優勝馬
施行日 | 調教国・優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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2001年3月24日 | テンプレート:Flagiconランド | 騸7 | 3:43.5 | E.ラム | M.ウーレガン |
2002年3月23日 | テンプレート:Flagiconフサイチゴールド | 牡6 | 3:45.7 | 三浦堅治 | 杉浦宏昭 |
2003年3月29日 | テンプレート:Flagiconギルデッドエージ | 牡6 | 3:46.9 | R.ロケット | 松元茂樹 |
2004年3月27日 | テンプレート:Flagiconエアジューク | 騸6 | 3:44.6 | 大江原隆 | 伊藤正徳 |
2005年3月26日 | テンプレート:Flagiconバローネフォンテン | 牡5 | 3:43.1 | 山本康志 | 高橋裕 |
2006年3月25日 | テンプレート:Flagiconテレジェニック | 騸6 | 3:43.0 | 金子光希 | 矢野進 |
2007年3月24日 | テンプレート:Flagiconメルシーエイタイム | 牡5 | 3:44.2 | 小坂忠士 | 武宏平 |
2008年3月29日 | テンプレート:Flagiconテンジンムサシ | 牡7 | 3:45.7 | 浜野谷憲尚 | 矢野照正 |
2009年3月28日 | テンプレート:Flagiconオープンガーデン | 牡5 | 3:44.9 | 江田勇亮 | 郷原洋行 |
2010年3月27日 | テンプレート:Flagiconバシケーン | 牡5 | 3:44.6 | 蓑島靖典 | 高橋義博 |
2011年3月26日 | 東日本大震災のため中止 | ||||
2012年3月24日 | テンプレート:Flagiconマジェスティバイオ | 牡5 | 3:51.5 | 柴田大知 | 田中剛 |
2013年3月23日 | テンプレート:Flagiconリキアイクロフネ | 牡6 | 3:42.8 | 金子光希 | 田中剛 |
2014年3月30日 | テンプレート:Flagiconアポロマーベリック | 牡5 | 3:49.8 | 五十嵐雄祐 | 堀井雅広 |