ブルーハイウェイライン西日本
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さんふらわあ きりしま - 大阪南港(運航会社変更後の2012年撮影)
株式会社ブルーハイウェイライン西日本(ブルーハイウェイラインにしにほん)は、かつて日本に存在した海運会社である。大阪港(大阪南港)から志布志港間の航路を運航していた。
沿革
2002年4月、従前から上記航路を運航していたブルーハイウェイラインの解散に伴い、その一部が分社化され誕生した。
設立当初は航路をダイヤモンドフェリー(現 フェリーさんふらわあ)に譲渡の上、宮崎港に寄航するなど大幅な再編計画があった。2006年10月、採算悪化のため志布志航路を廃止した上で大阪 - 宮崎間の運航とすることが計画され、2007年4月1日から実施の予定だったが、宮崎港への移転に関して従来から大阪 - 宮崎間の航路を運航している宮崎カーフェリーとの使用岸壁の協議がまとまらず、2006年12月には就航予定時期を2007年10月1日へ変更した。港湾管理者の宮崎県は2007年3月、宮崎カーフェリーとの協議の決着を条件に港湾使用の許可をする方針を示したが結局、移転に関しては白紙撤回し、志布志航路を継続して運航することになった。
2007年7月1日、ダイヤモンドフェリーを存続会社として経営統合された[1]。
保有船舶
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ファンネルマーク
※経営統合時点の状況を記述する。(船舶諸元について、合併以後の状況はダイヤモンドフェリーを参照。)
船体の塗装は全て「さんふらわあ」塗装となっている。なお、太陽をかたどったデザインは「さんふらわあ」共通のものだが、船体側面の白地の部分に引かれた青線は商船三井フェリーの船と共通の特徴であり、青線のない関西汽船(現 フェリーさんふらわあ)とは違ったものとなっている。
- さんふらわあ さつま(2代目)
- 1993年3月15日竣工、同月24日就航。12,418総トン、全長186m、幅25.5m、出力25,200馬力、航海速力23ノット。
- 旅客定員782名。車両積載数:トラック175台・乗用車140台。三菱重工業下関造船所建造。
- さんふらわあ きりしま
- 1993年8月26日就航。12,418総トン、全長186m、幅25.5m、出力34,200馬力、航海速力24.7ノット。
- 旅客定員782名。車両積載数:トラック175台・乗用車140台。三菱重工業下関造船所建造。
運航ダイヤ
※経営統合時点の状況を記述する(2007年6月30日時点)。
- 大阪発
- 月-金曜日 - 大阪南港18:00発→志布志港(翌日)8:40着
- 土曜日 - 大阪南港18:00発→志布志港(翌日)9:40着
- 日曜日 - 大阪南港17:00発→志布志港(翌日)8:40着
- 志布志発
- 月-金曜日 - 志布志港18:00発→大阪南港(翌日)7:40着
- 土曜日 - 志布志港18:00発→大阪南港(翌日)8:50着
- 日曜日 - 志布志港17:00発→大阪南港(翌日)7:40着
脚注
- ↑ 『ダイヤモンドフェリー ブルーハイウェイ西日本と合併』(にっぽん全国たのしい船旅2007-2008)p.111 - イカロス出版 イカロスMOOK(2007年8月発行)ISBN 9784871499736