ビンセント・クラッブ

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ビンセント・クラッブ(Vincent Crabbe)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。

登場巻

全巻

人物

ホグワーツ魔法魔術学校スリザリン寮に所属する生徒で、ハリー・ポッターとは同学年。

純血の魔法族クラッブ家の出身。なおシリウス・ブラックの祖母イルマ・ブラックは、クラッブ家出身である。

やや肥満気味の巨漢。低い鼻と鍋底カットの髪型が特徴。ハリー曰く「知能はトロール以下」で、2巻ではグレゴリー・ゴイルと共に、眠り薬が仕込まれたケーキを拾い食いして眠り込んでいる。

ゴイルと共にドラコ・マルフォイに従って行動することが多いが、これは死喰い人内部における父親同士の力関係が影響しており、クラッブ自身はドラコに渋々従っていた模様(実際に7巻ではドラコの指示に逆らっている)。

7巻で、ヴォルデモート分霊箱であるレイブンクローの髪飾りを探しに「必要の部屋」を訪れたハリー、ロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーの3人を、ドラコやゴイルと共に待ち構え、襲撃する。ドラコの制止も聞かずにハリーたちを殺そうとし、最後は「悪霊の火」を繰り出すが、カローが止め方を教えている際説明を聞いていなかったため止めることができず、その炎に自分自身が巻き込まれてしまい死亡する(その場にいた他の5人は脱出)。なお、結果的にはこの「悪霊の火」が髪飾りを破壊する形となった。

映画

賢者の石』から登場。ジェイミー・ウェイレットが演じていた。日本語版の吹き替えは忍足航己が担当した。『死の秘宝』2部作には登場せず(おそらく演じている俳優の大麻所持容疑による逮捕が原因と思われる)、マルフォイは代わりにブレーズ・ザビニを従えており、「悪霊の火」などの役目はゴイルが担っていた。

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