ノストラダムス戦慄の啓示 (映画)
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『ノストラダムス戦慄の啓示』(のすとらだむす せんりつのけいじ)は、幸福の科学出版による日本映画で、1994年9月10日に東映系で公開された。上映時間は103分。宗教性の高いスペクタクル映画である。
概要
地球を舞台に繰り広げられる「光と闇の戦い」がメインテーマであり、同名の原作本でのノストラダムス霊の語る予言とは異なり、幸福の科学の示す思想が表現されている。
朝日新聞社主催「朝日ベストテン映画祭」読者賞グランプリ受賞(1995年)。
作品中の8割から9割のシーンにおいて SFX が採用されており[1]、日本映画として初めて「シネオン(Cineon)」が導入されたが、シネオン以外にも、光学合成やコンピュータグラフィックス(CG)、ミニチュアの特撮などの手法が使用されている。CGは当時日本最大のデジタル合成画像制作会社であったリンクスによるもの[1]。
ストーリー
霊界にいるノストラダムスの手元には、一冊の予言の書『予言集(百詩篇、諸世紀)』がある。その書には、予言どおりに起きてしまった19世紀から20世紀の悲惨な歴史が記されていた。20世紀末には、悪想念が勢力を拡大し、地球は闇に沈もうとする。しかしながら、光を地上に供給するために天上界の高級霊人たちも懸命の努力を続けていた。
地球を舞台に繰り広げられる「光と闇の戦い」がメインテーマであるが、以下のテーマに関する個別のストーリーが進行し、原作本とは異なり、幸福の科学の思想が表現されている。
キャスト
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- 大月ウルフ (ノストラダムス)
- 七次元菩薩界
- 荒谷公之 (頼子の夫)
- 江見俊太郎 (医師)
- 水森コウ太 (医師)
- 修健
- 武見龍磨
- 宮田かずこ
- 景山民夫
- 石黒正男
- 稲垣ひろ子
- 稲村建
- 榎本貴志
- 大友町子
- 大山剛
- 加藤治
- 楠見彰太郎
- 神山兼三
- 小森琴世
- 堺美紀子
- サンリー
- 橘家二三蔵 (患者)
- 辰馬伸
- 戸田信太郎
- 中澤敦子
- 福永喜一
- 藤田典子
- 安本卓史
- 山内宏聡
- 山下一郎
- 弓林司
- 福田亘
- 吉尾亜希子
- 吉田美和
- 米澤浩
- 大野真喜
- 香川祐太朗
- 北村正晴
- 小西啓太
- 斎藤功司
- 佐々木恵
- 島田正直
- 菅野良介
- 高橋良介
- 山口亜衣
- 山本茜
- 吉田仁美
- ANTHONY CHARLES NETZLER
- CHRISTPHER CANNON
- JOSHUA LIEBERMAN
- THAISA SHELDON
- DANIEL RETON
- NASIR MAHMOOD
- NICOLE SPURWAY
- PHILIP SILVERSTEIN
- MICHELE FROST
- ROBERT HOFFMAN
- YELENA REPORYERA
- JOANA VARGAS
- MARK ARDITO
- FREDERIK JOHANSSON
スタッフ
- 制作総指揮・原作:大川隆法
- 企画:大川きょう子
- 脚本:ノストラダムス・シナリオプロジェクト
- プロデューサー:丸久生
- プロデューサー補:飯島茂
- 監督:粟屋友美子
- 撮影監督:金子雪生
- 撮影:高瀬比呂志
- 特撮監督:川添 和人
- 美術:竹内公一
- 美術監修:木村威夫
- 照明:田村文彦
- 録音:矢野勝久
- 助監督:東田眞一
- 制作担当:市村智保
- 編集:菅野善雄
- 特殊効果:古賀信明
- CG制作プロデューサー:杉村克之
- CG制作:秋山貴彦
- 視覚効果:小野寺浩
- デジタル合成:シネサイト
- アドバイザー:景山民夫
- 音楽プロデューサー:高桑忠男
- 音楽:水沢有一
- Fuji-Yama
- 制作協力:プラニング アーツ、アニメーション スタッフルーム、リンクス
脚注
関連図書
- 『ノストラダムス戦慄の啓示』新書版 幸福の科学出版 刊 1991年1月 旧ISBN 4-87688-114-6 ISBN 9784876881147
- ノストラダムスシナリオプロジェクト編『映画ノストラダムス戦慄の啓示・全秘密』 幸福の科学出版 刊、1994年8月 旧ISBN 4-87688-216-9 ISBN 978-4876882168
- 『マンガ ノストラダムス戦慄の啓示』幸福の科学出版 刊 1994年6月 旧ISBN 4-87688-211-8 ISBN 9784876882113