ニューエイジ・ミュージック
テンプレート:出典の明記 ニューエイジ・ミュージック (New Age music) とは、聴く人をリラックスさせ、前向きな感情を与える、心地よく美しいメロディが特徴の音楽のこと。
歴史
1960年代後半から、ヨーロッパおよびアメリカで、ヒッピー・ムーブメントの影響を受け自然回帰願望を持った人々を対象として、実験的な癒しの音楽として始まった。
1970年代から、ブライアン・イーノらの環境音楽(アンビエント・ミュージック)に刺激を受け、より多くの楽曲が活発に作られるようになっていく。
1981年に、マウンテンビューのタワー・レコードが初めて「ニューエイジ」を音楽市場のジャンルに加えた。
1985年から、本格的にジャンルとしてニューエイジが広まった。
記念すべき最初の受賞者となったのは、スイス出身のアンドレアス・フォーレンヴァイダーである。
その他にも、エンヤ、ジョージ・ウィンストン、クラナド、ウィリアム・アッカーマンなど、有名なアーティストが受賞している。
定義
クラシックやポップス、ジャズなど多様な要素をミックスしたような特徴を持ち、環境音楽、エレクトロニカ、ミニマル・ミュージック、ワールドミュージック、イージー・リスニングなどの音楽と多くの共通点を持つ。
これらの音楽とはジャンルの分類が非常にシビアであるため、混同されることも多い。
実際にCDショップやレコード業者の都合でニューエイジのジャンルで棚に並べられていることもある。
リラクゼーションや、瞑想を助けたり、音楽療法などの代替医療、ヨガ、チャクラなどに使用するための意図がこめられている場合もある。
主にピアノやシンセサイザーなどのインストゥルメンタルで演奏される。楽曲によっては人声を使用するものもある。
癒し系音楽ジャンルの1つとして認知されている。また、ヒーリング・ミュージックと呼ばれることもある。
特徴
ポップスと比較すると、自然、風景、旅、環境、宇宙、生命などをテーマにしたものが多い。
メロディは幾度も繰り返される様式が多く、それにより催眠感が形成されるとする楽曲もある。
ハーモニーには教会旋法や協和音、ドローンバスが用いられる楽曲もある。
いくつかの曲は自然の収録音が用いられることがある。
一部のニューエイジ・ミュージックはニューエイジ・ムーブメントと関連付けられるが、すべてのニューエイジ・ミュージックにニューエイジ・ムーブメントとの関連があるわけではない。
代表的な作曲家(50音順)
- アディエマス
- アンドレ・ギャニオン
- ヴァンゲリス
- エンヤ
- 喜多郎
- ケルティック・ウーマン
- 坂本龍一
- サラ・ブライトマン
- シークレット・ガーデン
- ジョージ・ウィンストン
- タンジェリン・ドリーム
- ハンス・ジマー
- 久石譲
- マイケル・ナイマン
- マイク・オールドフィールド
- エニグマ
- 西村由紀江