ナオミ・ワッツ
テンプレート:ActorActress ナオミ・エレン・ワッツ(Naomi Ellen Watts, 1968年9月28日 - )は、イギリス出身の女優。
生い立ち
イングランドのケント州ショアハムで生まれる。父親のピーター・ワッツはピンク・フロイドのサウンド・エンジニア[1][2]。母親のミヴ・ワッツはアンティークのディーラーや衣装デザイナーを務めていた[3]。幼少時のナオミがピンク・フロイドのメンバーらと共に納められている写真をニック・メイスンがピンク・フロイドの自伝に掲載した。1つ違いの兄であるベン・ワッツは現在イギリスで写真家として活動している。両親はナオミが4歳のときに離婚し、7歳で父を亡くす[4]と家族と共にウェールズのアングルシー島に移住。母方の祖父母(ヒュー&ニッキー・ロバーツ)と生活した。
ワッツは離婚後の母を端的にヒッピーと表現した[5]。ワッツが14歳の時、1982年に家族は祖母の出身地であるオーストラリアのシドニーに移住した。一家は揃ってオーストラリアの市民権を得たため二重国籍となったがワッツは国籍や愛国心について「イギリスでの14年間はとても幸せな日々で、離れたいと思ったことはない。オーストラリアに住んでいた頃も頻繁にイギリスを訪ねた。」と語っている[6]。
シドニーに移住後ワッツは複数の演劇学校に在籍した。15歳の時にオーディションで出会ったニコール・キッドマンとは現在に至るまで深い交友関係にある。
1986年に演劇活動を休止し、モデルとして生計を立てるために日本へ移住した。しかしプロのモデルとして肉体的な必要条件を満たしていなかったために、ワッツにとって全く興味の湧かない販売促進の部門に配属されそうになったことから4ヶ月で辞職[2]。彼女は後に当時のことを「人生で最悪の時期」と振り返っている。帰国後はデパートでファッション雑誌のアシスタントとして働いた。その中で小規模の演劇活動に招待されるうちに演劇活動への情熱を取り戻し、再び女優として活動する決意を固めた。
キャリア
女優としてのキャリアの始まりはオーストラリアのテレビドラマやコマーシャルであった。インディーズ映画で共演したキッドマンやタンディ・ニュートンが世間の注目を集める中でワッツは評価されるまでに到らず、後に演じるキング・コングの主人公・アン・ダロウの映画冒頭のころのようにカルト映画やB級映画で食い繋ぐ苦しい時期が長く続いた。
2001年にデヴィッド・リンチによる映画『マルホランド・ドライブ』の主役に抜擢され、ナショナル・ボード・オブ・レビューなど、数多くの映画賞を受賞。翌2002年に日本で大ヒットしたホラー映画のリメイク作品である『ザ・リング』に主演。このころから日本でもその名が知られるようになった。
2003年公開の『21グラム』で初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされた。2005年公開の『キング・コング』では37歳という年齢でヒロインを演じたことが大きな話題となり、ワッツのキャリアの中で最高額となる5億$超の興行収入を記録.[7][8]。
私生活
オーストラリアの学校でクラスメイトであったニコール・キッドマン[9]や『21グラム』で共演したベニチオ・デル・トロ、オーストラリア人女優アイラ・フィッシャーとは特に仲が良い。
過去にステファン・ホプキンスや『ケリー・ザ・ギャング』で共演したヒース・レジャーと2002年から2004年まで交際。2005年春からアメリカ人のリーヴ・シュレイバーと交際し、2007年7月28日にロサンゼルスでシュレイバーとの間に長男(アレクサンダー・ピート)を[10] 、2008年12月13日にニューヨークで次男(サミュエル・カイ)を出産[11]。
主な出演作品
映画
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1986 | For Love Alone | レオのガールフレンド | 日本未公開 |
The Custodian | ルイーズ | 日本未公開 | |
1991 | ニコール・キッドマンの恋愛天国 Flirting |
ジャネット・オジャーズ | 日本未公開 |
1993 | Wide Sargasso Sea | ファニー・グレイ | 日本未公開 |
マチネー/土曜の午後はキッスで始まる Matinee |
若手女優 | ||
1995 | タンク・ガール Tank Girl |
ジェット・ガール | |
監視 Persons Unknown |
モリー | 日本未公開 | |
1996 | スティーブン・キング/アーバン・ハーベスト2 Children of the Corn IV: The Gathering |
グレース・ローズ | |
1997 | ラスト・ウェディング Under the Lighthouse Dancing |
ルイーズ | |
1998 | ベイブ/都会へ行く Babe: Pig in the City |
声の出演 | |
娼婦ベロニカ Dangerous Beauty |
ジュリア・デ・レジー | ||
A House Divided | アマンダ | 日本未公開 | |
1999 | Strange Planet | アリス | 日本未公開 |
2001 | マルホランド・ドライブ Mulholland Dr. |
ベティ・エルムス/ダイアン・セルウィン | |
ダウン Down |
ジェニファー・エヴァンス | ||
Ellie Parker | エリー・パーカー | 日本未公開 | |
Never Date an Actress | 浅はかなガールフレンド | 日本未公開 | |
2002 | ザ・リング The Ring |
レイチェル・ケラー | |
Rabbits | スージー | 日本未公開 | |
Undertaking Betty | メレディス | 日本未公開 | |
2003 | 21グラム 21 Grams |
クリスティーナ・ペック | アカデミー主演女優賞ノミネート 英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート |
ル・ディヴォース/パリに恋して Le Divorce |
ロクサーヌ・デ・パーサンド | ||
ケリー・ザ・ギャング Ned Kelly |
ジュリア・クック | 日本未公開 | |
2004 | ハッカビーズ I ♥ Huckabees |
ドーン・キャンベル | |
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 The Assassination of Richard Nixon |
マリー・アンダーソン・ビック | ||
夫以外の選択肢 We Don't Live Here Anymore |
エディス・エヴァンス | 兼製作 日本未公開 | |
2005 | キング・コング King Kong |
アン・ダロウ | |
ステイ Stay |
ライラ・カルペッパー | ||
ザ・リング2 The Ring Two |
レイチェル・ケラー | ||
ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー Ellie Parker |
エリー・パーカー | ||
2006 | The Painted Veil | キティ・フェーン | 日本未公開 |
インランド・エンパイア Inland Empire |
スージー・ラビット | 声の出演 | |
2007 | イースタン・プロミス Eastern Promises |
アンナ | |
2008 | ファニーゲーム U.S.A. Funny Games U.S. |
アン | 兼製作総指揮 |
2009 | ザ・バンク 堕ちた巨像 The International |
エレノア・ホイットマン | |
2010 | 愛する人 Mother and Child |
エリザベス | |
恋のロンドン狂騒曲 You Will Meet a Tall Dark Stranger |
|||
フェア・ゲーム Fair Game |
|||
2011 | ドリームハウス Dream House |
アン・パターソン | |
J・エドガー J. Edgar |
テンプレート:仮リンク | ||
2012 | インポッシブル Lo Imposible |
マリア | アカデミー主演女優賞ノミネート |
2013 | ムービー43 Movie 43 |
サマンサ | |
美しい絵の崩壊 Adore |
リル | ||
ダイアナ Diana |
ウェールズ公妃ダイアナ |
テレビ
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1990 | Hey Dad..! | ベリンダ | |
1991 | Home and Away | ジュリー・ギブソン | |
Brides of Christ | フランシス・ヘファーナン | ||
1993 | 過失<br />Gross Misconduct | ジェニファー・カーター | |
1995 | ミラクル・アイランド Bermuda Triangle |
アマンダ | |
1996 | Timepiece | メアリー・チャンドラー | テレビ映画 |
Bermuda Triangle | アマンダ | テレビ映画 | |
1997 | スリープウォーカー Sleepwalkers |
ケイト・ラッセル | 9エピソードに出演 |
1998 | The Christmas Wish | レネー | テレビ映画 |
1999 | ユニコーン・キラーを追え The Hunt for the Unicorn Killer |
ホリー・マダックス | |
2000 | アリス The Wyvern Mystery |
アリス | テレビ映画 |
2002 | The Outsider | レベッカ・ヨダー | テレビ映画 |
脚注
外部リンク
テンプレート:Normdatenテンプレート:Link GA- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 2.0 2.1 Stated on Inside the Actors Studio, 2003
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ Watts turns back on Australia | The Daily Telegraph
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ Naomi Watts drawn towards Buddhism : Hollywood News : ApunKaChoice.Com