ドリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
テンプレート:Infobox Prepared Food ドリア（Doria）は、米を使った料理のひとつ。ピラフなど米飯の上にベシャメルソース（ホワイトソース）をかけてオーブンで焼いた料理[1]。
概要
横浜ホテルニューグランドの初代総料理長、サリー・ワイルが創作した料理。1930年頃に体調を崩した欧州の銀行家のために即興で考え出したものである[2]。米飯に芝エビのクリーム煮をのせ、オーブンで焼き上げたものが現在のドリアの始まりであり、上にチーズをのせる着想はワイル以降の後継者のものである[3]。
このドリアとは別に、イタリアの貴族・ドリア一族のためにパリのレストランが創作した、イタリア国旗の三色にちなんでトマト、キュウリ、鶏卵などの材料を使って作られた料理もあり、フランス料理では通常「ドリア風」といった場合、キュウリを添えることを意味する。テンプレート:要出典
一般的な調理法としては、バターを塗った耐熱容器にバターライスまたはピラフを盛り、ベシャメルソース（ホワイトソース）で覆い、その上から削ったパルメザンチーズをふりかけ、表面に焦げ色がつくまでオーブンで焼く。
エビやイカをいれたものはシーフードドリア、鶏肉をいれたものはチキンドリアと呼ばれるなど、具材によって様々な呼ばれ方をされるが、ライスグラタンと呼ばれることもある。
参考文献
関連項目
脚注
テンプレート:Food-stub- ↑ テンプレート:Cite encyclopedia
- ↑ 「訪問!あのメニューが生まれた店41 昭和5年頃誕生 ドリア 横浜ホテルニューグランド」『週刊文春』2012年3月8日号、pp.160-161
- ↑ 彩流社『ニッポン定番メニュー事始め』澁川祐子 190頁
