スーパーロボットスピリッツ
テンプレート:Infobox スーパーロボットスピリッツは、1998年7月17日にバンプレストがNINTENDO64で発売した対戦格闘ゲーム。バンプレストのNINTENDO64参入第1弾である[1]。
目次
概要
3Dグラフィックスで表現された、様々なロボットアニメの主役ロボット達が対戦するクロスオーバー作品である。
本作は、バンプレストが展開しているロボットウォーシミュレーションゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」と設定がリンクしており、1996年に発売された『新スーパーロボット大戦』に登場するバンプレストオリジナル作品『超機大戦SRX』のキャラクターが登場している。
ストーリー
テンプレート:不十分なあらすじ 人類が宇宙に進出して1世紀、謎の敵「エアロゲイター」の無人兵器が地球を襲い、地球側のスーパーロボットは次々敗れ戦局は悪化していた。そんな中「エアロゲイター」を支配する「レビ・トーラー」から、人類抹殺を始める30日後までに自分の「ジュデッカ」を倒してみせろとの通告があった。これに対し、スーパーロボットとパイロット、その仲間達が立ち上がった。
システム
基本的な部分のシステムは、中段攻撃や連続技の分岐、ダウンした相手への追い打ち攻撃など、『バーチャファイター』からの影響が強く見られる。ただし、ガードは十字キーを後方向へ入れる方式。地上と空中の2つのラインで闘うこともでき、地上と空中では出せる技が全く異なるものになる。また、地上からジャンプして高い位置を攻撃する技を出せば、叩き落すこともできる高さである。
必殺技は「スピリッツ技」と呼ばれており、攻撃を出したり受けたりすることで溜まるスピリッツゲージを消費して出すことができる。これはすべてガード不能となっている。一方、スピリッツ技の中でスピリッツゲージを多く消費し、パイロットのカットインが入るものについては「超必殺技」という呼称になっている。
対戦「格闘」ゲームとして作られているため、射撃系の攻撃は強くないものが多く、ほとんどのものはホーミング性も弱いか無いかで、狙いもつけず一定の方向に撃つものになっている。
プレイできるモード
- ストーリーモード
- 最初から使用可能な各キャラで、ストーリーに沿って他のキャラと闘い勝ち抜くモード。戦いの合間にデモが入り、話が展開する。ストーリーの内容によって勝利条件が変わる事は無い。隠しキャラは使用できない。
- VSモード
- 2人対戦するためのモード。対戦回数を増やせば、ロボットのカラーリングが増えることがある。
- 64モード
- コンピューターを相手に、自分が選んだロボット以外の相手と戦っていくモード。ストーリーの無いストーリーモードといった内容。マスターガンダム、デビルガンダムが使用可能。
- ガッツモード
- 敗北せずにどれだけ多くの敵を倒せるかを競うモード。ダメージを持ち越すが、ステージを進むときに少し回復する。
- タイムアタックモード
- 全ての相手を倒すまでの時間を競うモード。
- トレーニングモード
- 技の練習をするモード。
登場ロボット&キャラクター
最初から使用可能
- シャイニングガンダム(機動武闘伝Gガンダムより)
- パイロット ドモン・カッシュ(声優:関智一)
- 超必殺技:シャイニングフィンガーソード
- ダンバイン(聖戦士ダンバインより)
- パイロット ショウ・ザマ(声優:中原茂)、チャム・ファウ(声優:川村万梨阿)
- 超必殺技:ハイパーオーラ斬り
- ダイターン3(無敵鋼人ダイターン3より)
- パイロット 破嵐万丈(声優:鈴置洋孝)
- 超必殺技:サンアタック→ダイターンクラッシュ
- ボルテスV(超電磁マシーン ボルテスVより)
- パイロット 剛健一(声優:白石ゆきなが)、峰一平(声優:なし)、剛大次郎(声優:なし)、剛日吉(声優:なし)、岡めぐみ(声優:なし)
- 超必殺技:天空剣Vの字斬り、グランドファイヤー
- ウォーカー・ギャリア(戦闘メカ ザブングルより)
- パイロット ジロン・アモス(声優:大滝進矢)、チル(声優:なし)
- 超必殺技:ミサイル投げ
- ダンクーガ(超獣機神ダンクーガより)
- パイロット 藤原忍(声優:矢尾一樹)、結城沙羅(声優:なし)、司馬亮(声優:なし)、式部雅人(声優:なし)
- 超必殺技:断空光牙剣、断空砲フォーメーション
- R-1(バンプレストオリジナル)
- パイロット リュウセイ・ダテ(声優:三木眞一郎)
- 超必殺技:T-LINKナックル
条件を満たすことで使用可能
- マスターガンダム(機動武闘伝Gガンダムより)
- パイロット 東方不敗(声優:秋元羊介)
- 超必殺技:超級覇王電影弾、石破天驚拳
- デビルガンダム 最終形態・モビルアーマー形態(機動武闘伝Gガンダムより)
- パイロット キョウジ・カッシュ(声優:なし)
- 超必殺技:グラビティーキャノン
- ジュデッカ(バンプレストオリジナル)[2]
- パイロット レビ・トーラー(声優:折笠愛)
- 超必殺技:最終地獄ジュデッカ
ジャッジボイス
- 声優:秋元羊介
- 声優:林原めぐみ
1については『機動武闘伝Gガンダム』の毎回冒頭に登場する「ストーカー」のイメージを踏襲したもの。2についてはストーリーモードを一度クリアすると選択できるようになるものだが、林原めぐみが声を当てているキャラクターは本作に登場しておらず人選についての詳細は不明。
スタッフ
CM
テレビCMにはセルアニメーションが製作され、ダンクーガの断空剣を白羽取りするマスターガンダムや、シャイニングガンダム対R-1、ボルテスV対ダイターン3といった版権を超えた対決が実現した。
CMソング「鋼の魂」は作曲が渡辺宙明、歌は水木一郎と影山ヒロノブによるものでシングルCDとして発売された。この曲は後にSRX(R-1を含むRシリーズが合体する事で完成する巨大ロボット)のテーマ曲として「スーパーロボット大戦」シリーズで使用されているほか、ライブイベント・スーパーロボット魂の定番曲となっている。
関連商品
攻略本
- スーパーロボットスピリッツ 完全攻略ガイド ISBN 9784073095132
- スーパーロボットスピリッツのプロローグにあたる小説「スーパーロボットスピリッツ プレストーリー」が収録されている。『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』のカイ・キタムラやエルザム・V・ブランシュタイン及びヒュッケバインMk-II・トロンベは、この小説が初出となっている(ただし、トロンベの名称はこの時点では存在しない)。
CD
- スーパーロボットスピリッツ featuring 鋼鉄兄弟&アップル・パイ
- サウンドトラック。鋼鉄兄弟、アップル・パイが歌う原作アニメのOP・ED曲のメドレーも収録されている。特典として6枚のオリジナルカードが封入されている。