スピン・シティ
テンプレート:Infobox television 『スピン・シティ』(Spin City)は、1996年から2002年にかけてアメリカのABCテレビで放送されたシリーズドラマで、ニューヨークの市庁舎を主な舞台としたシチュエーション・コメディである。主演はマイケル・J・フォックス、後にチャーリー・シーン。
制作総指揮は、人気コメディドラマファミリー・タイズのプロデューサーであったゲイリー・デイヴィッド・ゴールドバーグと、同じく人気コメディドラマである『フレンズ』の脚本を手掛けるなどした経歴を持つビル・ローレンスが担当した。
マイケル・J・フォックスはこの番組で ゴールデングローブ賞のテレビ主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を1997年度から1999年度まで3年連続で受賞、 プライムタイム・エミー賞のコメディ部門主演男優賞を2000年度に受賞した。チャーリー・シーンもこの番組で第59回ゴールデングローブ賞テレビ主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。
目次
概要
ドラマの舞台は世界一の大都市・ニューヨークの市庁舎。主人公のマイク(マイケル・J・フォックス)は、市長補佐として市政運営を統括する若きエリートで、恋に仕事に大忙し。ちょっとポンコツな市長とスタッフの尻を叩きながら、次から次に巻き起こるトラブルへの対処に明け暮れる。
形式としてはシットコム(シチュエーション・コメディ)と呼ばれるカテゴリに分類され、日本でも日本語吹き替え版がTBS、Super! drama TVにて放送されていた。合計6シーズン・全145話から成っている。
マイケル・J・フォックスが第1シーズンから第4シーズン(第1話~第100話)まで主演を務め、フォックスがパーキンソン病治療のために番組を降板したあとの第5-6シーズン(第101話~第145話)はチャーリー・シーンが主演を務めた。(ただし、フォックスは降板後もエグゼクティブ・プロデューサーとして番組に参加していた。また、第124話~126話にかけての3話にはゲスト・スターとして出演している。)
登場人物(レギュラー)
役名 |
英語表記 (役者、日本語吹き替え版声優) |
解説 |
マイケル・フラハティ
- Deputy Mayor Michael Patrick "Mike" Flaherty (マイケル・J・フォックス、宮川一朗太)
- 主人公[1]。ニューヨーク市長補佐[2]。愛称はマイク。年齢約30歳[3]。史上最年少で市長補佐となった法学部卒のエリートで、市長直属の市政運営チームをトップとして率いる。
- 次々に巻き起こるトラブルを手段を選ばず解決していくその辣腕ぶりには、市長およびスタッフ一同から多大な信頼が寄せられている。また、有能なだけではなく会話のウィットに富み、友情にも厚いその人柄は、皆から愛されている。
- 一方では子供っぽく軽薄で、口先の巧さとその場しのぎの機転だけで世渡りしている面があり、自らトラブルメーカーとなることも多々ある。女性遍歴も奔放で、シリーズ開始初期に深く理解しあっていた市庁舎担当の記者アシュリーと別れてからは、美人弁護士やスーパーモデル、美人マジシャンらと、次々に浮名を流す。
ランドール・ウィンストン
- Mayor Randall Winston Jr. (バリー・ボストウィック、篠原大作)
- ニューヨーク市長。主人公マイクの直属の上司に当たる。マイクと外見、性格、年齢の全てにおいて対照的な存在。年齢約50歳、非常な長身[4]で、お坊ちゃん育ちの無邪気な性格からお惚けを連発する、愛すべき人物。その無頓着さと子供っぽさから何かとトラブルを起こす困った政治家であり、マイクたちはいつも事態の収集に追われている。しかし、部下に全てを委ねる度量の大きさと、ここ一番で会心の逆転劇を出す嗅覚や強運、そして何よりも守ってあげたくなるような茶目っけなど、部下にとっては得難い魅力にあふれた人物である。
- 既婚者[5]で娘が1人いる[6]が、シリーズの途中で冷え切っていた妻との仲に決定的な溝が生じ、離婚する。離婚の際には100万ドルの慰謝料を取られた。また離婚後も、ヘレンから度重なる嫌がらせ(選挙で対立候補の応援をされるなど)を受けるが、恋愛ではマイクの母と関係したり、秘書のジャネルと付き合うなど、私生活を楽しんでいる。
- マイクにとっては上司であると同時に父親のような存在でもあるが、マイクの母と市長が関係を持って本当に父親のようになりかけたことはショッキングな出来事であり、トラウマとして何度かネタにされている。
- シリーズ途中で上院選への立候補を思い立つも断念し、代わりに3選を目指して市長選に出馬する[7]。この上院選出馬を検討していた際に、選挙参謀として雇われたのがケイトリンである。
ポール・ラシター
- Paul Lassiter (リチャード・カインド、 塩屋浩三)
- 報道官。チーム随一の使えない男。巨体だが、反して人としての器が極めて小さく、会見での誤魔化しと市長へのゴマすり、それにサボりしか能がない。記者からの質問には「解りません」「不明です」を連発し、無意味なトリビアで会見の間をもたせる。常軌を逸したケチで、金銭感覚の桁が小さい方にずれており、同僚にも決しておごらず、あげくはバーでつまみを盗んだり、同僚の貯金箱を勝手に使ったりと、手癖まで悪い。
- しかし、太った丸っこい巨体につぶらな瞳という、クマのような愛らしい外見に、デクノボウな鈍感さと騙されやすさが合わさった妙な魅力が、マスコットキャラとして愛されている。食いしん坊で、お菓子に目がなく、他のスタッフの分まで食べたり、くすねたりする。
- そんなポールをなぜか唯一心から愛せる女性、クローディアと結婚して、チームの中では無二のの安定した幸せをゲットするが、彼女が突然修道女になる決意を固めたため、やむなく独り身に戻った。カーターの犬のラッグズを間違えて殺してしまったことがある。
スチュアート・ボンデック
- Stuart Bondek (アラン・ラック、鳥畑洋人)
- 市長補佐のアシスタント。変態。特に諜報戦においてマイクの片腕を務める。角刈りの細長い顔に、大きな黒縁のメガネをかけている。
- 厚顔無恥で、ブラックジョーク、下ネタ、セクハラ、イタズラに人生を捧げており、それでどんなに見下されても決して傷つかない。性欲旺盛で、男女関係は奔放らしくはあるが、基本的には下劣さと底の浅さが敬遠されてモテない。カーターがゲイであることに関連付けたジョークと、同僚であるニッキーやステイシーなどに対するセクハラ発言のオンパレードは、作品の基調をなしている。市庁舎内でも悪名高い。
- シリアスなシーンを最後にぶち壊しにすることにかけて右にでる者はいないが、それが逆に救いをもたらしてしまう、不思議な男。
カーター・ヘイウッド
- Carter Heywood (マイケル・ボートマン、吹き替え:樫井笙人)
- マイノリティ問題担当。ゲイ。洒落たスーツを着こなすスキンヘッドの黒人。市民運動家だったが、第1話で市長の失言を痛烈に非難したことでマイクに目を付けられ、敵対するよりも取り込んだほうが良いというマイクの判断でチームに迎えられた。教養が高く能弁で、同僚から良く悩み相談をもちかけられる包容力を備え、新入りにも関わらず早々にチームへ馴染んた。市長からの信頼も厚く、主人公のマイクや問題児のスチュワートにとってはかけがえの無い親友である。
- 文学や哲学、またオペラやバレエ、ミュージカルなどの芸術にも精通している。ただし、その教養をひけらかす薀蓄やジョークは、周りから面倒くさがられている。
- ゲイであることはシリーズを通して絶え間なくジョークのネタにされている。また、 ラッグズというよぼよぼの老犬を溺愛している。
ジェームス・ホバート
- James Hobert (アレクサンダー・チャップリン、浜田賢二)
- スピーチライター。ウィスコンシン州出身の純朴な田舎者の青年で、スタッフの中でも一番若く、周りからは「坊や」と揶揄されている。ポールと共によくスチュアートにコケにされる。一時スピーチライターを首になり、「市長補佐補佐」なる役職に就く。後にスピーチライターに復帰。
- スピーチライターとしての才能はイマイチな部分が大きいが、歌が上手い、タップダンスが踊れる、豚の操縦にかけては名人芸など、密かに多才である。
- 女性経験がほとんど無く、性的な関係に至っては皆無である。モテないわけでは無く、むしろ女性の方から声をかけてくるほどキュートな魅力があるが、いつも邪魔が入ったりヘマをしたりで上手く行かず、劇中では童貞キャラとして度々ネタにされている。
ジャネル・クーパー
- Janelle Cooper (ヴィクトリア・ディラード、園田恵子)
- 市長の秘書を務める黒人女性。登場人物の中では最も良識のある人物.
- ニッキーと親友で、ここにステイシーが入って職場の3人娘を構成する。
- シリーズ前半から市長と交際をはじめ、それが新たなトラブルの火種となる。
ニッキー・フェーバー
- Nikki Faber (コニー・ブリットン、唐沢潤)
- 会計担当の女性スタッフ。30歳前後[8]。
- 結婚願望が強い[9]が、男運が無く、焦ってダメ男と付き合ってはすぐに別れを繰り返し、良い男でも邪魔が入って絶対に上手くいかない。「ニッキーが今度はどんな男を連れてくるか」は、シリーズ構成上の柱の一つである。
- 古風だがグラマーな容姿に裏表のない性格だが、服装や音楽の趣味の点でオバサン臭さを発揮する時がある。
- シリーズ中盤から主人公のマイクと交際するに至って、一時はヒロインの位置にまで登りつめた[10]。
アシュリー・シェーファー
- Ashley Schaffer (カーラ・グギノ、落合るみ)
- 市庁舎担当の新進気鋭の記者で、マイクおよびポールとはいわば天敵の関係にあるが、同時にマイクの恋人でもある。シリーズの序盤でマイクと同棲していた。
- 「恋と仕事の両立」という初期のテーマの中で重要な役割を占め、立場の違いや忙しさにめげず、マイクと何でも話し合って乗り越えていく良きパートナーだったが、第12話と第13話の間で、遠地でのキャリアを選んだとして唐突に別れた。
ステイシー・パテルノ
- Stacy Paterno (ジェニファー・エスポジート、藤井千夏)
- マイクの秘書を務める若い女性。23歳。第28話からの途中参加だが、イタリア系として、白人のニッキー、黒人のジャネルと共にトリオの看板娘を結成し、掛け合いで重要な役割を果たす。
- 奔放な性格とナイスバディを持ち、ダンスクラブやパーティーに熱心に通うが、家はガチガチに保守的。
- 機転が利き、それでマイクの秘書の座を射止めたほか、ユダヤ系、プエルトリコ系など様々な人種を装うことが出来る特技や、嘘を見分ける能力を持つ。
- 第3シーズンからは髪をブロンドに染めた。
- 第4シーズンのケイトリン・ムーア参入と入れ替わりに降板した。その際は特にエピソードは設けられず、ただ空いた机だけを画面に残した。
ラッグズ
- Rags / Reginald R. Ragamuffin the Third (Wes)
- 小型犬。本名、レジナルド・R・ラグマフィン3世。 カーターの少年時代からの愛犬であり、相当な老犬である。あまりにも長生きしているためか、その年齢については飼い主であるカーター自身も劇中で19歳、27歳、35歳などとしょっちゅう発言が変わっており、正確な把握はできていないようである。カーターは高級ドッグフードを与えたり、服を着せたり、美容院に連れて行ったりと何かとラッグズを溺愛しているが、ルームメイトであるスチュアートも含め、他人からはあまり理解されていないようである[11]。
- また、その風貌が初見の人には犬に見えないようで、しばしば他の動物と誤解され、あとで犬と知り驚かれることもしばしばある。ラッグズ自身は、これ以上長生きしてカーターに飼われ続けることに苦痛を感じているようで、早く死にたいと願いしばしば自殺を図ろうとするが[12]、カーターなどに阻止されなかなか死ねない。
- 第3シーズンの初回(第49話)でカーターが職場に連れてくる。
ケイトリン・ムーア
- Caitlin Moore (ヘザー・ロックリア、幸田直子)
- 選挙参謀。元々は市長の上院選出馬のために雇われた[13]。ハーバード大学出身の才色兼備の女性。自分の容姿にやや自意識過剰気味なところがあるほか、音痴である。最初はマイクと仲が悪かったが、後に交際をするまでに関係が発展する。マイクが市長補佐を退任した後もしばらく付き合っていたが、その後別れてしまった。
チャーリー・クロフォード
- Deputy Mayor Charlie Crawford (チャーリー・シーン、井上和彦)
- 市長補佐(チャーリー・シーンのスピン・シティ-第5・第6シーズン)。マイクの後任として雇われた。かなりの女好きでプレイボーイである。かつてはワシントンD.C.でも職を得ていたが、前述の奔放な女性関係が災いして信用を失い、どうしようもなくなったところ(本人曰く“これが最後のチャンス”だという)を市長に拾われるような形で、マイクの後任として補佐職に就いた。
- 女好きであると同時に、かつてはギャンブルにのめり込んでいた時期があり、このギャンブル癖が核となるエピソードがある。
その他の登場人物
- カレン・パルミエリ
- karen Palmieri (テイラー・スタンリー / Taylor Stanley、田村ゆかり)
- 市長のオフィスに来ている実習生(シリーズ序盤のみ出演)。いつでも笑っているような天真爛漫なキャラクターで、「オキドキ(Oki-Doki,OKの意)」と言うのが口癖。
- ヘレン・ウィンストン
- Helen Winston (デボラ・ラッシュ、野沢由香里)
- ウィンストン市長の妻。市長との関係は冷え切っており、またスタッフからも“恐妻”として恐れられている。シリーズ序盤でとうとう市長との仲に溝が生じ、離婚することになる。離婚後は暴露本を出したり、市長選で対立候補を応援するCMに出演したりと、市長に対して何かと嫌がらせをする。
- ローリー・パレス
- Laurie Parres (ポーラ・マーシャル)
- 市長の離婚調停で妻側の代理人となった美人弁護士。マイクと恋に落ちる。
- クローディア・サックス
- Claudia Sacks (フェイス・プリンス)
- ポールのファンクラブなるものの会長を名乗り、ポールを呼び出した女性。小学校教師。後にポールと結婚する。
- ディアドレ・ウェスト
- Deidre West (ベス・リトルフォード)
- 悪女。スチュアートの恋人として時々登場する。性倒錯者で、周りから「悪魔」と呼ばれるその暴力的な性格は、スチュアートをすら怯えさせる。
ゲスト出演
スピン・シティにはたくさんの著名人が本人役、あるいは役者の経歴や評判を活かした役柄でゲスト出演している。以下はそのリスト。
役名 | 役者 | 登場回 | 解説 |
---|---|---|---|
ダン・ドナルドソン Dan Donaldson |
ジョージ・ウェント George Wendt |
8 | |
トミー・ドゥーガン | ウディ・ハレルソン Woody Harrelson |
9 | 一日市長コンテストの優勝者。スタッフは子供だと思い込んでいたが、成人男性だった。 演者のウディ・ハレルソンは、父親が現実に殺し屋だったという過酷な環境から這い上がってきた人物で、本人も様々なスキャンダルを持つ。 |
ベッキー Becky |
ジェニファー・ガーナー Jennifer Garner |
10 | ジェームスの純朴な元カノ役。 |
市議会議員 | エド・コッチ Ed Koch |
10 | 元ニューヨーク市長。 |
ダニエル・ブリンクマン Danielle Brinkman |
コートニー・ソーン・スミス Courtney Thorne-Smith |
14 | マイクが大学時代のクラスメイトだった女性。失恋後の恋人候補となる。 |
スペンス Spence Kaymer |
ルーク・ペリー Luke Perry |
16 | カーターの元カレで、ハンサムなゲイ。 演者のルークは、日本でもヒットしたドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』のディラン役で有名。 |
ロージー・オドネル Rosie O'Donnell |
ロージー・オドネル Rosie O'Donnell |
17 | 本人役。テレビ司会者、女優。レズビアンである。 |
パトリック・ユーイング Patrick Ewing |
パトリック・ユーイング Patrick Ewing |
17 | 本人役。バスケットボール選手。 |
デイヴィッド・レターマン David Letterman |
デイヴィッド・レターマン David Letterman |
17 | 本人役。莫大な年収を誇る、全米屈指のトップタレント。コメディアン、司会者、プロデューサー。 |
ラリー・キング Larry King |
ラリー・キング Larry King |
17 | 本人役。ラジオ・テレビ司会者。 |
ジョージ・ステファノプロス George Stephanopoulos |
ジョージ・ステファノプロス George Stephanopoulos |
17 | 本人役。クリントン政権で広報担当大統領補佐官を務めた。後にテレビキャスター。 |
サラ | マーリー・マトリン | 20 | 聴覚障害者団体の代表。 演者のマトリンは実際に聴覚障害者で、映画初出演となった『愛は静けさの中に』によって、史上最年少でのアカデミー主演女優賞を受賞した。 |
アイザック・ミズラヒ Isaac Mizrahi |
アイザック・ミズラヒ | 23 | ファッションデザイナー。カーターと付き合う。 本人役。 |
アビー・ラシター Abby Lassiter |
ラクエル・ウェルチ Raquel Welch |
26 | ポールの母。似ても似つかない美貌を誇る。 演者は「20世紀最高のグラマー」と称されたセクシー女優。 |
ジェニファー | マーラ・メイプルズ | 28 | 市長の恋人だったがマイクに鞍替えし、二人の仲を気まずくさせる。 |
ドリュー・ウエスト | ドリュー・ウエスト | 30 | 本人役。毒舌DJで、サイン会のバッティングをきっかけにして市長とやりあう。 |
レジス・フィルビン | レジス・フィルビン Regis Philbin |
30 | 本人役。人気クイズ番組“Who Wants to Be a Millionaire”など、様々な番組でホストを務めるアメリカの有名なテレビ司会者。自身が司会を務める番組に、スピン・シティのキャラクターが出演するという形で、複数回ゲスト出演している。 |
― ― |
キャシー・リー・グリフォード Kathie Lee Gifford |
30 | 演者はテレビ司会者、歌手。 |
レネ | トレイシー・ポラン | 31 | マイクの昔の恋人で、ある年齢まで互いに独身だったら、再開して結婚しようと約束していた。 演者のトレイシーはマイケルの妻。 |
メイシー・フラハティ Macy Flaherty |
メレディス・バクスター Meredith Baxter |
33 | マイクの母親。市長と深い仲になってしまい、息子のマイクを唖然とさせる。 演者はドラマ『ファミリー・タイズ』でもマイケルの母親役を務めた女優。 |
アラン・ダーショウィッツ | アラン・ダーショウィッツ | 34 | 本人役。アメリカの著名な刑法学者・弁護士。ハーヴァード大学教授。 |
メグ・ウィンストン | アリッサ・ミラノ (声:斎藤恵理) |
35 | ウィンストン市長とヘレン夫人の1人娘。現在は大学(のちにロースクールに進学したようである)に通っており、休暇の際にたびたびニューヨークに戻ってくる。
大学に行ってからはへそピアスをしたり、タトゥーを入れたりとかなり自由奔放になったようで、父親である市長はメグとの接し方で悩むこともある。また、動物愛護運動などに興味を持ち、それが原因で市長が出席した馬車免許交付イベントで大問題を引き起こしたり、学内で知り合った男に惚れ込んでロースクールを中退すると言い出すなど、たびたび市長やスタッフたちを困らせる。 |
ドナルド・トランプ | ドナルド・トランプ | 38 | 本人役。不動産王。 |
― ― |
モス・デフ |
39 | 路上でカードゲーム賭博を開帳するディーラー役で出演。演者は俳優でMC。 |
カーリ・ザ・マジシャン | ノエル・ベック | 46 | マジシャンの美女。 |
ハイディ・クルム | ハイディ・クルム | 49 | 本人役。スーパーモデル。 |
ノーランド | バリー・コービン | 52 | 資産家。 |
ネイト | ルー・ダイヤモンド・フィリップス | 55 | マイクの幼なじみで、海軍軍人。 |
ジェフ・ゴードン Jeffery Gordon |
ジェフ・ゴードン Jeffery Michael "Jeff" Gordon |
57 | 本人役。アメリカのNASCARで活躍する有名なレーシングドライバー。 |
ジェイソン・ウィリアムズ Jayson Williams |
ジェイソン・ウィリアムズ Jayson Williams |
57 | 本人役。バスケットボール選手。 |
デレク・エヴァンス Derek Evans |
フランキー・ミューニース Frankie Muniz |
57 | 腎臓病の子供役。 |
― | ジョー・トーリ | 58 | 「野球のことは良く分からない」と発言する視聴者役。当時のニューヨークヤンキース監督。 |
マリー・パテルノ | プリシラ・プレスリー | 65 | ステイシーの美しい叔母。 演者はエルヴィス・プレスリーの元妻。 |
オーウェン・キングストン | クリストファー・ロイド | 66 | マイクの恩師。狂信的な言動をとるようになっていてマイクを困らせた。 演者は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケルと名コンビを組んだドク役。 |
ビル・マー William "Bill" Maher, Jr. |
ビル・マー William "Bill" Maher, Jr. |
67 | 本人役。テレビ司会者、コメディアン。 |
パーカー | ジョン・スチュワート Jon Stewart |
72 | 証券会社員。演者はマルチタレント。 |
ロジャー・クレメンス William Roger Clemens |
ロジャー・クレメンス William Roger Clemens |
75 | 本人役 メジャーリーグのプロ野球選手。大リーグ史上5本の指に入る投手といわれた。 |
ピーターソン | マイケル・グロス | 99 | 精神科医。 演者のグロスはドラマ『ファミリー・タイズ』でマイケルの父親役を務めた俳優。 |
シンディ | ダコタ・ファニング Hannah Dakota Fanning |
110 | 孤児院の少女役。 演者は映画『アイ・アム・サム』によって新人賞を総ナメにした名子役。 |
スコット | ジェイソン・プリーストリー Jason Priestley |
114 | チャーリーの親友。 演者は『ビバリーヒルズ高校白書』のブランドン役で有名 |
マイケル・フラハティ | マイケル・J・フォックス | 124 | 以後数話に連続出演。 |
シモンズ判事 | ファラ・フォーセット Farrah Leni Fawcett |
124 | 市長の恋人。 演者は「ファラ・カット」と呼ばれる髪型とともに世界的アイドルとなったセクシー女優。 |
ジェニファー・ダンカン Jennifer Duncan |
デニス・リチャーズ Denise Lee Richards |
125 | 対立候補の選挙参謀。 演者はボンドガール役等で有名なセクシー女優。このドラマをきっかけにチャーリー・シーンと結婚したが、後に離婚。 |
ミシェル Michelle |
ロリ・ロックリン Lori Loughlin |
128 | カーターの女友達。 演者はドラマ「フルハウス」のレベッカ役として日本でも。 |
レイ・クロフォード Ray Crawford |
マーティン・シーン Martin Sheen |
137 | チャーリーの父親役で出演。マーティンとチャーリーは実の父子でもある。 |
- その他
演出
シットコムという近年の日本においてはなじみの薄い手法である。30分構成の中に、3~4分ごとの様々なシチュエーションが用意され、登場人物たちの会話を中心に物語が綴られている。
要所要所に笑い声が挿入されており、視聴者の笑いを誘う。
エピソード
http://www.imdb.com/title/tt0115369/episodes
日本語版制作スタッフ
その他
- 2010年6月現在、日本ではビデオ・DVD化されていない。
脚注
外部リンク
- TV Tome: Spin Cityテンプレート:En icon
- Super! drama TV | マイケル・J・フォックスのスピン・シティ
- Super! drama TV | チャーリー・シーンのスピン・シティ
- テンプレート:Imdb title
- ↑ (マイケル・J・フォックスのスピン・シティ-第1~4シーズン)
- ↑ 英語では“Deputy Mayor”と表記されている。これは本来、日本語では「副市長」や「助役」を表す言葉であるが、マイクの役職はあくまでも市長補佐(官)である。
- ↑ 30歳の誕生日を迎えるというエピソードがあるが、チャーリー編で「5年仕えた」と発言していることから加齢は要考慮。
- ↑ 俳優バリー・ボストウィックの身長は193cm。
- ↑ 妻はヘレン・ウィンストン。
- ↑ メグ・ウィンストン。
- ↑ もっともニューヨーク市では、この3選出馬のエピソードが放送された頃には、市長の3選出馬は条例で禁じられていた。実際にニューヨーク市で市長の3選出馬が解禁されたのは、スピン・シティが放送終了してから6年後の2008年10月に、市議会で3選禁止を定めた条例が改正されてからである。
- ↑ 劇中では「サバを読んでも28歳」と発言している。
- ↑ 初登場時は、職務中に電話で猥談に耽るという、すれた頽廃的なキャラクター設定だったが、しだいに「男運の無い、結婚願望だけが募る行き遅れ」という設定が定着した。
- ↑ 登場はマイケル編のみで、チャーリー編には出演していない。
- ↑ 現にスチュアートは、しばしばラッグズのことを「ヨボヨボ犬」「醜いジジ犬」などと形容してバカにしている(ただし、劇中ではスチュアートがラッグズを可愛がっていたり、あるいはちゃんとペットとして認識していると考えられるようなシーンも登場する。)
- ↑ 劇中でも、ラッグズが自殺を試みている様子が実際に描かれたり、実際に描かれなくとも同居人であるスチュアートなどの口から語られることがある。
- ↑ その後市長は上院選への出馬を断念しているが、ケイトリンは引き続き市庁室のスタッフの一員として雇われており、選挙以外の仕事もこなすようになっている。