コーカサス諸語
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コーカサス諸語(コーカサスしょご)またはカフカース諸語は、主にコーカサスで話されている3つの語族に属する約40種の言語の総称。
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コーカサス地域の言語分布図
- 南コーカサス語族(カルトヴェリ語族)
- 北西コーカサス語族(アブハズ・アディゲ語族)
- 北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)
- ナフ語派
- バツ語(またはバツビ語、ツォヴァ・トゥシ語)
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- アヴァル語
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- Akhvakh–Tindi
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- Karata–Tindi
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- Botlikh–Tindi
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- Bagvalal–Tindi
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- Tsez–Hinukh
- テンプレート:仮リンク(ディド語 Dido language)
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- Bezhta–Hunzib–Khwarshi
- Tsez–Hinukh
- ラク語
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- 東サムール諸語(Eastern Samur)
- 南サムール諸語(Southern Samur)
- 西サムール諸語(Western Samur)
- ナフ語派
この3つの語族が1つの語族を成すかどうかは古くから論じられてきたが、未だ結論を見ていない。しかし、北東コーカサス語族と北西コーカサス語族とのあいだには、系統的な関係があるとする見方が有力である。
話者は約500~600万人(うちグルジア語が約400万人)、文法的には膠着語に属するが、コーカサス地方周辺の印欧語族、テュルク諸語のいずれとも類縁関係が見られない言語島(孤立した言語)である。コーカサス地方から遠く離れたピレネー山脈付近のバスク語も同じく系統不明な言語であり、コーカサス諸語と同語族を構成するという説がある[1]。古くコーカサスはギリシャ・ローマ人より「イベリア」と呼ばれており、ここからスペインに移住した民族がバスク人の祖となり、イベリア半島の呼称もそこから来ているという説であるが、互いの類縁関係は未だ証明されておらず支持は得られていない。