クルーズ客船
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クルーズ客船(クルーズきゃくせん、cruise ships)とは、乗客に船旅(クルーズ)を提供するための旅客船である。
宿泊設備を持つことは勿論、レストランやバー、フィットネスクラブやプールなどの設備を備え、 サービス要員や医師・看護師なども乗船しており、長期間の船旅を楽しめるようになっている。
目次
区分
日本では「豪華客船」とひとくくりにされることが多く、旅行代金も高額商品の典型のように扱われるが、実際には日本のリゾートホテルと比べても割安な泊単価設定の船から、本当に「豪華絢爛」と呼ぶにふさわしい船まで、様々なクルーズ客船が存在する。
クルーズ客船は、そのサービス内容と価格帯により、次の三クラスに区分される。 各クラスは個別の船ではなく、「クルーズ会社」毎に分類される。 これは、その会社が運航する船は、どれも同等のサービスを提供することが基本だからである。
しかしながら実際問題として、同じ運航会社でも船毎により差は生じるわけであり、個別船のランク付けについては、ダグラス・ワードによるベルリッツ・クルーズガイドも参考となる。
マス(Mass)
その名の通り、マス(大衆)層を対象とした船。“Casual Class”“Contemporary Class”とも呼ばれる。
US$100~350/泊。(二人部屋を二人で使用した場合の一人当り単価の目安。以下同様)
船型を大型化することによるスケールメリットで単価を下げている。
また、値段は低いが、その分、船内での飲食の有料部分を多くしたり、カジノのスペースを大きく取り、それらを収益源とするビジネスモデルを採っている。
主な運航会社は以下の通り
プレミアム(Premium)
US$150~400/泊。
付帯するサービス(全食事付き、付帯イベント類)を加味すれば、このクラスの下・中級船室であれば、なお日本のリゾートホテルと同等ないしは割安と考えられる。
主な運航会社は以下の通り
ラグジュアリー(Luxury)
クルーズ客船の中でも上級なサービスを提供する船。
US$400~1,000/泊。
主な運航会社は以下の通り
- リージェント・セブン・シーズ(旧ラディソン)
- シルバーシー
- シーボーン
- クリスタルクルーズ
- キュナード(※)
※キュナードはプレミアムに区分されることがある。 これは同社が客室により差を付けるサービスをしているため。(下級船室のサービスはラグジュアリーとは言い難い、という判断)
ブティック(Boutique)
ラグジュアリーの中でも、船型を比較的小規模に抑え、乗客に対する乗組員比率を更に高くし、一人一人によりきめ細かいサービスを提供する船をこう呼ぶことがある。
価格帯は US$600/泊以上。
主な運航会社は以下の通り
- リージェント・セブンシーズ
- シルバーシー
- シーボーン
- ハパグロイド
なお、上記は欧米流サービスによる区分であり、日本のクルーズ会社についてはその独自の文化、サービス、価格設定によりこの区分には馴染まず、分類されていない。
しかしながらあえて分類するとすれば、前述のベルリッツ・クルーズガイドによる星の数からすると、郵船クルーズがラグジュアリー、商船三井客船と日本クルーズ客船がプレミアムの中でも上位に位置するということになると断定できる。
クルーズ市場
国土交通省海事局の発表によると、2012年の日本国内のクルーズ人口(外航クルーズと国内クルーズを合わせた日本人乗客数)は10年ぶりに20万人を超えた。また、港湾への寄港回数も初めて1000回を突破、過去最高を記録している。[1]
船内設備
基本的に備えられているのは宿泊設備、複数のレストラン及びバー、ラウンジ、プール、フィットネスクラブ、スパ、美容室、ショップ、劇場、カジノ、医務室などで、船の規模や各クルーズ会社のカラーによって設備が異なる。
まずカーニバルやコスタといった大衆向けのクルーズ客船では託児施設が充実していて、カジノが大規模だったりするのだが(料金の安さを補うため)、シルバーシーなどの高級船では託児施設はなく、カジノも小規模である。また日本船の場合にはカジノはなく(カジノ風のゲームスポットはあるが、獲得したチップを換金したり商品と交換することはできない)、その一方で大浴場を設けている。
レストランは、メインのダイニングとビュッフェ形式のものの二種が設置されるのが基本であるが、最近はそれとは別に有料のレストランを設ける傾向にある。
また、カーニバルの場合にはファンタジー級からウォータースライダーを装備。ロイヤルカリビアンの場合は煙突(ファンネル)周辺にラウンジを設置。HAL の場合は船内の至るところに美術品を飾っているなどの、会社によっては特徴となる設備を設けている。
客室
客室は主にスタンダード・ミニスイート・スイートの三つに大別される。基本的にこの3種類の客室で構成されているといってもいいが、船のグレードによってはミニスイートまでしかない船や、ミニスイートから始まる船というのも存在する。
レストランなどのパブリックスペースは比較的、機関部や煙路に近い配置とすることで、上級客室ほど、これらの騒音と振動から離れた上階、かつ船首寄りの配置となっている。
スタンダード
スタンダードとはいっても内側・窓側・ベランダ付きの三つに分かれるが、設備としては15~18平方メートル前後のスペースに窓があるかないか、ベランダがついているかどうか程度の違いでしかない。ただし眺望を得るための窓、ベランダの有無は客室のランク付けでは重要視される部分となる。
基本的な設備はベッド、テーブル、椅子、TV、電話、タンス、洗面所、トイレ、シャワーといった設備で部屋のスペースが広ければソファが、船によっては金庫が設置されている場合もある。バスタブはこのクラスでは基本的についていない。
定員は2名であるが、場合によっては4名の場合もある。4名の場合は天井や壁にベッドが格納されている。
部屋の電話は衛星を通じての国際電話も可能だが、陸上よりも高額のチャージ(電話料金)がかかる。
ミニスイート
ミニスイートは30平方メートル前後の部屋で寝室と居間が別れており、スタンダードの設備に加えて冷蔵庫、バスタブ、ビデオなどがつく。船によってはウォーク・イン・クローゼットがついていたり、シャワーブースが設けられていることもある。また、ベランダ付きの船であるのならほとんどの確率でついている。
スイート
スイートはおおむね50平方メートル以上で最大なものになると1,000平方メートルを超える。広々とした居間に複数の寝室というのが基本である。
浴室も大理石で、船によっては窓がついていたり、ベランダにジャグジーがついていたりすることもある。ただし、眺望を考えてのことから高層階の角(つまり前方と後方)に設けられていることも多いが、船で一番揺れるのは高層階の端である。また、執事がつく等の特別なサービスを得られることもある。
「スイート」とは「甘い」(Sweet)では無く、「一組、一そろい」(Suite)という意味であり、Suite だけで「続き部屋」のことを指す(ホテル#客室の種類を参照)。
クルーズ船のデザイン
1950年代までの外国航路時代の大型客船、例えば現在、横浜港に展示してある「氷川丸」のような船は、スラリとした船型が特徴であった。これは大洋を横断する定期航路に就航する客船は荒天時の耐候性を考慮しなければならないからである。海外旅行の主役を飛行機に譲り、目的地へ早く移動するためではなく目的地まで行く過程を楽しむのが目的となったクルーズ客船には高速性の要求は低くなり、いっそう居住性が重視されるようになった。クルーズ観光の対象となる主な海域(カリブ海・地中海・アラスカ沿岸など)は海象が穏やかである事も影響している。
こういった船は船というよりはホテルに舳先をくっつけたように、多数の客室を高くそびえる壁面に並べ、船体ぎりぎりまで上部構造物が乗っている特徴的なシルエットになっている。また、昔に比べてベランダの数が増えているのが特徴で、ベランダを設けていない船でも改造工事によって増設している。ただし、水線下の形状や機関形式は経済性を追求するため徹底的に研究・改善されており、同じトン数・同じ速力ならば現在のクルーズ客船の方がかつての大型定期航路客船より必要な機関出力は小さいと言える。 現代のクルーズ客船とかつての定期航路客船の航洋性の差を示すものとして、キュナードのクイーン・ヴィクトリアがその処女航海で北大西洋上をクイーン・エリザベス2と同速力で並走した際の動画がYoutubeなどで参照可能である。明らかにクイーン・エリザベス2の方が船首波が小さく凌波性が良好である。
真っ白でファンネルで個性をつけているのが標準的なクルーズ客船だが、キュナードやHALのように下半分を濃紺に塗り分けていたり、ノルウェージャン・クルーズラインのハワイ路線のように特別なペイントを施している場合もある。
また、ロイヤルカリビアンのような煙突周辺に巨大な構造物があったり、カーニバルのようにT字型のファンネルをつけているものもある。
大きな船体では波浪による揺れの影響が小さくなり快適な旅が提供できて、共同で使う施設も大規模で豪華なものが搭載できる。また乗客数を増やせば利益の向上も見込めるため、カーニバルのファンタジー級の成功から船体規模は増大の一途をたどり、最大級のオアシス・オブ・ザ・シーズにいたっては20万総トンを突破している。ただし、現在のパナマ運河の通航が可能な最大船型は全長294m・全幅32.2mであるため、安定性の限度までキャビンを積み上げた場合でも9万総tをやや超える程度が通航可能上限の大きさとなる。しかし、パナマ運河を通航できるという事は配船上の利点となるため、超10万総トン級と平行して、現在でもパナマ運河を通過できるパナマックスタイプの船も合わせて作られている。一昔前までは7万トンが総トン数の限界とされていたが、これは建造技術というよりは客船の建造設備や港湾設備の整備状況によるものであった。双方の拡張が進んだ2009年現在、22万総トン(満載排水量約10万t)のクルーズ客船が就航している。
従来ではそれほど問題とならなかった風圧による操船への影響が、上部構造物の拡大によって顕著となり、同じく巨大化した自動車運搬船のように前後を丸くすることで風の抵抗を最小限にするよう考慮されている。風浪による影響が最も大きくなるのが岸壁への着岸時であるが、近年のクルーズ客船の多くは推進軸を90度以上変更できるポッド型電動推進器を装備しており、これとサイドスラスターとの併用により離着岸時の操船性を高めている。
カーニバルクルーズが7万総トン級のファンタジー級を8隻揃建造して運用し経営上大きな成功を収めたことから、同型船を大量に配備することが普通になって、船ごとの個性というものが薄れている。また、クルーズ会社の合併吸収によって、同じタイプの船を傘下の各ブランドで運用することも行われている。例えばカーニバルクルーズのカーニバル・スピリット級、コスタクルーズのコスタ・アトランティカ級、HALのザイデルダム級はすべて同じ基本設計の船である。こういったことから、クルーズ会社ごとの独自色も失われつつある。
船内組織
客船は「海に浮かぶホテル」とか、「ホテルにエンジンとプロペラを付けたもの」とは良く使われる表現であるが、船内組織もその通りに、「船を動かす者」と「ホテルとしてのサービスに携わる者」に大別される。
外国船・日本船を問わず、組織自体はどの船も大差はないが、役職名(肩書き)は運航会社により異なることに留意願いたい。以下は「飛鳥」及び「飛鳥II」の船内組織を例として編集されている。
船長
出自は甲板部(航海士)であり、貨物船と同様、機関部も管掌するが、客船においては更にホテル部門も統轄し、乗客とのソーシャライジング(社交)も重要な職務となる。
運航責任者である船長としての役割の他に、ホテルサービスにも精通する必要があり、スピーチの機会も多く、ユーモアのセンスも求められ、また乗客とダンスのパートナーを務めたり、夕食時にはホストとしてテーブルで豊富な話題を提供する役目を負うなど、マルチな才能が求められる役職である。
このため、外国船の船長は、場合によってはその運航会社の社長以上の俸給を得ている例もある。 ただ日本船の船長は、いわゆる「サラリーマン船員」であるため、そのようなことはない。
このように多忙な役職であるため、副船長(スタッフ・キャプテン - Staff Captain)を置き、運航部門の業務を大幅に委譲することがある。
運航部門
- 甲板部
- 副船長 (Staff Captain) を筆頭に、1等航海士 (Chief Officer)、2等航海士 (2nd Officer)、3等航海士 (3rd Officer)、甲板長 (Boat-swain)、操舵手 (Quarter Master)、甲板員 (Sailor) など。
- 船橋(ブリッジ)に立ち、操船に携わる。
- 船体のペンキ塗り(客船では美観を保つため、高い頻度で行われる)やデッキの清掃も実施する。
- また、船内の安全管理(セキュリティ)も甲板部の職務である。
- 機関部
- 機関長 (Chief Engineer) を筆頭に、1等機関士 (1st Engineer)、2等機関士 (2nd Engineer)、3等機関士 (3rd Engineer)、操機長 (No.1 Oiler)、操機手 (Oiler)、操機員 (Wiper) など。
- その名の通り、エンジン関連に携わるが、客船においては電気関係、空調関係、冷熱機器類も守備範囲である。
- 客室の「電気が切れた」、「空調の具合が…」と言うと、操機員が修理にやって来る。
- 無線部
- 日本のクルーズ客船の場合、「にっぽん丸」には通信長 (Chief Radio Officer) が乗船しているが、「飛鳥II」ではGMDSSにより、航海士がこれを兼務しており、専任の通信長・通信士 (Radio Officer) はいない。客船に限らず船舶での通信業務は、機器類の信頼性向上や小型化による多数の通信手段の搭載により従来よりも簡便化の傾向が強い。
ホテル部門
- ホテルマネージャー(Hotel Manager)
- いわゆる「総支配人」に当たる。ホテルサービスの責任者。
- パーサー部門
- チーフ・パーサー (Cheif Purser) が長。配下に 1st、2ndなどのアシスタント・パーサー(Assistant Purser,「AP」と呼ばれる)。
- ホテルのレセプション及びバックオフィスの業務を行う。また、外航クルーズにおいては出入国手続きの業務も行う。
- クルーズ・ディレクター (Cruise Director) が長。配下にアシスタント・クルーズ・ディレクター (Assistant Cruise Director) やクルーズ・スタッフ (Cruise Staff)。
- 船内の娯楽(イベント)に関する業務を行う。
- クルーズスタッフはショーの司会や各種イベントの進行役を務める。時には仮装したり、着ぐるみをまとったり、率先して踊ったり、と船内の雰囲気盛り上げに務める役職でもある。
また、ショーのキャストやバンドのメンバーも本部門に属する。
- ショップ部門
- ショップ・マネージャー (Shop Manager) が長。配下にアシスタント・ショップ・マネージャー (Assistant Shop Manager)、ショップ・クラーク (Shop Clerk)。
- 船内のギフトショップ、ブランドショップ等の販売管理を行う。
- 調理(ギャレー)部門
- 総料理長(エグゼクティブ・シェフ (Executive Chef) が長。配下にシェフ (Chef)、コック。
- 日本船の場合、和洋それぞれのシェフ (Section Chef) がいる
- 外部から著名な料理人を「ゲスト・シェフ」として招き、そのクルーズの目玉に据えることもある。
- レストラン部門
- レストラン・マネージャー (Restaurant Manager) が長。配下に給仕長 (Maitre d'hotel)、ヘッド・ウェイター (Head Waiter)、ウェイター (Waiter)、ワイン・スチュワード (Wine Steward) がいる。
- バー(ビバレッジ)部門
- ビバレッジ・マネージャー (Beverage Manager) が長。配下にチーフ・バーテンダー (Cheif Bartender)、バーテンダー (Bartender)、ウェイトレス (Waitress)。
- プロビジョン部門
- ハウス・キーピング部門
- ハウス・キーピング・マネージャー (House Keeping Manager) が長。配下にアシスタント・ハウス・キーピング・マネージャー (Assistant House Keeping Manager)、キャビン・スチュワーデス (Cabin Stewardess)。
- ホテルでいうところの客室係。船室や廊下の清掃、シーツ類の取替え、冷蔵庫の飲み物の補充等々を行う。
- システム部門
- システム・オフィサー (System Officer) が長。
- その名の通り、船内システムの維持管理を行う。
- アカウンタント (Accountant)
- 船内の経理・出納担当。パーサー部門による当直者であるナイトオーディター (Night Auditer) はこの部門に引き継ぐ。
なお、出航時に銅鑼を叩いているのは、「飛鳥II」ではシステム・オフィサーないしはアカウンタントである。
- 日本人の文化・特性から、日本船ではバトラー (Butler) を配していない。
- ソーシャル・オフィサー (Social Officer)
- 医務室
- どの客船にも医師(船医 Doctor)と看護師 (Nurse) が乗船し、乗客の健康管理を行っている。
- 船医によると、「簡単な手術(盲腸炎など)ができる程度の設備は整っている」とのことだが、船という限られた空間の制約から、重篤の患者が発生した場合は対応し切れない。
- その場合、次の寄港地で下船(入院)させるか、更に緊急を要する場合は、最寄の港に臨時寄港したり、沿岸航行中はタグボートやパイロットボートを横付けしての移送、更にはヘリコプターによる移送も実施される。
- また、近年のクルーズ客船の巨大化は運航中船内での胃腸疾患(ノロウィルス感染など)の発生を助長しやすい環境になっていて早急の対策・対応が望まれている[2]。
- この場合は必要に応じて旅程を短縮して帰港したり、帰港後感染拡大防止・防疫措置のため隔離、消毒の措置が執られる場合もある。
- クルーズ・コーディネーター (Cruise Coordinator)
- 船上の営業・販売担当者。
- ツアー部門
- ツアー・マネージャー (Tour Manager) が長。
- 寄港地でのオプショナルツアーの受付、手配、進行を務める。
なお、「飛鳥II」では「クルーズ・コーディネーター」と「ツアー部門」は船上組織には属しておらず、本社(陸上)の直轄である。そのため、これらのスタッフは海員としての制服を着用していない。
日本の客船
- 日本クルーズ客船(SHKライングループ)
- 日本チャータークルーズ(商船三井客船・日本クルーズ客船合弁、2013年7月以降休眠)
海外の客船
- アイーダ・クルーズ(ドイツ)
- アイーダディーヴァ級<同型船7隻> (総トン数69,203t 2007年就航<第1船>)
- アイーダヴィータ級<同型船2隻> (総トン数42,289t 2002年就航<第1船>)
- アイーダカラ (総トン数38,557t 1996年就航)
- MSCクルーズ(イタリア)
- MSC ファンタジア級<同型船4隻> (総トン数137,936t 2008年就航<第1船>)
- MSC ムジカ級<同型船4隻> (総トン数90,409t 2006年7月就航<第1船>)
- MSC リリカ級<同型船2隻> (総トン数59,058t 2003年6月就航<第1船>)
- MSC アルモニア級<同型船2隻> (総トン数58,714t 2001年6月就航<第1船>)
- MSC メロディ (総トン数35,143t 1982年4月就航)
- オーシャニア・クルーズ(アメリカ)
- カーニバル・ドリーム級<同型船3隻> (総トン数128,251t 2009年就航<第1船>)
- カーニバル・ブリーズ(総トン数128,251t 2012年就航<第3船>)
- カーニバル・コンクェスト級<同型船6隻> (総トン数110,239t 2002年就航<第1船>)
- カーニバル・デスティニー級<同型船3隻> (総トン数101,353t 1996年就航<第1船>)
- カーニバル・トライアンフ (総トン数101,353t 1999年就航<第2船>)
- カーニバル・スピリット級<同型船4隻> (総トン数85,920t 2001年就航<第1船>)
- ファンタジー級<同型船8隻> (総トン数70,367t 1990年就航<第1船>)
- クイーン・メリー2 (総トン数148,528t 2004年就航)
- クイーン・エリザベス (総トン数90,901t 2010年就航)
- クイーン・ヴィクトリア (総トン数90,049t 2007年12月就航)
- プリンセス・ダナエ (総トン数16,531t 1955年就航)
- クリスタル・クルーズ(アメリカ)※日本郵船完全子会社
- クリスタル・セレニティ (総トン数68,870t 2003年就航)
- クリスタル・シンフォニー (総トン数51,044t 1995年就航)
- クリッパー・クルーズ・ライン(アメリカ)
- クリッパーオデッセイ (総トン数 5,218t 1999年就航)
- コスタ・コンコルディア級<同型船4隻> (総トン数114,147t 2006年就航<第1船>)
- コスタ・フォーチュナ級<同型船2隻> (総トン数102,587t 2003年就航<第1船>)
- コスタ・ルミノーザ級<同型船2隻> (総トン数92,720t 2009年就航<第1船>)
- コスタ・アトランティカ級<同型船2隻> (総トン数85,619t 2000年就航<第1船>)
- コスタ・ヴィクトリア (総トン数75,166t 1996年就航)
- コスタ・クラシカ級<同型船2隻> (総トン数52,926t 1992年就航<第1船>)
- コスタ・アレグラ (総トン数28,430t 1969年就航)
- コスタ・ヴォイジャー (総トン数24,391t 2000年就航)
- コンパニ・デュ・ポナン(フランス)
- ル・ボレアル級<同型船2隻> (総トン数10,944t 2010年就航<第1船>)
- シーボーン・クルーズライン(アメリカ)※カーニバルクルーズ傘下
- シーボーン・オデッセイ級<同型船3隻> (総トン数32,346t 2009年就航<第1船>)
- シーボーン・プライド級<同型船3隻> (総トン数9,975t 1998年就航<第1船>)
- シルバーシー・クルーズ(アメリカ)
- シルバー・スピリット (総トン数36,009t 2009年就航)
- シルバー・シャドー級<同型船2隻> (総トン数28,258t 2000年就航<第1船>)
- シルバー・クラウド級<同型船2隻> (総トン数16,927t 1994年就航<第1船>)
- スーパースター・ヴァーゴ (総トン数75,338t 1999年就航)
- スーパースター・アクエリアス (総トン数51,309t 1993年就航)
- スーパースター・ジェミナイ (総トン数50,764t 1992年就航)
- スーパースター・リブラ (総トン数42,285t 1988年就航)
- スター・パイシス (総トン数40,053t 1989年就航)
- メガスター・トーラス級<同型船2隻> (総トン数3,200t 1991年就航)
- セレブリティ・クルーズ(アメリカ)※RCI傘下
- セレブリティ・ソルスティス級<同型船5隻> (総トン数121,878t 2008年就航<第1船>)
- ミレニアム級<同型船4隻> (総トン数91,000t 2000年就航<第1船>)
- センチュリー級<同型船3隻> (総トン数71,545t 1995年就航<第1船>)
- セレブリティ・マーキュリー(総トン数71,545t 1997年就航<第3船>)、現マイン・シフ2。
- アザマラ級<同型船2隻> (総トン数30,277t 2000年5月就航)
- セレブリティ・エクスペディション(総トン数2824トン 2001年就航)
- ディズニー・クルーズ・ライン(アメリカ)
- ディズニー・ドリーム級<同型船2隻> (総トン数129,690t、2011年就航<第1船>)
- ディズニー・マジック級<同型船2隻> (総トン数83,338t 1998年就航<第1船>)
- トムソン・クルーズ(イギリス)
- トムソン・ドリーム (総トン数54,763t 1986年就航)
- アイランド・エスケープ (総トン数40,171t、1982年就航)
- トムソン・スピリット級<同型船2隻> (総トン数33,930t 1983年就航<第1船>)
- ノルウェージャン・クルーズライン (アメリカ)
- ノルウェージャン・エピック (総トン数155,873t 2010年就航)
- ノルウェージャン・ブレイクアウェイ (総トン数146,600t 2013年就航)
- ノルウェージャン・ジュエル級<同型船4隻> (総トン数93,502t 2005年就航<第1船>)
- ノルウェージャン・スター級<同型船2隻> (総トン数91,740t 2001年就航<第1船>)
- ノルウェージャン・スカイ級<同型船2隻> (総トン数77,104t 1999年就航<第1船>)
- ノルウェージャン・サン (総トン数78,309t 2001年就航)
- ノルウェージャン・スピリット (総トン数75,338t 1998年就航 ※ 元スタークルーズのスーパースター・レオ)
- プライド・オブ・アメリカ (総トン数80,439t 2005年就航)
- ハパク・ロイド・クルーズ(ドイツ)
- オイローパ2 (総トン数42,830t 2013年就航)
- コロンブス2 (総トン数30,277t 1998年就航)
- オイローパ (総トン数28,890t 1999年就航)
- C. コロンブス (総トン数15,067t 1997年就航)
- ハンゼアティック (総トン数8,378t 1991年就航)
- ブレーメン (総トン数6,752t 1990年就航)
- ハーモニー・クルーズ(韓国)
- クラブ・ハーモニー (総トン数25,558t 1969年就航)
- ピーター・デイルマン・クルーズ(ドイツ)
- ドイッチュラント (総トン数22,496t 1998年就航)
- アルタニア (総トン数44,348t 1984年就航)
- アマデア(総トン数28,856t 2006年就航 ※元飛鳥1991年就航)
- アルバトロス (総トン数28,518t 1973年就航)
- アレクサンダー・フォン・フンボルト (総トン数15,343t 1990年就航)
- プリンセス・クルーズ(アメリカ)
- ダイヤモンド・プリンセス級<同型船2隻> (総トン数115,875t 2004年就航<第1船>)
- サファイアプリンセス(総トン数115,875t 2004年就航)
- カリビアン・プリンセス級<同型船4隻> (総トン数112,894t 2004年就航<第1船>)
- グランド・プリンセス級<同型船3隻> (総トン数108,806t 1998年就航<第1船>)
- コーラル・プリンセス級<同型船2隻> (総トン数91,627t 2002年就航<第1船>)
- サン・プリンセス級<同型船3隻> (総トン数77,441t 1995年就航<第1船>)
- パシフィック・プリンセス級<同型船2隻> (総トン数30,277t 1999年就航<第1船>)
- ソブリン (総トン数73,192t 1988年就航)
- エンプレス (総トン数48,563t 1990年就航)
- パシフィック・ドリーム級<同型船2隻> (総トン数47,427t 1990年就航<第1船>)
- オーシャン・ドリーム (総トン数36,265t 1981年就航)
- フレッド・オルセン・クルーズ・ライン(イギリス)
- バルモラル (総トン数43,537t 1988年就航)
- ブラック・ウォッチ級<同型船2隻> (総トン数28,613t 1972年就航<第1船>)
- ブレーマー (総トン数24,344t 1993年就航)
- ホーランド・アメリカライン(HAL)(アメリカ)※カーニバルクルーズ傘下
- ユーロダム級<同型船2隻> (総トン数86,273t 2008年就航<第1船>)
- ザイデルダム級<同型船4隻> (総トン数82,305t 2002年就航<第1船>)※カーニバルスピリット同型船
- ロッテルダム級<同型船4隻> (総トン数59,652t 1997年就航<第1船>)
- スタテンダム級<同型船4隻> (総トン数55,819t 1993年就航<第1船>)
- プリンセンダム (総トン数37,983t 1988年就航)
- リージェント・セブン・シーズ・クルーズ(アメリカ)
- セブン・シーズ・マリナー (総トン数48,075t 2001年就航)
- セブン・シーズ・ボイジャー (総トン数42,363t 2003年就航)
- セブン・シーズ・ナビゲーター (総トン数28,550t 1999年就航)
- ルイス・オリンピア (総トン数37,773t、1982年就航)
- ルイス・マジェスティ (総トン数40,876t 1992年就航)
- ジ・エメラルド (総トン数26,428t、1992年就航)
- クリスタル (総トン数25,611t、1992年就航)
- オリエントクイーン (総トン数15,781t、1968年就航)
- ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)(アメリカ)
- オアシス・オブ・ザ・シーズ級<同型船2隻> (総トン数225,282t 2009年就航<第1船>)【世界最大】
- フリーダム・オブ・ザ・シーズ級<同型船3隻> (総トン数154,407t 2006年就航<第1船>)※ボイジャー・オブ・ザ・シーズ拡大型
- ボイジャー・オブ・ザ・シーズ級<同型船5隻> (総トン数137,276t 1999年就航<第1船>)
- レディアンス・オブ・ザ・シーズ級<同型船4隻> (総トン数90,090t 2001年就航<第1船>)
- ラプソディ・オブ・ザ・シーズ級<同型船2隻> (総トン数78,491t 1997年就航<第1船>)
- グランジャー・オブ・ザ・シーズ級<同型船2隻> (総トン数73,817t 1996年就航<第1船>)
- モナーク・オブ・ザ・シーズ級<同型船2隻> (総トン数73,937t 1991年就航<第1船>)
- レジェンド・オブ・ザ・シーズ級<同型船2隻> (総トン数69,130t 1995年就航<第1船>)
- P&Oクルーズ(イギリス/アメリカ)※カーニバルクルーズ傘下
- ヴェンチューラ級<同型船2隻> (総トン数116,017t 2008年就航<第1船>)
- アズーラ (総トン数115,055t 2010年就航)
- アーケイディア (総トン数82,972t 2005年就航)
- オセアナ (総トン数77,499t 2000年就航)
- オーロラ (総トン数76,152t 2000年就航)
- オリアナ (総トン数69,153t 1995年就航)
- アドニア (総トン数30,277t 2001年就航)
- クルーズ・ウエスト(アメリカ)
- スピリット・オブ・オセアヌス (総トン数4,200t 2000年就航)
- ピッツバーグ大学(アメリカ)
- エクスプローラー (総トン数24,318t 2001年就航)
- レジデンシー(アメリカ)
- ザ・ワールド (総トン数43,524t 2002年就航)
- ピースボート(日本)
- オーシャン・ドリーム (総トン数35,265t 1981年就航)
引退・沈没・解体された客船
- タイタニック(1912年4月14日、氷山に衝突。翌4月15日沈没)
- ルシタニア(Uボートの魚雷により、1915年5月7日沈没)
- ブリタニック(病院船として徴用。ドイツ軍の機雷により、1916年11月21日沈没)
- オリンピック(1935年廃棄)
- モーリタニア(1935年7月解体)
- マジェスティック(1939年火災により全損、1943年解体)
- ブレーメン(1941年放火により全損)
- ノルマンディー(1942年2月9日、火災を起こし沈没)
- エンプレス・オブ・カナダ(潜水艦の魚雷により、1943年3月13日沈没)
- レックス(1944年9月8日空爆により沈没)
- ヴィルヘルム・グストロフ(1945年1月30日沈没)
- カップ・アルコナ(1945年5月3日空爆により沈没)
- アンドレア・ドーリア(1956年7月25日衝突沈没)
- ブリタニック(1960年12月解体)
- オイローパ(1962年1月解体)
- クイーン・メリー(1967年引退し、ロングビーチで保存)
- ユナイテッド・ステーツ(1969年引退し、以降係船)
- オシアノス(1991年8月3日沈没)
- アキレ・ラウロ(1994年12月2日、火災を起こし沈没)
- キャンベラ(1997年解体)
- オリアナ(2005年解体)
- ステラ・ポラリス(スカンジナビア)(2006年9月2日沈没)
- シーダイヤモンド(2007年7月6日沈没)
- ザ・トパーズ(2008年解体)
- クイーン・エリザベス2(2008年引退し、ドバイで係船)
- コスタ・コンコルディア(2012年1月13日座礁、半没)
関連項目
脚注
テンプレート:日本のクルーズ客船 テンプレート:商船の種類ca:Creuer (turisme) it:Crociera my:ဇိမ်ခံသင်္ဘော
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