第7艦隊 (アメリカ軍)
テンプレート:Infobox Military Unit 第7艦隊(だいななかんたい、U.S. Seventh Fleet)は、アメリカ海軍の艦隊の1つである。ハワイのホノルルに司令部を置く太平洋艦隊の指揮下にあり、東経160度線以西の西太平洋・インド洋(中東地域を除く)を担当海域とする。旗艦/司令部は、揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」 (USS Blue Ridge, LCC-19)[1]。
目次
概要
東経160度線以東の東太平洋(第4艦隊担当の南米西岸海域を除く)を担当海域とする第3艦隊とともに、アメリカ太平洋艦隊を構成する。旗艦/司令部は日本の神奈川県横須賀市にある横須賀海軍施設を母港とする揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」艦上にあり、海軍中将が座乗する。神奈川県の横須賀海軍施設の他、長崎県佐世保市、沖縄県、韓国の釜山、浦項、鎮海、シンガポールなどに基地を展開している。
第7艦隊は、航空母艦(原子力空母)「ジョージ・ワシントン」 (USS George Washington, CVN 73)を戦闘部隊の主力艦とし、戦時には50〜60の艦船、350機の航空機を擁する規模となる。人的勢力も6万の水兵と海兵を動員する能力をもつ。平時の兵力は約2万。アメリカ本国の反対側に当たる地球の半分を活動範囲とし、アメリカ海軍の艦隊の中では、最大の規模と戦力を誇る。また同盟下にある日本の海上自衛隊と密接な関係を持っている。
現在の司令官は、 Vice Adm.海軍中将であるRobert Thomas Jr.ロバ-ト・ト-マス2世(第49代、2013年7月31日~)。
沿革
1943年3月、ダグラス・マッカーサー陸軍大将の指揮下にある南西太平洋海軍部隊が改編され第7艦隊となる。 太平洋戦争中の第7艦隊は、太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ大将(1944年12月に元帥昇進)の指揮には属さなかった。トーマス・C・キンケイド中将が率いた1944年10月のレイテ沖海戦の際には、ウィリアム・ハルゼー大将が率いる第3艦隊との間で連絡の齟齬があり問題となった。
1947年西太平洋海軍部隊に改編されたが、1949年第7特派艦隊となり、1950年2月に第7艦隊へと再編成された。朝鮮戦争後の1954年11月、極東海軍司令官の指揮下から太平洋艦隊司令長官の指揮下に移った。朝鮮戦争(1950年~1953年)、ベトナム戦争(1965年~1973年)、1991年の湾岸戦争に参加している。
中東を担当している第5艦隊は1995年の編成前、この地域の責任は第7艦隊となっていた。
横須賀や佐世保・グアムを母港とする艦艇以外は東太平洋を担当する第3艦隊から派遣を受けているが、状況によっては第5艦隊へ艦艇を派遣している。
歴史的に第5艦隊との関係が深いが、最近は中国、北朝鮮の動向により、第5艦隊へ派遣される空母打撃群が途中、第7艦隊の空母打撃群との演習をしてアメリカ合衆国本土と行き来したりしている。
部隊
第7艦隊は、任務に応じて編成された複数の「任務部隊」(「タスクフォース」)(Task Force, TF)で構成される。
任務部隊
任務部隊は、単独もしくは複数の第7艦隊所属部隊やアメリカ太平洋海兵隊所属部隊で編成する。また、コマンダー(Commander)の「C」を冠して「コマンダータスクフォース」(CTF)と呼称する。第7艦隊隷下のタスクフォースは、70番台で表記され、「CTF-7x」となる。
第70任務部隊 (Task Force 70, CTF-70)
- 第7艦隊戦闘部隊 (Battle Force, Seventh Fleet)で編成する。
- 行動時は、CTF-75を隷下に置き護衛任務を担当させる。
- 司令部は、横須賀海軍施設を母港とする「ジョージ・ワシントン」艦内。
第71任務部隊 (Task Force 71, CTF-71)
- 第1海軍特殊戦部隊(Navy Special Warfare Unit One, NSWU-1)で編成する。
- 司令部は、グアム。
第72任務部隊 (Task Force 72, CTF-72)
第73任務部隊 (Task Force 73, CTF-73)
- 西太平洋兵站群 (Logistics Group, Western Pacific, LOGWESTPAC)
- 司令部は、シンガポール。
第74任務部隊 (Task Force 74, CTF-74)
- 第7潜水艦群 (SUBGRU7) で編成する。グアムを母港とする第7艦隊潜水艦部隊 (Submarine Force, Seventh Fleet)で構成され、状況により第7艦隊担当海域に展開し作戦行動する原子力潜水艦も第7戦水艦群の構成艦となる。[2]
- 司令部は、横須賀海軍施設。
- CTF-74は、第5艦隊担当海域に部隊を展開させると第54任務部隊 (Task Force 54, CTF-54)として機能する。CTF-74とCTF-54の司令官は兼任する。[3]
(第75任務部隊 (Task Force 75, CTF-75))
- 第7艦隊水上戦部隊で編成する。第70任務部隊の隷下におかれる。
第76任務部隊 (Task Force 76, CTF-76)
- 第7艦隊水陸両用部隊/第7遠征打撃群 (Amphibious Force, Seventh Fleet/Expeditionary Strike Group 7, ESG-7)
- 司令部は、佐世保基地を母港とする「ボノム・リシャール」艦内。
第78任務部隊 (Task Force 78, CTF-78)
第79任務部隊 (Task Force 79, CTF-79)
- 第7艦隊上陸部隊 (Landing Force, Seventh Fleet)
- アメリカ海兵隊の部隊で構成される。
- 平時は、太平洋海兵隊第3海兵遠征軍(MarForPac/III Marine Expeditionary Force, 3MEF)に属する第3海兵遠征旅団(3d Marine Expeditionary Brigade, 3MEB)の司令部のみを常設する。
- 3MEBに編入された3MEF所属の部隊や第31海兵隊遠征隊 (31st Marine Expeditionary Unit〈Special Operations Capable, SOC〉, 31MEU)が、第7艦隊水陸両用部隊/第7遠征打撃群として乗艦した際に、第79任務部隊として編成される。
- 第79任務部隊は、作戦統制は第7艦隊司令官、部隊管理は太平洋艦隊海兵軍(FMFPac)の指揮を受ける。なお太平洋艦隊海兵軍司令官は、太平洋海兵隊司令官が兼任する。
所属部隊
第7艦隊戦闘部隊
第7艦隊戦闘部隊(Battle Force, Seventh Fleet)は、空母「ジョージ・ワシントン」を中心とした戦闘部隊。司令部は、横須賀海軍施設を母港とする「ジョージ・ワシントン」艦内。
作戦行動時には、空母「ジョージ・ワシントン」を中心とした「第5空母打撃群/ジョージ ワシントン打撃群」を構成し任務にあたる。基本編成は、空母「ジョージ・ワシントン」(CVN-73)と第5空母航空団、直衛のイージスミサイル巡洋艦1隻(「アンティータム」(CG-54)/「シャイロー(CG-67))、第15駆逐隊 (DESRON 15)所属のイージスミサイル駆逐艦2隻、攻撃型原子力潜水艦1〜2隻、補給艦からなる。編成は作戦地域の脅威度などにより作戦毎に変更される。
- ニミッツ級航空母艦「ジョージ・ワシントン」 (USS George Washington, CVN 73) - 母港 横須賀海軍施設
- 第5空母航空団 (Carrier Air Wing 5, CVW-5) - テールコードは、"NF"。
- 第102戦闘攻撃飛行隊 (VFA-102 "Diamondbacks") - F/A-18F スーパーホーネット
- 第27戦闘攻撃飛行隊 (VFA-27 "Royal Maces") - F/A-18E スーパーホーネット
- 第115戦闘攻撃飛行隊 (VFA-115 "Eagles") - F/A-18E スーパーホーネット
- 第195戦闘攻撃飛行隊 (VFA-195 "Dambusters") - F/A-18E スーパーホーネット[4]
- 第141電子攻撃飛行隊 (VAQ-141 "Shadowhawks") - EA-18G グラウラー[5]
- 第115艦載早期警戒飛行隊 (VAW-115 "Liberty Bells") - E-2C ホークアイ
- 第12海上戦闘ヘリコプター飛行隊 (HSC-12 "Golden Falcons") - MH-60S ナイトホーク - 捜索救難・輸送・掃海任務を主に担当する。[6]
- 第77洋上攻撃ヘリコプター飛行隊 (HSM-77 "Saberhawks") - MH-60R シーホーク - 対潜水艦攻撃・対水上戦闘艦攻撃任務を主に担当する。[7]
- 第30艦隊兵站支援飛行隊第5分遣隊 (VRC-30 DET.5 "Providers") - C-2A グレイハウンド
- US Navy 101206-N-5538K-395 The aircraft carrier USS George Washington (CVN 76) transits the East China Sea.jpg
ジョージ・ワシントン (CVN 73)
第5空母航空団 (CVW-5)[8]
- US Navy 090824-N-1062H-032 An F-A-18F Super Hornet assigned to the Diamondbacks of Strike Fighter Squadron (VFA) 102 launches from the aircraft carrier USS George Washington (CVN 73).jpg
VFA-102 「ダイヤモンドバックス」
F/A-18F スーパーホーネット - US Navy 091021-N-1644H-115 An F-A-18E Super Hornet assigned to the Royal Maces of Strike Fighter Squadron (VFA) 27, prepares to land aboard the aircraft carrier USS George Washington (CVN 73).jpg
VFA-27「ロイヤル・メイセス」
F/A-18E スーパーホーネット - US Navy 101130-N-7103C-084 An F-A-18E Super Hornet assigned to the Eagles of Strike Fighter Squadron (VFA) 115 lands aboard the aircraft carrier US.jpg
VFA-115「イーグルス」
F/A-18E スーパーホーネット - A U.S. Navy F-A-18E Super Hornet aircraft assigned to Strike Fighter Squadron (VFA) 195 makes its final approach for an arrested landing aboard the aircraft carrier USS George Washington (CVN 73) during an 130820-N-TP877-044.jpg
VFA-195「ダムバスターズ」
F/A-18E スーパーホーネット - Flickr - Official U.S. Navy Imagery - A jet is stopped by an arresting gear wire after landing aboard USS George Washington..jpg
VAQ-141 「シャドーホークス」
EA-18G グラウラー - E-2C Hawkeye landing.jpg
VAW-115 「リバティ・ベルズ」
E-2C ホークアイ - U.S. Sailors assigned to Explosive Ordnance Disposal Mobile Unit (EODMU) 5 conduct fast-rope exercises from an MH-60S Seahawk helicopter assigned to Helicopter Sea Combat Squadron (HSC) 12 onto the flight deck 130820-N-TP877-169.jpg
HSC-12 「ゴールデン・ファルコンズ」
MH-60S ナイトホーク - U.S. Sailors assigned to Helicopter Maritime Strike Squadron (HSM) 77 remove equipment from an MH-60R Seahawk helicopter on the aircraft carrier USS George Washington (CVN 73) to make room for cargo 131113-N-TE278-017.jpg
HSM-77 「セイバーホークス」
MH-60R シーホーク - US Navy 080909-N-7282P-009 A C-2A Greyhound lands on the flight deck of the aircraft carrier USS George Washington (CVN 73).jpg
VRC-30 DET.5 「プロバイダーズ」
C-2A グレイハウンド
第7艦隊水上戦部隊
第7艦隊水上戦部隊(Surface Combatant Force Seventh Fleet)は、第5空母打撃群(CSG 5)直属の「アンティータム」と「シャイロー」のミサイル巡洋艦と、第15駆逐隊所属のミサイル駆逐艦で構成する。母港は、横須賀海軍施設。 空母「ジョージ・ワシントン」が作戦行動する際は、ミサイル巡洋艦1隻とミサイル駆逐艦2隻が護衛任務のために第70任務部隊の隷下におかれ随伴行動する。
- 第5空母打撃群(CSG 5)直属ミサイル巡洋艦
- タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「アンティータム」 (USS Antietam, CG-54)
- タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「シャイロー」 (USS Shiloh, CG-67)
- The guided missile cruiser USS Antietam (CG 54) prepares for an underway replenishment at sea Aug. 13, 2013, while underway in the Pacific Ocean 130813-N-TX154-118.jpg
ミサイル巡洋艦
「アンティータム」
CG-54 - US Navy 100208-N-9418A-616 The Ticonderoga-class guided-missile cruiser USS Shiloh (CG 67) transits the Gulf of Thailand.jpg
ミサイル巡洋艦
「シャイロー」
CG-67
- 第15駆逐隊 (Destroyer Squadron 15, DESRON 15)
- アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」 (USS Curtis Wilbur, DDG-54)
- アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」 (USS John S. McCain, DDG-56)
- アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド」 (USS Fitzgerald, DDG-62)
- アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ステザム」 (USS Stethem, DDG-63)
- アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ラッセン」 (USS Lassen, DDG-82)
- アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「マッキャンベル」 (USS McCampbell, DDG-85)
- アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「マスティン」 (USS Mustin, DDG-89)
「カーティス・ウィルバー」(DDG-54)・「ジョン・S・マケイン」(DDG-56)・「フィッツジェラルド」(DDG-62)・「ステザム」(DDG-56)は、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の基本形「フライトI」である。「ラッセン」(DDG-82)・「マッキャンベル」(DDG-85)・「マスティン」(DDG-89)は、「フライトII A」で、ヘリコプター用格納庫を装備しSH-60 シーホークを2機まで格納できる。
- US Navy 091121-N-6720T-089 The guided-missile destroyer USS Curtis Wilbur (DDG 54) is underway in the Pacific Ocean with Mt. Fuji in the background.jpg
ミサイル駆逐艦
「カーティス・ウィルバー」
DDG-54 - US Navy 090721-N-1251W-001 The forward-deployed guided-missile destroyer USS John S. McCain (DDG 56) approaches Osanbashi Pier in the Port of Yokohama for a scheduled port visit.jpg
ミサイル駆逐艦
「ジョン・S・マケイン」
DDG-56 - US Navy 090212-N-2638R-002 The tugboats Azuma and Shima guide the Arleigh Burke-class guided-missile destroyer USS Fitzgerald (DDG 62) toward her berth at Fleet Activities Yokosuka.jpg
ミサイル駆逐艦
「フィッツジェラルド」
DDG-62 - USS Stethem (DDG-63) in 2009.jpg
ミサイル駆逐艦
「ステザム」
DDG-63 - US Navy 091117-N-1644H-327 The guided-missile destroyer USS Lassen (DDG 82) is underway in the Pacific Ocean.jpg
ミサイル駆逐艦
「ラッセン」
DDG-82 - US Navy 100526-N-3731H-014 he guided-missile destroyer USS McCampbell (DDG 85) fires a drone during a test of the air defense systems of the aircraft carrier USS George Washington√ (CVN 73).jpg
ミサイル駆逐艦
「マッキャンベル」
DDG-85 - USS Mustin (DDG 89) stbd stern view.jpg
ミサイル駆逐艦
「マスティン」
DDG-89
- 第51洋上攻撃ヘリコプター飛行隊 (HSM-51 "Warlords") - MH-60R シーホーク - 太平洋艦隊ヘリコプター洋上攻撃航空団司令部 (Commander, Helicopter Maritime Strike Wing, Pacific Fleet, COMHMWINGPAC)の部隊で、厚木航空基地に駐屯する。ミサイル巡洋艦「シャイロー」、ミサイル駆逐艦「ラッセン」など横須賀海軍施設を母港とする第7艦隊第70任務部隊 (CTF-70)のヘリコプター搭載可能艦船に展開する。テールコードは、"TA"。[9]HSM-51には緑色に塗装されたSH-60F シーホークが配備されていて、司令官等の要人輸送を担当する。主に揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」に展開する。[10]
- MH-60R of HSM-51 takes off from USS McCampbell (DDG-85) in March 2014.JPG
HSM-51 「ワーローズ」
MH-60R シーホーク - US Navy 070625-N-5067K-015 An SH-60F Seahawk, attached to the Warlords of Helicopter Antisubmarine Squadron Light (HSL) 51, lands aboard amphibious transport dock USS Juneau (LPD 10) for refueling while carrying Australian Army.jpg
HSM-51 「ワーローズ」
SH-60F シーホーク[11]
第1海軍特殊戦部隊
第1海軍特殊戦部隊(Navy Special Warfare Unit One, NSWU-1)は、グアムに司令部を置く、海軍第1特殊戦群 (Naval Special Warfare Group ONE, NSWG-1)に所属する部隊。海軍第1特殊戦群の司令部はカリフォルニア州コロナド。
- 海軍第1特殊戦群(NSWG-1)は、第1海軍特殊戦部隊(NSWU-1)の他に、コロナドに配備される4つのSEALチーム「SEAL Team 1/3/5/7」と第1特殊戦群兵站支援部隊 (Group ONE Logistics and Support Unit, LOGSU-1)、バーレーンに司令部を置く第3海軍特殊戦部隊(Naval Special Warfare Unit THREE, NSWU-3)が属する。
第7艦隊哨戒部隊
第7艦隊哨戒部隊 (Patrol Reconnaissance Force, Seventh Fleet)は、三沢飛行場に司令部を置く、対潜・哨戒・偵察部隊。第1哨戒偵察航空団 (Patrol and Reconnaissance Wing One, CPRW-1)から構成する。沖縄の嘉手納飛行場、ディエゴガルシア島に分遣隊を配備する。
西太平洋兵站群
西太平洋兵站群(Logistics Group, Western Pacific, LOGWESTPAC)は、シンガポールに司令部を置く、西太平洋における兵站支援部隊。補給艦等の補助艦艇から構成する。
第7艦隊潜水艦部隊
第7艦隊潜水艦部隊(Submarine Force, Seventh Fleet)は、横須賀海軍施設に司令部を置く。グアム海軍基地を母港として展開している第15潜水隊と同基地を母港とする潜水艦母艦「フランク・ケーブル」が所属する。
第7艦隊水陸両用部隊/第7遠征打撃群
第7艦隊水陸両用部隊/第7遠征打撃群 (Amphibious Force, Seventh Fleet/Expeditionary Strike Group 7, ESG-7)は、佐世保基地を母港とする「ボノム・リシャール」艦内に司令部を置く、第7艦隊の遠征打撃群。
- 第11水陸両用戦隊 (Amphibious Squadron 11, PHIBRON 11)
- ワスプ級強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」 (USS Bonhomme Richard, LHD-6) - 母港 佐世保基地。
- ブルー・リッジ級揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」(USS Blue Ridge, LCC-19) - 第7艦隊旗艦。母港 横須賀海軍施設。
- クリーブランド級ドック型輸送揚陸艦「デンバー」 (USS Denver, LPD-9) - 母港 佐世保基地。
- ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦「ジャーマンタウン」(USS Germantown, LSD-42) - 母港 佐世保基地。
- ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦「アシュランド」(USS Ashland, LSD-48) - 母港 佐世保基地。
- アヴェンジャー級掃海艦「アヴェンジャー」(USS Avenger, MCM-1) - 母港 佐世保基地。
- アヴェンジャー級掃海艦「ディフェンダー」(USS Defender, MCM-2) - 母港 佐世保基地。
- アヴェンジャー級掃海艦「パトリオット」(USS Patriot, MCM-7) - 母港 佐世保基地。
- アヴェンジャー級掃海艦「ウォーリア」(USS Warrior, MCM-10) - 母港 佐世保基地。
- US Navy 070501-N-5822P-072 Amphibious assault ship USS Bonhomme Richard (LHD 6) steams in formation during a photo exercise near Guam.jpg
強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」
LHD-6 - US Navy 091117-N-6233H-591 The amphibious command ship USS Blue Ridge (LCC 19) is underway in the Pacific Ocean.jpg
揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」
LCC-19 - US Navy 100314-N-0120A-297 USS Denver (LPD 9) cruises the South China Sea while participating in exercise Balikatan 2010 (BK 10).jpg
ドック型輸送揚陸艦「デンバー」
LPD-9 - LCAC faehrt ins Welldeck.jpg
ドック型輸送揚陸艦「デンバー」
LPD-9
LCACをウェルドックに格納 - US Navy 110722-N-SD300-055 A landing craft air cushion departs the well deck of the forward-deployed amphibious dock landing ship USS Germantown (L.jpg
ドック型輸送揚陸艦「ジャーマンタウン」
LSD-42 - USS Ashland (LSD-48)cropped;comday.jpg
ドック型輸送揚陸艦「アシュランド」
LSD-48 - US Navy 100609-N-8335D-002 USS Avenger (MCM 1) departs Sasebo, Japan.jpg
掃海艦「アヴェンジャー」
MCM-1 - US Navy 091126-N-8335D-114 The mine countermeasures ships USS Defender (MCM 2) and USS Guardian (MCM 5) are underway in the Yellow Sea.jpg
掃海艦「ディフェンダー」
MCM-2 - US Navy 100122-N-8335D-127 The mine counter-measures ship USS Patriot (MCM 7) was awarded the 2009 Battle Effectiveness Award for Commander Mine Counter-Measures Squadron.jpg
掃海艦「パトリオット」
MCM-7 - USS Warrior (MCM 10).jpg
掃海艦「ウォーリア」
MCM-10[12]
第7艦隊上陸部隊
第7艦隊上陸部隊(Landing Force, Seventh Fleet)は、アメリカ海兵隊の部隊で構成される。平時において、第3海兵遠征旅団 (3d Marine Expeditionary Brigade, 3MEB)の司令部のみを沖縄県うるま市の「キャンプ・コートニー」を置く。
- 第31海兵隊遠征隊 (31st Marine Expeditionary Unit, 31MEU)は、第7艦隊上陸部隊を構成する連携部隊として、沖縄県国頭郡金武町の「キャンプ・ハンセン」に司令部を置き駐屯している。
- 上記の海兵隊部隊は、平時は太平洋海兵隊 (United States Marine Corps Forces Pacific, MARFORPAC)・第3海兵遠征軍 (III Marine Expeditionary Force, III MEF)の指揮下にある部隊である。
- 第3海兵遠征旅団 (3MEB)に編入された第3海兵遠征軍 (III MEF)所属の部隊や第31海兵遠征成隊 (31MEU)が、第7艦隊水陸両用部隊に乗艦し作戦行動する際に、第7艦隊上陸部隊(第79任務部隊)として編成される。
- 第7艦隊陸上部隊の作戦統制は第7艦隊司令官が指揮し、部隊管理は太平洋艦隊海兵軍 (FMFPac)の指揮を受ける。なお太平洋艦隊海兵軍司令官は、太平洋海兵隊司令官が兼任する。
- US Navy 090715-N-9520G-135 Marines assigned to the 31st Marine Expeditionary Unit (31st MEU) deployed aboard the amphibious assault ship USS Essex (LHD 2) disembark Landing Craft Air Cushion (LCAC) 21.jpg
LCACから下船する31MEU
- US Navy 060326-N-4124C-067 U.S. Marines assigned to the 31st Marine Expeditionary Unit (MEU) load onto Landing Craft Utility One Six Three Four (LCU-1634) in Pohang.jpg
LCUに乗船する31MEU
その他の艦艇
上記に記載されていない艦艇の一覧。
グアム海軍基地
- エモリー・S・ランド級潜水艦母艦「フランク・ケーブル」(USS Frank Cable, AS-40)
第15潜水隊(Submarine Squadron 15, SUBRON 15))
- ロサンゼルス級原子力潜水艦「シカゴ」(USS Chicago, SSN-721)
- ロサンゼルス級原子力潜水艦「キー・ウェスト」(USS Key West, SSN-722)
- ロサンゼルス級原子力潜水艦「オクラホマシティ」(USS Oklahoma City, SSN-723)
- 「シカゴ」・「キー・ウエスト」・「オクラホマシティ」は、ともにトマホーク巡航ミサイル用VLSを装備したフライトII型である。またニューポート・ニューズ造船所で1983年〜84年に連続して建造された原子力潜水艦である。
- USS Frank Cable (AS-40).jpg
潜水艦母艦「フランク・ケーブル」
AS-40
- USS Chicago (SSN-721) returns from Desert Storm.jpg
原子力潜水艦「シカゴ」
SSN-721 - USS Key West (SSN-722).jpg
原子力潜水艦「キー・ウェスト」
SSN-722[13] - USS Oklahoma City (SSN 723).jpg
原子力潜水艦「オクラホマシティ」
SSN-723
第7艦隊の航空機
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:アメリカ太平洋軍 テンプレート:US Fleets
テンプレート:アメリカ海軍2- ↑ 2004年4月から10月まではブルー・リッジがドック入りしていたため第3艦隊旗艦「コロナド」 (USS Coronado, AGF-11)が臨時の旗艦となっていた。
- ↑ [1]
- ↑ [2]
- ↑ 2011年5月11日、VFA-195はF/A-18Eへの機種転換訓練を終え厚木基地に戻る[3]。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ [4]
- ↑ [5]
- ↑ 2010年12月6日撮影
- ↑ [6]
- ↑ [7]
- ↑ 写真は、第51軽対潜ヘリコプター飛行隊第3分遣隊時代のもの。(2007年6月25日撮影)
- ↑ 写真は、佐世保に配備される前のサンディエゴを母港にしていた時のもの。(2009年9月16日撮影)
- ↑ 写真は、グアム海軍基地に配備される前のハワイ州オアフ島のパール・ハーバー(ハワイ)を母港にしていた第3潜水艦隊時代のもの。(2009年9月16日撮影)