第7空軍 (アメリカ軍)

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第7空軍U.S. Seventh Air Force)はアメリカ空軍における航空軍の一つ。太平洋空軍傘下の部隊であり、在韓米軍を構成している。アメリカ軍としての任務のほか、韓国駐留国連軍として、韓国の防衛にも責任を持つ。司令官職は中将が充てられるポストであり、第7空軍司令官は在韓米軍副司令官を兼ねる。

歴史

1940年11月1日にアメリカ陸軍航空隊のハワイ航空軍(Hawaiian Air Force)として設立された。1942年9月18日に第7空軍に改称されている。第二次世界大戦前半においては、ハワイ諸島を中心とした中部太平洋域の防衛が主任務であった。日本軍根拠地との距離があったために主に戦力増強に努め、本格的な戦闘参加は戦争末期に、部隊が沖縄硫黄島に展開してからの事となった。

戦争後、1946年にハワイに帰還し、1947年には太平洋航空軍団(Pacific Air Command)に改編、主要軍団となったものの、1949年に編成解除された。

1955年から一時復帰編成されたものの、1957年に再び編成解除され、ベトナム戦争の影響で1966年に復帰編成されることとなる。ベトナム戦争では南ベトナムのタン・ソン・ニュット空軍基地に展開、タイ王国に展開した第13空軍とともにアメリカ空軍の主戦力となった。アメリカ軍のベトナムからの撤退が開始されると、1973年に司令部はタイ王国に移動した。その後、戦後の戦力整理により1975年に第7空軍は解隊された。

1986年に第7空軍は韓国駐留部隊として再編された。その後、2008年現在まで韓国に駐留している。

主要基地

主要部隊

  • 第51戦闘航空団:烏山空軍基地。F-16およびA-10装備。
  • 第8戦闘航空団:群山空軍基地。F-16装備。

部隊系譜

  • 1940年10月19日:ハワイ航空軍(Hawaiian Air Force)設立
  • 1940年11月 1日:実働開始
  • 1942年 2月 5日:7空軍(7 Air Force)に改編
  • 1942年 9月18日:第7空軍(Seventh Air Force)に改編
  • 1947年12月15日:太平洋航空軍団(Pacific Air Command)に改編、主要軍団レベルに格上げ
  • 1949年 7月 1日:休止
  • 1954年12月10日:第7空軍(Seventh Air Force)として再編成
  • 1955年 1月 5日:実働開始
  • 1957年 7月 1日:編成解除
  • 1966年 5月28日:復帰編成
  • 1975年 7月30日:編成解除
  • 1986年 9月 8日:復帰編成

外部リンク

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