アジア太平洋博覧会

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テンプレート:イベントインフォメーション アジア太平洋博覧会(アジアたいへいようはくらんかい)とは、1989年3月17日から1989年9月3日まで福岡県福岡市早良区百道浜(ももちはま)および中央区地行浜(じぎょうはま)一帯の臨海埋め立て地区にて開催された博覧会(地方博覧会)。

市制施行100周年を記念して開催された。通称はよかトピア。入場者は823万人(目標700万人)。

概要

その名の通りアジアおよび太平洋地域をテーマとした博覧会であった。日本国内からは1,056企業・団体が、国外からは37か国・地域と2国際機関が出展参加し、43館(国内33館、外国10館)のパビリオンが設置された。

マスコットは太平君洋子ちゃん。マスコットデザインは手塚治虫が担当したが、開幕を待たずに逝去した。

ガイドウェイバスの運行が日本で初めて行われたイベントでもある。西日本鉄道が運行を担当し、会場内に約840mの専用走行路を敷設して運行された。

会場一帯は、現在はシーサイドももち地区という名称で知られている。よかトピアに合わせて建てられた福岡タワー福岡市博物館西部ガスミュージアムなどはそのまま営業を続け[1]、残りの会場跡地は住宅地や商業地、公園などとして整備された。福岡 ヤフオク!ドームもこの跡地(会場駐車場だった)にあたる。当時、会場にあった国内最大級の観覧車は、会期終了後、熊本県荒尾市三井グリーンランド(現在は「グリーンランド」)に移設され現在も使用されている。

会場へのアクセス道路となった幹線道路はよかトピア通りと名付けられている。

記念切手

アジア太平洋博覧会を記念した切手が1989年3月16日に発行された。切手図案には会場全景と地球が描かれている。

額面は当時の定形郵便基本料金料金である60円だったが、直後の4月1日に消費税が導入され郵便料金が62円になったため、同一の意匠で額面を62円に変更したものが同年4月18日に発行されている。発行枚数であるが、前者は2700万枚と当時の記念切手の発行枚数とほぼ同じであったが、後者は300万枚であり、発行枚数が9分の1であり、62円の方が希少である。

脚注

  1. 福岡タワーはその後テレビ・FM送信所としても使用。西部ガスミュージアムは2003年に閉館・解体。

関連項目

外部リンク