あすか (テレビドラマ)
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『あすか』は、1999年10月4日から2000年4月1日まで放送された、NHK連続テレビ小説の61作目。
概要
奈良県明日香村と京都市を舞台に、宮本あすか(竹内結子)が和菓子職人として成長していく様子と、それを取り巻く人間関係を描く。
大島ミチルによる、オーボエを主体としたオープニング曲『風笛(かざぶえ)』(オーボエは宮本文昭が担当)でも知られる(曲のエンディングにいくつか異なるヴァージョンがあった)。
物語は1960年代から始まって次第に現代に近づき、最終回では総合テレビの放送日時に同期した。作中に「インターネット」という言葉が初めて登場した朝ドラである。
毎回終了時には、大河ドラマ『武田信玄』の「今宵はここまで…」のように、語り役の有馬稲子の「続きはまた明日」「続きはまた来週」(土曜日のみ)というセリフで締めくくった。例外として、有馬稲子が演じる志乃が亡くなった回はセリフ無し、1999年最後の回は「続きはまた来年」、老舗和菓子店「扇屋一心堂」が倒産した回はクレジットで倒産を表示しただけでセリフ無し、そして最終回では「続きはまたいつか」で締めくくった。
ドラマの舞台となった老舗和菓子店「扇屋一心堂」「正直屋」や、「扇屋一心堂」の看板菓子である「おかめまんじゅう」は、翌年の連続テレビ小説『オードリー』でも、劇中の台詞のみではあるが登場している。
1999〜2000年の平均視聴率は24.4%、最高視聴率は27.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)[1]。全149回。
2005年3月28日から9月17日までNHK-BS2でアンコール放送された。 2006年5月17日に完全版DVDが発売され、2013年3月より総集編のNHKオンデマンドでの配信が行われている。
スタッフ
- 原作 - 鈴木聡
- 音楽 - 大島ミチル
- オーボエ演奏 - 宮本文昭
- 語り - 有馬稲子(藤吉志乃役を兼任)
- 副音声解説 - 関根信昭
- 京ことば指導 - 桃山みつる(御所智恵子役を兼任)
- 制作統括 - 土屋秀夫
- 制作 - 山神裕
- 演出 - 田村文孝、宮崎純、松浦禎久、六山浩一、梛川善郎、久保田充
登場人物
扇屋一心堂
- 宮本(速田)あすか(主人公、禄太郎と京子の娘、巌治郎と志乃の孫娘、俊作の妻、いつかの母、和菓子職人) - 榎園実穂(当時子役)→竹内結子
- 速田俊作(あすかの幼馴染で夫、いつかの父、考古学者) - 浅利陽介(当時子役)→藤木直人
- 速田いつか(あすかと俊作の娘、禄太郎と京子の孫娘) - 榎園実穂(二役)
- 宮本禄太郎(京子の夫、あすかの父、舞の叔父、いつかの祖父、和菓子職人) - 藤岡弘(現 藤岡弘、)
- 宮本(藤吉)京子(禄太郎の妻、あすかの母、舞の叔母、いつかの祖母、巌治郎と志乃の娘、玉治郎の妹) - 紺野美沙子
- 藤吉巌治郎(玉治郎と京子の父、あすかと舞の祖父、いつかと愛の曾祖父。旧姓:今村、「扇屋一心堂」主人、婿養子) - 芦屋雁之助
- 藤吉志乃(巌治郎の妻、玉治郎と京子の母、あすかと舞の祖母、いつかと愛の曾祖母、「扇屋一心堂」女将、家付き娘)/語り - 有馬稲子
- 藤吉玉治郎(あすかの伯父、舞の父、京子の兄、愛の祖父) - 梅沢富美男
- 綾瀬(藤吉)ひろこ(玉治郎の妻、あすかの伯母、舞の母、愛の祖母、元芸妓) - 名取裕子
- 綾瀬(藤吉)舞(あすかの従姉妹、玉治郎とひろこの娘、徹次の妻、愛の母) - 杉本友莉亜(子役)→佐藤仁美
- 藤吉愛(舞と徹次の娘、玉治郎とひろこの孫娘) - 杉本友莉亜(二役)
- 清川(藤吉)徹次(「扇屋一心堂」職人、舞の夫、愛の父、婿養子) - 井之上チャル
- 榎本留吉(「扇屋一心堂」最古参職人) - 国田栄弥
- 服部武春(「扇屋一心堂」職人) - 内場勝則
- 鶴見淳(「扇屋一心堂」職人) - 福本伸一
京都の人々
- 寺島菊江(料亭「菊屋」主人) - 東ちづる
- 松坂太兵衛(茶人、京都伝統芸能の重鎮) - 金田龍之介
- 松坂三郎太(太兵衛の子、京子の元婚約者) - 加納幸和
- 御所智恵子(松坂家の使用人) - 桃山みつる
- マイケル・ブラウン(茶の世界に魅せられ、太兵衛の元で茶道を学ぶアメリカ人) - ブライアン・ホルス
- 正直屋(「のれん会」会員) - レツゴー長作
- よしこ (正直屋の娘 「正直屋」の職人、工場長) - 弘中麻紀
- ユミ(「正直屋」職人) - 岡村亜紀
- ヒトミ(「正直屋」職人) - 大山ルミ
- 桂月(「のれん会」会長) - 露の五郎(のちの二代目露の五郎兵衛)
- 御伊志堂(「のれん会」会員) - 沢本忠雄
- 本家廣松(「のれん会」会員) - 北見唯一
- 一色斎新月(京都の新興和菓子屋の主人 後に「のれん会」入会、副会長を務める) - 関秀人
- 越坂部(俊作の大学の先輩) - 山西惇
- 横田(俊作、舞の会社の先輩) - 谷川清美
- 花岡部長(俊作、会社の上司) - 中山正
- 重田(「京都嵐山ホテル」支配人) - 三上市朗
- 中西(「京都百貨店」従業員) - 草川祐馬
- マスター塩崎(名曲喫茶「しゃべらんて」マスター) - 峯尾進
- 桑田(バー「リバーサイド」店長) - Mr.オクレ
- 瀬川洋子(技術技師) - 有森也実
- 日高秀明(経歴不明の経営コンサルタント) - 筧利夫
- 玉木佐和子(西陣老舗の女将「扇屋一心堂」の後援者) - 市田ひろみ
奈良・明日香村の人々
- 今村嘉(巌治郎の妹、玉治郎と京子の叔母、明日香村在住) - 三島ゆり子
- 今村誠一(嘉の子) - 村上ショージ
- 今村道代(誠一の妻) - 三田篤子
- バタヤン(あすかの幼なじみ) - 中村大輝→山口智充(DonDokoDon)
- サンペイ(あすかの幼なじみ) - 石野慎一郎→ 平畠啓史(DonDokoDon)
- 山際先生(あすかの小学生時代の恩師) - 大江千里
- 速田圭介(俊作の叔父) - 表淳夫
- 俊作似の少年 - 浅利陽介(二役、最終回のみ登場)
脚注
外部リンク
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