明日香村
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テンプレート:Infobox 明日香村(あすかむら)は、奈良県の中央部に位置する村。中央集権律令国家の誕生の地である事から飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている事で知られ、「日本の心の故郷」とも紹介される。
目次
地理
- 河川: 飛鳥川
まわりを丘や山に囲まれた小さな盆地に位置する。
隣接している自治体
人口
テンプレート:人口統計 奈良県統計 明日香村の人口
- 2008年1月1日現在 : 6,114人
- 人口増加率(2002年→2007年) : -8.1%
歴史
古代
沿革
- 1956年(昭和31年)7月3日 - 阪合村・高市村・飛鳥村が合併して発足。
- 1969年(昭和44年)4月 - 村章を制定[1]。
- 1972年(昭和47年)3月21日 - 高松塚古墳から彩色壁画が発見される。
村域の変遷
明治22年 | 昭和31年 | 現在 |
---|---|---|
奈良県 | ||
高市郡 | ||
阪合村 | 明日香村 | |
高市村 | ||
飛鳥村 |
遺跡・景観保全
日本で唯一全域が古都保存法対象地域の自治体である[2]。また、村全体の世界遺産登録に向けた計画が具体化している。
明日香村特別措置法によって村内全域が歴史的風土保存の対象となっている。遺跡・景観保全のためやむを得ないが、この厳しい開発規制のため人口は減少している。
行政
- 村長:森川裕一(もりかわ ゆういち、1956年生、任期 2012年10月23日から)
- 村議会:議員定数10人(欠員1名、任期 2013年7月1日まで)
- なお、衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第4区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「高市郡・橿原市選挙区」(定数:4)となっている[3]。
経済
産業
- 観光、農業
金融機関
- 南都銀行 明日香支店(岡)
農業協同組合
- 奈良県農業協同組合(JAならけん)
- あすか支店・あすか経済センター(川原)
- あすか駅前支店(村越)
日本郵政グループ
(※2014年6月現在)
※明日香村内の郵便番号は「634-01xx」(明日香郵便局の集配担当)となっている。
教育
- 明日香村立明日香小学校
- 明日香村立聖徳中学校 - 校舎など敷地の大部分は、隣接する橿原市五条野町に属する。
- 奈良県立明日香養護学校
村民利用施設
姉妹都市・提携都市
海外
交通
道路
- 一般国道 - 村内を走る一般国道:国道169号
- 県道 - 村内を走る県道:奈良県道15号桜井明日香吉野線、奈良県道155号多武峯見瀬線
鉄道路線
バス路線
- かめバス - 駅と村内の主な観光地を巡回する明日香周遊バス(赤かめ)と、主に村民の生活区域を巡回する明日香循環バス(金かめ)。これらの利用は明確に区分されていないので、観光客が金かめバスに乗車する事、またはその逆も可能。
- この他、奈良交通バスの桜井駅(近鉄大阪線・JR桜井線)からの便や橿原市コミュニティバスとの乗り継ぎがある。
その他
文化・芸術団体
無形文化
名所・旧跡・観光・祭事
陵墓
古墳
神社
寺院
宮跡
遺跡
博物館・資料館
公園・自然
祭事・行事
- おんだ祭
- 飛鳥光の回廊 - 秋頃に行われる夜間ライトアップ。
- ミステリーロマン飛鳥
- 棚田の案山子コンテスト
- 明日香サイクリングフェスティバル - 明日香ヒルクライムなど。
- 村民体育祭
名誉村民
出身有名人
関連項目
- 日本の首都
- 飛鳥
- 飛鳥時代
- 飛鳥京跡
- 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群 - 2007年1月23日、世界遺産(文化遺産)暫定リストへの追加掲載が決定した。村内の史跡が多く含まれている。
- あすか - 連続テレビ小説。明日香村が舞台の一つとなっている。