船引町
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テンプレート:Infobox 船引町(ふねひきまち)は福島県田村郡にあった町。
2005年3月1日に田村郡船引町、滝根町、大越町、都路村、常葉町が合併し、田村市(たむらし)となった。合併後の人口は約4万4000人。
目次
地理
町内の東側は、なだらかな阿武隈高地がつづき、日山などの頂点を境に町域を分ける。また、町の南部には片曽根山があり、田村富士と呼ばれ親しまれている。町の西側の郡山市方面から、町の南東のいわき方面に続く鉄道や高速道路が整備されている。
- 山: 日山(1,057m) 、移ヶ岳(994m) 、黒石山(865m)
- 河川: 大滝根川、移川
隣接していた市町村
歴史
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、片曾根村,芦沢村,美山村,移村,瀬川村,文珠村,七郷村が成立。
- 1915年(大正4年)3月21日 - 平郡西線(現在の磐越東線)三春 - 小野新町間が開業。
- 1934年(昭和9年)4月1日 - 片曾根村が町制施行・改称し船引町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 船引町,芦沢村,美山村,移村,瀬川村,文珠村,七郷村の一部が合併し、船引町となる。七郷村の残部は大越町へ編入。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 国道288号が制定。
- 1995年(平成7年)8月2日 - 船引三春インターチェンジが供用開始。
- 2005年(平成17年)3月1日 - 大越町,滝根町,常葉町,都路村と合併し、田村市となる。
行政区域変遷
- 変遷の年表
船引町町域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 旧船引町町域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行により、以下の村が発足。[1][2] |
1934年(昭和9年) | 4月1日 | 片曾根村が町制施行・改称し船引町となる。 |
1955年(昭和30年) | 4月1日 | |
1957年(昭和32年) | 三春町の一部(笹山・荒和田と熊耳・南成田の各一部)は船引町に編入。 | |
1963年(昭和38年) | 船引町の一部(笹山・荒和田・要田の各一部)は三春町に編入。 | |
2005年(平成17年) | 3月1日 | 船引町は滝根町・大越町・都路村・常葉町が合併し田村市が発足。船引町は消滅。 |
- 変遷表
船引町町域の変遷表(※細かい境界の変遷は省略) | ||||||
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1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
船引村 | 片曾根村 | 昭和9年4月1日 船引町に 町制施行 |
昭和30年4月1日 船引町 |
平成17年3月1日 田村市 |
田村市 | |
今泉 | ||||||
春山村 | 文珠村 | 文珠村 | ||||
粠田村 | ||||||
石森村 | ||||||
長外路村 | 美山村 | 美山村 | ||||
長外路村 | ||||||
石沢村 | 瀬川村 | 瀬川村 | ||||
新舘村 | ||||||
門鹿村 | ||||||
大倉村 | ||||||
上移村 | 移村 | 移村 | ||||
南移村 | ||||||
北移村 | ||||||
中山村 | ||||||
横道村 | ||||||
芦沢村 | 芦沢村 | 芦沢村 | ||||
堀越村 | 七郷村 の一部 |
七郷村の一部 | ||||
遠山沢村 | ||||||
永谷村 | ||||||
椚山村 | ||||||
門沢村 | ||||||
笹山村の一部 | 要田村 | 要田村 | 昭和32年 船引町に編入 | |||
荒和田村の一部 | ||||||
熊耳村の一部 | ||||||
南成田村の一部 |
地区
船引地区、文珠地区、美山地区、瀬川地区、移地区、芦沢地区、七郷地区、要田地区
交通
鉄道
道路
教育
高等学校
中学校
- 田村市立船引南中学校
- 田村市立船引中学校
- 田村市立移中学校
- 田村市立瀬川中学校
小学校
- 田村市立船引小学校
- 田村市立美山小学校
- 田村市立石森小学校
- 田村市立春山小学校
- 田村市立瀬川小学校
- 田村市立芦沢小学校
- 田村市立要田小学校
- 田村市立緑小学校
- 田村市立船引南小学校
- 田村市立今泉小学校
著名な出身者
- 助川啓四郎(船引町長、のち立憲政友会衆議院議員)
- 渡辺由紀(女優)
- 玄葉光一郎(民主党衆議院議員)
- 荒井広幸(新党改革参議院議員・元衆議院議員)
- 三原昌平(プロダクトデザイナー・大同大学教授)
- 渡辺高夫(陸上競技指導者、元仙台育英学園高等学校陸上競技部監督)
- 久保田正広(機械材料工学・日本大学教授)