日本紙パルプ商事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 日本紙パルプ商事株式会社(にほんかみパルプしょうじ)は、東京都中央区に本社を置く世界最大(2006年現在)の紙専門商社である。
目次
概要
1845年(弘化2年)、当時の三越で番頭をしていた人が独立し、京都にて和紙商「越三商店」として設立された。
三井グループ綱町三井倶楽部所属。
王子製紙、日本製紙など国内製紙メーカーの販売代理店事業の他、製紙製造から古紙リサイクルに至るまで幅広い事業を行っている。
紙パルプ商社としては業界唯一の上場企業である。
事業所所在地
国内主要事業所
- 本社
- 支社
海外グループ拠点
19拠点49都市に、64のグループ拠点がある(2012年現在)。
- 香港、上海、北京、広州(中国)
- ソウル(韓国)
- 台北(台湾)
- ジャカルタ(インドネシア)
- ホーチミン(ベトナム)
- シンガポール
- バンコク(タイ)
- クアラルンプール(マレーシア)
- ドバイ(アラブ首長国連邦)
- アトランタ、ロスアンゼルス(アメリカ)
- メキシコ
- シドニー(オーストラリア)
- デュッセルドルフ(ドイツ)
- モスクワ(ロシア)
沿革
- 1845年(弘化2年) - 京都において和紙商、越三商店として創業。
- 1876年(明治9年) - 京都府御用掛として梅津パピール・ファブリック(後の王子製紙京都工場)の製品を販売。日本初となる洋紙販売を行う。
- 1902年(明治35年) - 合名会社中井商店に改組。
- 1916年(大正15年)12月15日 - 株式会社中井商店に改組。
- 1963年(昭和38年)5月 - 中井株式会社に社名変更。
- 1968年(昭和43年)4月 - 北興産業株式会社を合併し、北陸紙業株式会社の営業権を譲受。
- 1970年(昭和45年)1月 - 株式会社富士洋紙店と合併、日本紙パルプ商事株式会社に社名変更。
- 1972年(昭和47年)10月 - 東証2部に上場。
- 1973年(昭和48年)8月 - 東証1部に指定替え。
- 1973年(昭和48年)10月 - 大証1部に上場(2003年12月上場廃止)。
- 2001年(平成13年) 東京地区においてISO14001認証取得。
- 2003年(平成15年)8月 - トーメングループの紙パルプ事業を譲受。
- 2010年(平成22年)4月 - アメリカグールド社の株式51%を取得し子会社化。
- 2011年(平成23年)4月 - 三栄グループとの資本業務提携。
- 2012年(平成24年)10月 - 本社を東京都中央区日本橋本石町から現在地に移転。
主なグループ会社
製紙・紙加工部門
- 株式会社エコペーパーJP
卸売部門
- ジェーピーホームサプライ株式会社
リサイクル事業部門
- JP資源株式会社
物流部門
- JPロジネット株式会社(旧・ジェーピー共同物流株式会社)
- JPトランスポートサービス株式会社(旧・中井紙輸送株式会社) ※JPロジネットの子会社
- 株式会社札幌紙流通センター ※JPロジネットの子会社
- 株式会社箱崎紙流通センター ※JPロジネットの子会社
- 南港紙センター株式会社
- 株式会社日昭
- 株式会社西北紙流通デポ
- 板橋共同作業株式会社
- 株式会社板橋紙流通センター
- 大阪紙共同倉庫株式会社
サービス部門
- 株式会社ジェーピー情報センター