宮川村 (岐阜県)
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テンプレート:Infobox 宮川村(みやがわむら)は、岐阜県吉城郡にあった村である。2004年(平成16年)に吉城郡の4町村で合併して飛騨市となった。
目次
[非表示]地理
岐阜県北部、飛騨高地の北部に位置した。村の中央を南北に流れる宮川が村名の由来である。東西は山地で、集落は川沿いの河岸段丘上に形成されている。 村南部の宮川流路に沿って跡津川断層が通過しており、断層上に位置するニコイ高原には池ヶ原湿原がある。村北西部を流れる万波川上流には万波高原と呼ばれる標高1,000mの平坦地が広がり、大根の産地として知られる。
- 山: 白木峰、蕎麦角山、高山、流葉山、漆山岳
- 河川: 宮川、万波川
隣接していた自治体
歴史
交通
鉄道路線
道路
高速道路
- 村内に高速道路はなし。
一般国道
- 国道360号 - 宮川沿いに飛騨国と越中国を結ぶ越中西街道が通っていた。現在の国道360号に相当する。2000年(平成12年)8月に宮川細入道路の県境区間が開通するまでは冬季閉鎖され、冬季間は富山県側との往来はできなかった。
- 国道471号・国道472号(重複区間)
主要地方道
- 村内に主要地方道はなし。
一般県道
林道
- 打保谷林道
- 小坂谷林道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
その他
電気
岐阜県内の大多数の地域を賄う電気事業者は中部電力であり、同村の旧坂上村の地域も中部電力であるものの、旧坂下村の地域は北陸電力となっている。これは、1925年(大正12年)8月に運用を開始した富山県婦負郡細入村蟹寺(現在の富山市蟹寺)の日本電力(現在の関西電力)蟹寺発電所と大きく関係している。1923年(大正10年)10月頃に工事が始まった際、工事用動力として蟹寺地区から打保地区へ引用し、これを万波地区以外の各地区へも順次供給し、工事終了後に送電線を現在の北陸電力へ提供したためである[1]。