古川町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 古川町(ふるかわちょう)は、岐阜県吉城郡にあった町である。2004年(平成16年)2月1日に周辺町村と合併して飛騨市の一部となった。旧町役場を飛騨市の市役所に使用している。
目次
地理
飛騨高地の北部に位置し、町の中央を南東から北西に宮川が流れている。古川国府盆地のほぼ中央に市街地を形成し、1000m級の山々がすぐ近くを囲む。
気象
年間平均気温は11.1度。1月の平均気温はマイナス2.0度、8月の平均気温は24.5度。降水量は1,814.4mm。(1961年から1990年の平均値)
隣接していた自治体
歴史
- 1586年(天正14年)- 金森長近が増島城を築城、養子の金森可重が城主となり、古川の城下町が成立。
- 1695年(元禄8年)- 一国一城令により、増島城が破却される。
- 1875年(明治8年) - 古川町が成立。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 古川町・細江村・小鷹利村が合併して古川町になる。
- 2004年(平成16年)2月1日 - 古川町・神岡町・宮川村・河合村が合併して飛騨市になった。
行政
2002年1月1日の町職員数 142人(本庁88人、施設54人)
経済
産業
町の面積の8割が山林だが、林業はふるわなかった。
農業は稲作中心であったが、他に野菜や果樹、肉牛の飼育が伸びていた。農業全体は低下傾向にあり、経営耕地面積は1970年(昭和45年)から2000年(平成12年)までの30年間でほぼ半減した。養蚕は20世紀後半に減少し、1996年(平成8年)に完全に杜絶え、かわって商工業が発達した。
産業区分 | 1985年 | 1993年 |
---|---|---|
第一次産業 | 1,008 | 863 |
農業 | 898 | 793 |
林業 | 109 | 59 |
漁業 | 1 | 11 |
第二次産業 | 3,885 | 3,698 |
鉱業 | 49 | 34 |
建設業 | 1,046 | 1,179 |
製造業 | 2,790 | 3,698 |
第三次産業 | 3,827 | 4,279 |
卸売・小売業,飲食店 | 1,535 | 1,614 |
金融・保険業 | 112 | 135 |
不動産業 | 18 | 12 |
運輸・通信業 | 383 | 312 |
電気・ガス・水道業 | 39 | 48 |
サービス業 | 1,524 | 1,898 |
公務 | 216 | 260 |
分類不能 | - | - |
合計 | 8,720 | 8,840 |
教育
高等学校
中学校
小学校
交通
鉄道路線
道路
国道41号が南東の高山市、国府町方面から入り真っすぐ北西に伸びた。国道41号は、町の北西端で北東に右折して神岡町に通じた。この右折地点からは、かわりに国道471号が北西に通り、宮川村、河合村方面に接続した。
高速道路
- 町内に高速道路はなし。
一般国道
主要地方道
一般県道
長距離自然歩道
- 中部北陸自然歩道
- 起し太鼓の里を訪ねる道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 古川祭 起こし太鼓・屋台行事(国の重要無形民俗文化財)
- 気多若宮神社
- 飛騨古川祭会館
- 飛騨の山樵館
- 飛騨の匠文化会館・郷土民芸会館
- きつね火まつり
- 道の駅アルプ飛騨古川
- 道の駅飛騨古川いぶし