出雲鉄道部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出雲鉄道部(いずもてつどうぶ)とは、かつて島根県出雲市にあった西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道部の一つである。
概要
ローカル線の活性化と効率的な鉄道運営ができるように1991年4月1日から鉄道部制度を導入し、地域の特性に応じた業務が行われていた。出雲鉄道部は米子支社のもと、島根県内東部の山陰本線を管轄エリアとしていたが、2008年6月1日で廃止された。
管轄路線
配置車両の車体に記される略号
米子支社の略号であり「米」と、出雲を意味する「イモ」から構成された「米イモ」であった。
配置車両
配置されていた車両は、山陰本線西出雲駅 - 出雲神西駅間にある出雲車両支部に配置されており、JRでも数少ない特急形車両専門の車両基地であった。かつては出雲運転区(いずもうんてんく)と称していたが、2000年に出雲鉄道部の下部組織となり、出雲車両支部となった。2008年6月1日、出雲鉄道部の廃止により、後藤総合車両所の下部組織とされ、出雲支所に改称された。
2008年4月1日現在の配置車両は以下の通り。
過去に配置された車両
歴史
- 1981年(昭和56年)3月7日:出雲準備電車区として発足[2]。
- 1982年(昭和57年)3月5日:出雲電車区に改称[2]。
- 1986年(昭和61年)3月3日:出雲電車区、米子機関区出雲派出所、米子客貨車区出雲派出所が統合されて、出雲運転区が発足[2]。
- 1992年(平成4年)4月1日:鉄道部制度に伴い、第3次鉄道部として出雲鉄道部が発足。
- 2000年(平成12年)4月1日:出雲運転区が出雲鉄道部に統合され、出雲車両支部になる[3]。
- 2008年(平成20年)6月1日:出雲鉄道部が廃止。出雲車両支部の車両・検修関係は後藤総合車両所に統合され、後藤総合車両所出雲支所になり、駅関係は松江駅、保線関係は出雲保線区、電気関係は米子電気区出雲派出の管理となった[4]。