七久保駅
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七久保駅(ななくぼえき)は、長野県上伊那郡飯島町七久保にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅。駅舎のある1番線に下り列車が、2番線に上り列車が停車する。3番線は待避線として使用されるが、2009年3月改正ダイヤでは定期旅客列車の発着が設定されていない。ホーム間は、高遠原駅側の構内踏切で連絡している。伊那市駅管理の無人駅である。
1996年(平成8年)3月まで、駅南西にあった日本石油伊那油槽所へ至る専用線が分岐し、当駅には油槽所向け・汐見町駅発送の石油輸送用タンク車が週に数回2両程度到着していたが、油槽所の閉鎖に伴い廃止された。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color飯田線 | 下り | 辰野方面[1] |
2 | テンプレート:Color飯田線 | 上り | 飯田・天竜峡方面[1] |
3 | (予備ホーム) |
駅周辺
雄大な中央アルプス(木曽山脈)がバックに望める駅として知られており、鉄道撮影の名所になっている。
- 七久保郵便局
- 県立公園 千人塚
- 道の駅花の里いいじま
歴史
- 1918年(大正7年)7月23日 - 伊那電車軌道(1919年に伊那電気鉄道に改称)が飯島駅から延伸した際の終着駅として開業。一般駅。
- 1918年(大正7年)12月12日 - 伊那電車軌道が高遠原停留場(現・高遠原駅)まで延伸し、途中駅となる。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 伊那電気鉄道線が飯田線の一部として国有化され、国鉄の駅となる。
- 1971年(昭和46年)12月1日 - 荷物・専用線発着を除く貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 1994年(平成6年)3月31日 - 無人駅化(ただしJR貨物の職員は配置)。
- 1996年(平成9年)3月16日 - 貨物列車の設定廃止。
- 2002年(平成14年)4月1日 - JR貨物の駅(貨物の取扱)が廃止。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 飯田線
- テンプレート:Color快速「みすず」
- テンプレート:Color普通
- 高遠原駅 - 七久保駅 - 伊那本郷駅