ニジニ・ノヴゴロド州
テンプレート:基礎情報 ロシアの連邦構成主体 ニジニ・ノヴゴロド州(ニジェゴロド州、Нижегородская область, Nizhny Novgorod Oblast)はロシア連邦の州(オーブラスチ)。州都はニジニ・ノヴゴロド。沿ヴォルガ連邦管区に属する。
概要
標準時
この地域は、モスクワ時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+4時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+3、夏時間がUTC+4であった)
地理
北にイヴァノヴォ州、キーロフ州、東にマリ・エル共和国、チュヴァシ共和国、南にモルドヴィア共和国、リャザン州、西にコストロマ州、ヴラジーミル州と隣り合う。
州の中央をヴォルガ川が通り、左岸(北側)の平野部と右岸(南部)の丘陵部に分けている。州都ニジニ・ノヴゴロドは州のほぼ中央に位置し、ヴォルガ川に臨む。ヴォルガ川やその支流のオカ川、クリャスマ川の河川交通が重要である。また、シベリア鉄道が通り、モスクワと東部を結ぶ陸上交通の要衝でもある。
大陸性の気候。1月の平均気温は-12度、7月の平均気温は+19度。年間の平均降水量は約500mm。
住民
住民の大部分はロシア人であるが、モルドヴィン人、タタール人、ウクライナ人などもいる。
歴史
一帯は、1393年にモスクワ大公国に併合された。19世紀後半に急速な工業化を遂げた。
ソビエト連邦時代、1932年から1990年までニジニ・ノヴゴロド市はゴーリキーと呼ばれ、州もゴーリキー州と呼ばれていた。
産業
天然資源には乏しいが、自動車製造、機械製造、食品加工、化学工業などが盛ん。
都市
州内には25の都市と4,500の集落がある。最大の都市である州都ニジニ・ノヴゴロドのほかに、主な都市としてゼルジンスク、アルザマス、サロフ、パヴロヴォ、クストヴォ、バラフナ、ヴィクサ、チカロフスク、セミョノフ、ペルヴォマイスク、ザヴォルジエなどがある。
出身者
- ミハイル・ドブロトウォルスキー(1836年-1874年): 軍医としてサハリン島に勤務。アイヌ語と日本語を研究し『アイヌ・ロシア語辞典』を完成させた。