トゥルーライズ
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テンプレート:Infobox Film 『トゥルーライズ』(True Lies)は、1994年のアメリカ映画。1994年7月15日、アメリカ公開。20世紀フォックス提供。制作費は120億円。
概要
アーノルド・シュワルツェネッガー扮する凄腕のスパイが、その身分を家族に隠しながらテロリストと戦う姿をコメディタッチで描く、アクション映画。1991年のフランス映画『La Totale』を見て気に入ったシュワルツェネッガーが、ジェームズ・キャメロンにリメイクを持ちかけて製作された。
『トゥルーライズ』とは、直訳すると「本当の嘘」の意味である。
VHS、LD、DVDはリリースされているがBlu-ray Discは未だにリリースされていない。
あらすじ
ハリーは妻と娘との3人暮らしを送るコンピューターセールスマン。だが、彼の本当の姿は、大統領直属の国家保安組織「オメガ・セクター」所属のスパイだった。
ある日、妻の浮気を疑ったハリーは、組織の力を使って捜査を開始。誤解と判明したものの、妻が抱く平凡な日常への不満を知り、彼女にスパイの任務を疑似体験させるハリー。ところがそこへアラブ系のテロリスト「真紅のジハード」一味が乱入、夫妻は捕らえられ、娘も巻き込まれた。彼らは運搬中のソ連製核弾頭を強奪しており、米軍のペルシャ湾岸からの即時撤退を要求。聞き入れられない場合はアメリカ主要都市を核攻撃するという。国家と家族の危機にハリーが奮闘する。
スタッフ
- 監督:ジェームズ・キャメロン
- 製作:ジェームズ・キャメロン、ステファニー・オースティン
- 製作総指揮:リー・サンチーニ、ロバート・シュライヴァー、ローレンス・カザノフ
- 原作:クロード・ジディ、シモン・ミシェル、ディディエ・カミンカ
- 脚本:ジェームズ・キャメロン
- 撮影:ラッセル・カーペンター
- VFXスーパーバイザー:ジョン・ブルーノ
- VFX:デジタル・ドメイン、ボス・フィルム
- 音楽:ブラッド・フィーデル
- 美術:ピーター・ラモント
- 編集:コンラッド・バフ、マーク・ゴールドブラット、リチャード・ハリス
- タイトル・デザイン:R/GA(カイル・クーパー)
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |||
---|---|---|---|---|---|
ソフト版 | フジテレビ版 | ||||
ハリー・タスカー | アーノルド・シュワルツェネッガー | 菅生隆之 | 玄田哲章 | ||
ヘレン・タスカー(ハリーの妻) | ジェイミー・リー・カーティス | 戸田恵子 | 一城みゆ希 | ||
アルバート・マイク・ギブソン (ハリーの同僚) | トム・アーノルド | 安原義人 | 羽佐間道夫 | ||
ミスター・サイモン(ヘレンの浮気相手) | ビル・パクストン | 江原正士 | 牛山茂 | ||
ジュノ・スキナー(テロリストの黒幕的存在) | ティア・カレル | 一城みゆ希 | 一柳みる | ||
サリム・アブ・アジス(テロリストのリーダー) | アート・マリック | 樋浦勉 | 若本規夫 | ||
ディナ・タスカー(ハリーの娘) | エリザ・ドゥシュク | 林原めぐみ | 水谷優子 | ||
ファイシル(吹き替えではファイザル、ハリーの部下) | グラント・ヘスロヴ | 宮本充 | 森川智之 | ||
スペンサー・トリルビー(ハリーの上司) | チャールトン・ヘストン | 納谷悟朗 |
- フジテレビ版 - 初放送1996年3月30日 『ゴールデン洋画劇場』
- 2010年4月23日発売のベスト・ヒット・マックス版のDVDには従来のソフト版に加え、フジテレビ版の2種類の吹き替えが収録された(ただし、音声が存在するはずの作品の最後にぼやくセリフは収録されていない模様)
- また、2012年にはBlu-ray化にあたり、『コマンドー』の追加収録と並行して、フジテレビ版の同一キャストにより最後にぼやくセリフを含め、初回放送時にカットされた箇所を同一声優で追加録音されたが、ジェームズ・キャメロン監督のソフト化許可のゴーサインが出ないため[脚注 1]未だソフト化されていない。
エピソード
- 1996年のレスリー・ニールセン主演のコメディ映画『スパイ・ハード』は、その一部でこの作品をパロディしている。
- 妻を誘惑した浮気相手をハリーが脅す場面では、実在のテロリストである「カルロス」という名前が呼ばれる。
- 戦闘機の着陸シーンではアメリカ海兵隊よりAV-8B ハリアー IIの実機を借りて撮影している。
- この映画より20世紀フォックスのオープニングロゴがデジタル化された。[1]
脚注
外部リンク
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