東海クラシック
『東海クラシック』(とうかいクラシック)とは日本ゴルフツアー機構、日本女子プロゴルフ協会公認競技のタイトルである。主催は男子女子いずれも東海テレビ放送であり、更に男子については東海ラジオ放送がこれに加わる。
概要
1970年、毎年10月に愛知県みよし市の三好カントリー倶楽部を会場にした男女同時進行(男子:西コース、女子:東コース)の大会として創設された。
1990年に女子の大会名が雪印乳業の協賛により『雪印レディース 東海クラシック』と改められる。
1994年(第25回)に大会の独自色を高めるため男女分割開催となり、女子の大会の開催期間を9月中旬に繰上げ、会場も三重県いなべ市の涼仙ゴルフ倶楽部に移して行われるようになった。なお、2007年からは愛知県知多郡美浜町にある新南愛知カントリークラブ美浜コースに会場を移し現在に至っている[1]。
2001年、男子は日本コカ・コーラが大会主催の一社に加わり大会名を『ジョージア東海クラシック』に改め、女子はスポンサーがデサントに代わり大会名を『マンシングウェアレディース 東海クラシック』に改めた。さらに男子は2004年から大会名を『コカ・コーラ東海クラシック』に変更したが、2013年大会をもってスポンサーから撤退した[2]。
2014年大会は冠スポンサーが株式会社トップとなり、第45回大会は『トップ杯 東海クラシック』の名称で行われる[3] 。
なお男子では、同じ愛知県でゴールデンウィーク頃に『中日クラウンズ』(中日新聞社・CBCテレビ(2013年までは中部日本放送)主催)が行われているが、同じ年に『中日クラウンズ』と『東海クラシック』の両大会を制した者は2013年現在まだ出ていない[4]。
賞金総額は男子が1億2000万円(優勝賞金2400万円、2013年現在)、女子が8000万円(優勝賞金1440万円、2013年現在)となっている。
歴代優勝者
回数 | 男子 | 女子 | ||||
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開催期間 | 優勝者 | 開催コース | 開催期間 | 優勝者 | 開催コース | |
第1回 | 1970年10月30日 - 11月1日 | 石井富士夫 | 三好カントリー倶楽部 東コース |
1970年10月31日・11月1日 | サンドラ・パーマー | 三好カントリー倶楽部 西コース |
第2回 | 1971年11月9日 - 12日 | 内田繁 | 1971年11月10日 - 12日 | 樋口久子 | ||
第3回 | 1972年10月27日 - 29日 | 新井規矩雄 | 1972年10月28日・29日 | |||
第4回 | 1973年10月25日 - 28日 | 尾崎将司 | 1973年10月26日 - 28日 | |||
第5回 | 1974年10月24日 - 27日 | 島田幸作 | 1974年10月26日・27日 | 涂阿玉 | ||
第6回 | 1975年10月23日 - 26日 | 宮本康弘 | 1975年10月25日・26日 | 樋口久子 | ||
第7回 | 1976年10月14日 - 17日 | 青木功 | 1976年10月16日・17日 | |||
第8回 | 1977年10月13日 - 16日 | 尾崎将司 | 1977年10月15日・16日 | |||
第9回 | 1978年10月12日 - 15日 | 草壁政治 | 1978年10月14日・15日 | 涂阿玉 | ||
第10回 | 1979年10月11日 - 14日 | 入江勉 | 1979年10月13日・14日 | 岡本綾子 | ||
第11回 | 1980年10月9日 - 12日 | ラリー・ネルソン | 1980年10月11日・12日 | 樋口久子 | ||
第12回 | 1981年10月8日 - 11日 | 倉本昌弘 | 1981年10月10日・11日 | 大迫たつ子 | ||
第13回 | 1982年10月7日 - 10日 | 謝敏男 | 1982年10月9日・10日 | 岡本綾子 | ||
第14回 | 1983年10月6日 - 9日 | 倉本昌弘 | 三好カントリー倶楽部 西コース |
1983年10月7日 - 9日 | 呉明月 | 三好カントリー倶楽部 東コース |
第15回 | 1984年9月27日 - 30日 | 岩下吉久 | 1984年9月28日 - 30日 | 沢田さと子 | ||
第16回 | 1985年10月3日 - 6日 | グラハム・マーシュ | 1985年10月4日 - 6日 | 今堀りつ | ||
第17回 | 1986年10月2日 - 5日 | 倉本昌弘 | 1986年10月3日 - 5日 | 黄璧洵 | ||
第18回 | 1987年10月1日 - 4日 | 中嶋常幸 | 1987年10月2日 - 4日 | 具玉姫 | ||
第19回 | 1988年9月29日 - 10月2日 | ブライアン・ジョーンズ | 1988年9月30日 - 10月2日 | 石川恵 | ||
第20回 | 1989年9月28日 - 10月1日 | 青木功 | 1989年9月29日 - 10月1日 | 岡本綾子 | ||
第21回 | 1990年9月27日 - 30日[5] | グラハム・マーシュ | 1990年9月28日 - 30日[5] | 柴田規久子 | ||
第22回 | 1991年10月3日 - 6日 | 板井榮一 | 1991年10月4日 - 6日 | パティ・リゾ | ||
第23回 | 1992年10月1日 - 4日 | マーク・オメーラ | 1992年10月2日 - 4日 | 西田智慧子 | ||
第24回 | 1993年9月30日 - 10月3日 | 藤木三郎 | 1993年10月1日 - 3日 | 服部道子 | ||
第25回 | 1994年10月6日 - 9日 | コーリー・ペイビン | 1994年9月30日 - 10月2日 | 涼仙ゴルフ倶楽部 | ||
第26回 | 1995年10月5日 - 8日 | 河村雅之 | 1995年9月29日 - 10月1日 | 村口史子 | ||
第27回 | 1996年10月3日 - 6日 | 木村政信 | 1996年9月13日 - 15日 | 前田真希 | ||
第28回 | 1997年10月9日 - 12日 | ブランド・ジョーブ | 1997年9月19日 - 21日 | 福嶋晃子 | ||
第29回 | 1998年10月8日 - 11日 | 伊沢利光 | 1998年9月18日 - 20日 | 肥後かおり | ||
第30回 | 1999年10月7日 - 10日 | 横尾要 | 1999年9月17日 - 19日 | 李英美 | ||
第31回 | 2000年10月5日 - 8日 | 宮瀬博文 | 2000年9月15日 - 17日 | 不動裕理 | ||
第32回 | 2001年10月4日 - 7日 | 伊沢利光 | 2001年9月14日 - 16日 | 城戸富貴 | ||
第33回 | 2002年10月10日 - 13日 | 谷口徹 | 2002年9月20日 - 22日 | 藤井かすみ | ||
第34回 | 2003年10月9日 - 12日 | 川原希 | 2003年9月19日 - 21日 | 不動裕理 | ||
第35回 | 2004年10月7日 - 10日 | 今井克宗 | 2004年9月17日 - 19日 | 茂木宏美 | ||
第36回 | 2005年10月6日 - 9日 | Y・E・ヤン | 2005年9月16日 - 18日 | 大山志保 | ||
第37回 | 2006年9月28日 - 10月1日 | 星野英正 | 2006年9月15日 - 17日 | 福嶋晃子 | ||
第38回 | 2007年9月27日 - 30日 | カミロ・ビジェガス | 2007年9月14日 - 16日 | 張娜 | 新南愛知カントリークラブ 美浜コース[1] | |
第39回 | 2008年10月2日 - 5日 | 武藤俊憲 | 2008年9月19日 - 21日 | 不動裕理 | ||
第40回 | 2009年10月1日 - 4日 | 石川遼 | 2009年9月18日 - 20日 | 横峯さくら | ||
第41回 | 2010年9月30日 - 10月3日 | 松村道央 | 2010年9月17日 - 19日 | 全美貞 | ||
第42回 | 2011年9月29日 - 10月2日 | 裵相文 | 2011年9月16日 - 18日 | 服部真夕 | ||
第43回 | 2012年9月27日 - 30日[6] | H・W・リュー | 2012年9月14日 - 16日 | 永井奈都 | ||
第44回 | 2013年10月3日 - 6日 | 片山晋呉 | 2013年9月20日 - 22日 | 横峯さくら |
テレビ中継
男女共に東海テレビを制作局として、予選ラウンドは東海テレビローカル、決勝ラウンドはFNS系列全国ネットで放送するが、下記の例外がある。
- 男子の3日目は、約半数のネット局が深夜録画で放送されるほか、一部ネットしない系列局がある。
- テレビ大分は女子の最終日のみ、同日に開催される『ANAオープンゴルフ』も中継するため、深夜に時差放送される。
また、CS放送のフジテレビONEでも全ラウンドを放送するほか、東海テレビでは全ラウンドのダイジェストを、深夜に放送する。さらに、ゴルフネットワークでも『とことん1番ホール生中継』第6弾(女子は2010年、男子は2011年)として放送する。
最終日に関しては、男子大会は90分(16:05 - 17:35)番組として放送。女子大会は男女同時開催時代は60分番組(14:00 - 15:00)だったが、分離開催になってからは75分番組(16:05 - 17:20)として放送している。 なお、2009年の男子大会・最終日は10月4日に放送されたが、この日に『F1日本グランプリ』の生中継(13:40 - 15:40)する為、16:20 - 17:50に放送した。[7]
脚注
参考
- 日本女子プロゴルフ協会 東海クラシック
外部リンク
テンプレート:日本女子プロゴルフ協会- ↑ 1.0 1.1 2010年12月9日、事業主体変更に伴い従来の南愛知カントリークラブ美浜コースから名称変更(参考:新南愛知カントリークラブ公式サイト 、トップページ下部にその旨の記載がある)。
- ↑ 国内男子ツアー 来季は過去最少の22試合に… - スポニチアネックス(2013年12月13日) ※2014年6月18日閲覧
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ ちなみに異なる年で両大会での優勝経験のある選手は内田繁、青木功、尾崎将司、グラハム・マーシュ、宮瀬博文、星野英正、石川遼、松村道央、片山晋呉の9名。このうち、内田の『中日クラウンズ』優勝は当大会の創設前、また、石川は2009年の当大会優勝の後、2010年の『中日クラウンズ』に優勝。
- ↑ 5.0 5.1 台風の影響により男女とも最終日が中止
- ↑ 最終日は台風17号の影響で異例の無観客試合となった。(テンプレート:Cite news)
- ↑ 価格.comより