A&Mレコード
テンプレート:Infobox record label A&Mレコード(エー アンド エム レコード)は米国のレコードレーベルの1つで、1962年にジェリー・モスとハーブ・アルパートによって設立された。「A」はアルパート、「M」はモスの頭文字である。
歴史
当初はハーブ・アルパート自身のレコードを発売する為に設立され、メキシコのマリアッチとアメリカン・ポップスを融合させた“アメリアッチ”で人気を集めた。1960年代後半になると、ソフト・ロックやスワンプ・ロックにも手を広げると共に、イギリスの新興レーベルであるアイランド・レコードの米国配給権を得るなど、ブリティッシュ・ロックの新しい流れにも積極的に取り組んだ。1970年代にはカーペンターズのヒットによってレコード会社としての地位を固めると共に、ピーター・フランプトンやポリスなども扱う総合レーベルへと躍進した。
1993年にはポリグラム(現:ユニバーサルミュージック)傘下となった。そのため、日本でもポリグラム傘下のポリドールに販売権を移行。現在はユニバーサルミュージック内の事業再編により、法人としては旧MCAと合併したインタースコープとなったが、レーベルとしてのA&Mは残っている。
日本人アーティストとしては、SEIKO(松田聖子)やイエロー・マジック・オーケストラのアルバムが同レーベルから発売されたことがある。
所属アーティスト
- ハーブ・アルパートとティファナ・ブラス
- チャック・マンジョーネ
- ロジャー・ニコルズとザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ
- セルジオ・メンデスとブラジル66
- クロディーヌ・ロンジェ
- ザ・サンドパイパーズ
- クリス・モンテス
- バート・バカラック
- ディラード&クラーク
- カーペンターズ
- フライング・ブリトー・ブラザーズ
- ジョー・コッカー
- リタ・クーリッジ
- ポール・ウィリアムズ
- キャプテン&テニール
- ピーター・フランプトン
- ブレンダ・ラッセル
- ポリス
- スティング
- スティクス
- ジョー・ジャクソン
- ブライアン・アダムス(現在はポリドールに移籍)
- スザンヌ・ヴェガ
- ジャネット・ジャクソン
- シェリル・クロウ
- エクストリーム
- ダフィー
かつての所属アーティスト
- セックス・ピストルズ(EMIから移籍した直後に契約破棄となり、ヴァージン・レコードに移籍。よって、在籍はしたもののA&Mからは1枚もレコードを出していないばかりか、多額の違約金を支払う羽目になった)
- Y&T(1987年にゲフィン・レコードに移籍)
- アンディ・テイラー(元デュラン・デュラン・・・ただし、契約はA&M・UKと交わしている)
- UB40(1989年に米国での配給先をヴァージン・レコード・アメリカに移し、A&Mを通じて発売していた旧作も再発された)
- ヒューマン・リーグ
- シンプル・マインズ(両バンドともUB40と同様に米国の配給権はA&Mが所持していた(A&Mの隣に「Virgin」のロゴがあった)。現在米国盤はヴァージン・レコード・アメリカから発売されている)
- フリー
- クリス・デ・バー
- モンスター・マグネット
日本での事業
日本での発売元の変遷
洋楽作品のもの
- ~1978年:キングレコード
- 1978~86年:アルファレコード
- 1986~93年:ポニーキャニオン
- 1993~:ポリドール(現:ユニバーサルミュージック)
日本の邦楽レーベルとしてのA&M
2004年7月に、ユニバーサルミュージックのJ-POPレーベルとして、邦楽制作部門カンパニーの一つでユニバーサルJから分離したユニバーサルシグマ(旧キティMMEの流れを汲む)内に、A&Mレーベルが設置された。
レーベルのCDコードは、2004年のドラマ『東京湾景』オリジナルサウンドトラックの発売以降、2005年11月のKOTOのシングル『What's up』まではUMCAを使用していた。2006年以降は使用されていない。
- 主な所属アーティスト
- など
- 旧所属アーティスト
- 鬼束ちひろ(フォーライフミュージックエンタテイメントへ移籍、日本人としてはA&Mレーベル所属第1号アーティスト)
- 華原朋美(2013年ユニバーサルJに復帰)
- Chara(ソニー・ミュージックエンタテインメントへ復帰(レーベルはキューンレコード))
外部リンク
- テンプレート:Official
- UNIVERSAL INTERNATIONAL(ユニバーサルミュージック洋楽情報サイト)