はまゆう号
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はまゆう号とは、宮崎県宮崎市と鹿児島県鹿児島市を結ぶ、宮崎交通・南国交通が共同運行する高速バス路線の一つである。
以前は、大分バスとの共同運行で別府・大分から国道10号を経由、延岡・日向を経て南宮崎(宮交本社前)を結んでいた特急バスの愛称として使われていた。(別府⇒南宮崎は「はまゆう号」、南宮崎⇒別府は「ゆけむり号」と名称が変わっていた)
運行会社
運行経路・停車停留所
太字は停車停留所。宮崎県内間は宮崎駅前~宮交シティならびに鹿児島県内間は鹿児島空港南~天文館のみの利用は不可。
- 宮崎駅 - 山形屋前/カリーノ宮崎前 - 橘通り一丁目 - たまゆらの湯 - 宮交シティ - 宮崎IC - (宮崎自動車道) - 清武 - 田野東 - 高城 - 都城北 - 高崎東 - 高原IC - 小林IC - 飯野 - えびのJCT - (九州自動車道) - えびのIC - 吉松 - 鹿児島空港南 - 鹿児島空港 - 帖佐 - 鹿児島北IC - (国道3号・鹿児島市内方面) - 下伊敷 -天文館 - 鹿児島中央駅前
- 宮崎駅の乗降場所は駅西口前の高速バスターミナルとなる。
- 山形屋前は鹿児島行きの乗車のみ、たまゆらの湯・カリーノ宮崎前は宮崎行きの降車のみ停車する。
- 鹿児島空港へは一旦溝辺鹿児島空港ICにて降りたのち空港に立ち寄るルートとなる。
- 霧島SAにおいて5分間程度の途中休憩がある。
- 鹿児島中央駅の乗降場所は、駅東口通り(鹿児島市電「鹿児島中央駅」電停前)の鹿児島中央ターミナルビル(ソラリア西鉄ホテル「Reise(ライゼ)」1F)2番ホーム発・4番ホーム着となる。
沿革
- 1982年(昭和57年)4月 - 宮崎交通・南九州高速バスの2社共同運行において各社5往復の計10往復にて運行開始。当時は宮交シティ~上荒田の運行であった。
- 2004年(平成16年)3月13日 - 南九州高速バスが運行から撤退。宮崎交通の単独運行となり、7往復に減便。鹿児島側の発着地がいづろ高速バスセンターから天文館に変更。えびのICに停車するようになる。
- 2005年(平成17年)4月時点では宮崎~鹿児島間8往復(多客期9往復)、小林バスセンター~鹿児島間1往復。
- 2007年(平成19年)4月28日 - 夜行用27人乗り3列独立シート・スーパーハイデッカー車を使用し、宮崎駅~宮交シティ間と鹿児島中央駅前(南国日生ビルバスセンター)天文館のみに停車する予約指定制の「ノンストップはまゆう号」を1往復運行開始(鹿児島側からの予約・発券業務は南国交通が担当した)。宮崎駅~天文館間を2時間30分で運行(各停便は2時間50分)。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 「ノンストップはまゆう号」を廃止。代替として各停便を1往復増発し、9往復とする。
- 2009年(平成21年)4月1日 - 7往復に減便。
- 2010年(平成22年)12月20日 - 南国交通が運行に参加。8往復とし、停車地を伊敷バスストップから下伊敷(国道3号沿い)に変更。宮交バスカの使用は不可能となる。
- 2011年(平成23年)10月1日 - 「宮崎駅」の停車場所が、駅向かい側の宮崎交通宮崎駅前バスセンターから、西口前のKITEN(宮崎グリーンスフィア壱番館)に新設された高速バスターミナルに移転。また、「デパート前」バス停を、鹿児島行きが「山形屋前」(乗車のみ)・宮崎行きが「カリーノ宮崎前」(降車のみ)に分割改称。
- 2012年4月23日 - 南国交通鹿児島中央駅前バスセンターの開業に伴い、鹿児島中央駅前乗降場所を変更[1]。
車両仕様・車内サービス
40~45人乗りハイデッカー。宮崎交通で現在使用されているのは3代目である。2001年に導入された新型車2台は初のトイレつきである。
脚注
外部リンク