曼陀羅寺
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曼陀羅寺(まんだらじ)は、愛知県江南市前飛保町寺町(まえひぼちょうてらまち)にある浄土宗西山派の寺院。山号は日輪山(にちりんさん)。詳名は「日輪山 遍照光院 曼陀羅寺」。通称「飛保の曼陀羅寺」。本尊は阿弥陀三尊。藤の名所として知られる。
歴史
元徳元年(1329年)、後醍醐天皇の命により、天真乗運を開山として創建されたと伝える。かつては円福寺と称していたが寛正3年(1462年)に現在の寺号となる。
現存する正堂は、寛永9年(1632年)、当地出身で後に徳島藩祖となった蜂須賀家政(小六)によって再興されたものである。
境内
塔頭
以下の8か院がある。
- 本誓院
- 世尊院
- 修造院
- 光明院
- 常照院
- 寛立院
- 慈光院
- 霊鷲院
文化財
- 重要文化財(国指定)
- 正堂 - 寛永9年(1632年)建立。入母屋造、檜皮葺き。
- 書院 - 江戸時代前期建立。寄棟造、銅板葺き。
- 絹本著色浄土五祖像 5幅
- 銅鐘 - 朝鮮・高麗時代
- 愛知県指定有形文化財
- 江南市指定文化財
行事
所在地
愛知県江南市前飛保町寺町202