ハルツーム
テンプレート:出典の明記テンプレート:世界の市 ハルツーム(ハルトゥーム、テンプレート:Lang-en、テンプレート:Lang-ar テンプレート:Transl、意味:象の鼻)は、スーダンの首都。ウガンダから流れる白ナイルと、エチオピアから流れる青ナイルの合流地点の南岸に存在する。ナイル川はここからエジプトを通り、北の地中海へ向かう。人口は2000年時点で約2,730,000人。2010年の都市的地域の人口は518万人であり、世界第58位、アフリカでは第5位である[1]。現地での発音は「カルトゥーム」に近い。
概要
1820年に、エジプトのムハンマド・アリー朝による支配の拠点として築かれた。ナイル航路の拠点となり、奴隷貿易の中継地として栄えた。人口規模は100万を超えるが、近隣の北ハルツーム(الخرطوم بحري テンプレート:Transl)とオムドゥルマン(أم درمان テンプレート:Transl)(西郊)とで都市圏を形成しており、合わせて400万以上の居住者がいる。
マフディー戦争では大英帝国のゴードン将軍が守備したハルツームをマフディー・ムハンマド・アフマドの軍が1884年3月13日から包囲し、1885年1月26日に陥落させた。オムドゥルマンで1898年9月2日にマフディー軍はイギリス軍に敗れ、1万人以上が殺害された。
1998年8月7日、ナイロビ、ダルエスサラームのアメリカ大使館爆破事件でアルカーイダに関係して化学兵器を製造しているとされ、8月20日ハルツームのアッ=シファーの製薬工場がアメリカにより巡航ミサイルで攻撃された。
気候
11月から5月までが乾期、7月・8月が雨期である。この2か月間で年間降水量160mmのほとんどを占める。最高気温平均は4月から6月は40度Cを超え、53度Cに達することがある。12月から2月は33度Cを下回る。最低気温平均は5月から10月が25度Cを超え、12月から2月は20度Cを下回るが16度Cまでで、世界の主要都市で最も暑い。 テンプレート:Weather box
経済
1990年代にスーダン国内の油田開発が活発になり、非メジャー石油企業の進出が目立つようになった。ハルツーム北部に建設された精油所は、紅海に面したポートスーダンとパイプラインで結ばれており、同国の重要な経済施設となっている。南北和平協定により国内最大の開発事業が進み、ホテルや橋が建設された。その他、印刷・ガラス製造・食品加工・繊維などの産業がある。東南アジア企業の進出を受け、通信サービスも発達してきた。
教育
- ハルツーム大学(1902年創立)
- ジュバ大学(ジュバより移転、現在一部ジュバに復帰)
- スーダン科学工科大学(1932年創立)
交通
姉妹都市
- テンプレート:Flagicon アンマン、ヨルダン
- テンプレート:Flagicon カイロ、エジプト
- テンプレート:Flagicon イスタンブル、トルコ
- テンプレート:Flagicon アンカラ、トルコ
- テンプレート:Flagicon サンクトペテルブルク、ロシア
- テンプレート:Flagicon 武漢市、中国
- テンプレート:Flagicon アスマラ、エリトリア
- テンプレート:Flagicon オムドゥルマン、スーダン