オムドゥルマン
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テンプレート:世界の市 オムドゥルマン(オムダーマン、英語:Omdurman、アラビア語:أم درمانウンム・ドゥルマーン)はスーダンにある都市。オム・ドゥルマーンと表記されることもある。
概要
オムドゥルマンは首都ハルツームとはナイル川を挟んで西岸に位置する。ハルツームの貧しい郊外としばしば間違われることがあるが、オムドゥルマンは2,970,099人(2006年)の人口を有し、スーダンで最大の都市で商業の中心地。ハルツームやアル・ハルツーム・バフリとともに、国家の文化や産業の心臓部を担う。
1884年、マフディーと名乗ったムハンマド・アフマドは、オムドゥルマン村を彼の軍隊の司令部にした。1885年、ハルツームのイギリス軍を包囲した。 マフディーの後継者となったカリフアブダラヒ・イブン・ムハンマドはオムドゥルマンをマフディー国家の首都にした。マフディーの廟が建設されたこの都市はよく成長したが、オムドゥルマンの戦いでキッチナーはマフディー軍を破り、イギリスのスーダン支配を確実にした。戦闘で都市の大部分は破壊されたが、マフディーの廟は復旧された。