堤川市
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テンプレート:Mboxテンプレート:Infobox 堤川市(チェチョンし)は大韓民国忠清北道北部の市。内陸湖畔の美しい町で、テレビの時代劇撮影によく使われる。市のスローガンは「Nice Jecheon」。東洋医学(韓方とも)の都市としても知られ、国内外の都市で構成される健康都市連合に参加しているほか、2010年には堤川国際漢方バイオエキスポが開催された。
目次
地理
東は忠清北道丹陽郡、江原道寧越郡、西は忠清北道忠州市、南は慶尚北道聞慶市、北は江原道寧越郡、原州市と接する。市域中央部は清風湖で、南部は小白山脈に属する月岳山国立公園となっている。
歴史
堤川市
- 1980年4月1日 - 堤川郡堤川邑が市制施行し、堤川市となる。
- 1983年2月15日 - 堤原郡錦城面・鳳陽面の各一部を編入。
- 1987年1月1日 - 丹陽郡魚上川面の一部を編入。
- 1989年1月1日 - 堤原郡錦城面の一部を編入。
- 1995年1月1日 - 堤川市・堤川郡が合併し、堤川市が発足(1邑7面)。
- 鳳陽面が鳳陽邑に昇格。
堤川郡(堤原郡)
- 高句麗の奈吐郡。
- 757年 - 統一新羅の奈堤郡に改称。
- 940年 - 高麗、堤州に改称。
- 1413年 - 李氏朝鮮、堤川郡に改称。
- 1896年8月4日 - 忠清道分割により、忠清北道堤川郡となる。
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、清風郡が堤川郡に編入。堤川郡に以下の面が成立(10面)。
- 堤川面・鳳陽面・近左面・錦城面・清風面・水山面・徳山面・寒水面・白雲面・松鶴面
- 1920年9月 - 近左面が鳳陽面に編入(9面)。
- 1940年11月1日 - 堤川面が堤川邑に昇格(1邑8面)。
- 1973年7月1日 - 徳山面の一部が水山面に編入(1邑8面)。
- 1980年4月1日(8面)
- 堤川邑が市制施行し、堤川市となり、郡より離脱。
- 堤川郡が堤原郡に改称。
- 1983年2月15日 - 錦城面・鳳陽面のそれぞれ一部が堤川市に編入(8面)。
- 1989年1月1日 - 錦城面の一部が堤川市に編入(8面)。
- 1991年1月1日 - 堤原郡を堤川郡に戻す(8面)。
- 1995年1月1日 - 堤川郡が堤川市と合併し、堤川市が発足。堤川郡消滅。
行政
警察
消防
- 堤川消防署
- 中央119安全センター
- 花山119安全センター
- 鳳陽119安全センター
気候
韓国では最も内陸にある都市のため寒暖の差が大きく、冬の冷え込みが厳しい。特に堤川気象台が市街地から離れた郊外の農村地域に置かれている影響で、朝晩は低い気温が出やすく、厳冬期には-20度を下回ることも珍しくない。
- 最高気温極値36.7℃(1994年7月22日)
- 最低気温極値-27.4℃(1981年1月4日)
交通
鉄道
ソウル特別市・清凉里駅から中央線を経由した列車が、堤川駅で2方向に分かれる。堤川駅は経由するすべての列車が停車し、清凉里駅からセマウル号で約1時間50分、ムグンファ号で2時間前後。ここで中央線安東駅方面または、太白線から嶺東線・旌善線方面に直通する。また、忠北線は全て堤川駅まで乗り入れており、大田駅からムグンファ号1日8往復運転。大田駅からの所要時間は約2時間。
バス
- 堤川高速バスターミナル 市外バスターミナルの交差点向かいにある。発着するのはソウル高速バスターミナル行きのみで、50分間隔の運転、所要時間2時間10分。
- 堤川市外バスターミナル 堤川駅より北に1.6kmに位置する。大邱便は大邱高速バスターミナル(大邱中央)発着であり、堤川発は市外バス、大邱発は高速バスとしての予約扱いとなる。東ソウル総合バスターミナルへは30分間隔で、所要時間2時間。その他原州行きが多く発着する他、水原・安山・丹陽郡・忠州/清州・陰城郡・曽坪郡・栄州・太白等への便がある。また仁川国際空港・金浦国際空港へは太白発着便が経由する。
高速道路
- 中央高速道路(55号線)
- 南堤川インターチェンジ - 堤川インターチェンジ
平沢-堤川高速道路(40号線)が、2014年に市内まで延伸予定。
教育
大学
著名な出身者
観光
- 清風湖
姉妹都市
2006年以降に国内外とも大きく増加している。
韓国国内
韓国国外
- テンプレート:Flagicon スポケーン(アメリカ合衆国ワシントン州)
- 1999年5月11日 - 姉妹結縁締結
- テンプレート:Flagicon パサイ(フィリピン)
- 2008年7月24日 - 姉妹結縁締結
- テンプレート:Flagicon ニンビン市(ベトナム)
- 2009年10月19日 - 姉妹結縁締結
など