本宿駅 (愛知県)
テンプレート:駅情報 本宿駅(もとじゅくえき)は、愛知県岡崎市本宿町字一里山にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。
概要
急行以下の種別が停車する。manacaが利用可能である。舞木検査場からの出入庫列車はここまで回送されてから運用に入る。この他、名古屋方面からの当駅止まりや当駅始発の名古屋方面行き普通列車が少数設定されている。東岡崎・名古屋方面へ向かう多くの普通列車は当駅で急行・準急を待避し、緩急接続を行う。反対に、豊橋方面は急行を含めて当駅では通常待避しない。
2011年3月26日の改正で豊川線からの快速特急岐阜行きが下り2本のみ停車、2011年12月17日の改正で同じく豊川線発快速特急1本と特急1本(豊川線発快速特急2本の内1本格下げ)が停車。これは快特と特急が通過した場合、急行の間隔が空いてしまうのを防ぐためである。これ以外の特急や快速特急は一切停車しない。
旧額田町及びくらがり渓谷への最寄りの駅でもあるが、距離があるのでバスで移動しなくてはならない。
第2回中部の駅百選に選定されている。
駅構造
8両編成対応の島式ホーム2面4線を有し待避が可能な高架駅。終日有人駅で、自動券売機、自動改札機、エレベーターを有するほか、自動放送が流れる。
かつては昭和レトロな景観の駅舎が特徴的な地上駅であったが、隣接する国道1号の拡幅及び駅東の県道阿蔵本宿線(後に国道473号に昇格)の開かずの踏切の解消を目的に、平成4年(1992年)にホームが2階、改札口その他が1階という高架型の駅となる。この完成で駅前部分で片道1車線ずつだった国道1号は2車線化を果たし、目立っていた渋滞は解消され流れはスムーズになった。駅前にはこの旧駅舎を偲び再現した縮小模型が設置されている。旧駅舎は当初、博物館明治村へ移設する計画があったが、費用等の問題で断念した。
高架下には名鉄協商が経営する貸しパーキングがあるが、構内に橋脚がある関係で通路に余裕がなく、場所によってはかなり駐車しにくい構造である。
高架化時に60kgレール・弾性分岐器が敷設されたが、名電長沢方が分水嶺に向かってS字状にカーブしているため、特急などの通過速度は100km/h程度である。ただし、下り2番線は加速しながら通過することが多い。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■名古屋本線 | 下り | 東岡崎・名古屋・名鉄岐阜・犬山・中部国際空港方面 | 待避線 |
2 | ■名古屋本線 | 下り | 東岡崎・名古屋・名鉄岐阜・犬山・中部国際空港方面 | 本線 |
3 | ■名古屋本線 | 上り | 豊橋・豊川稲荷方面 | 本線 |
4 | ■名古屋本線 | 上り | 豊橋・豊川稲荷方面 | 待避線 |
平日6:44発普通新安城行きは4番線から発車する。
配線図
利用状況
岡崎市の統計によれば、1日平均の乗車人員は、平成20年度2,775人、平成21年度2,629人である。愛知県内の名古屋本線の駅では、55駅中20位である。近隣周辺の5駅の中では唯一急行が停車するほか、東名高速道路の本宿バス停留所もあり、その送迎のための下車も多い。
駅周辺
- 国道1号隣接(国道473号重複区間)
- 東名高速道路隣接
- 東名高速道路本宿バス停(名古屋方面徒歩5分、静岡・東京方面徒歩10分)
駅北
駅東
駅南
駅西
- 岡崎竹千代温泉 湯の里賀勝苑
- 岡崎市立東海中学校
バス路線
- ジェイアール東海バス
駅前の「本宿」バス停から利用できる。
- 本宿・額田線(緑町方面 本宿循環)
- 本宿・額田線(豊興工業前行き)※平日のみ
- くらがり線 (額田支所前・くらがり渓谷方面)
歴史
- 1926年(大正15年)4月1日 - 愛知電気鉄道の駅として開業。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1992年(平成4年)10月24日 - 国道1号拡幅のため高架化。
- 2005年(平成17年)3月15日 - トランパス導入。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」の供用を開始する。
- 2012年(平成24年)2月29日 - 「トランパス」の供用を終了する。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 名古屋本線
脚注