飛騨古川駅
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テンプレート:Ambox-mini テンプレート:駅情報 飛驒古川駅(ひだふるかわえき)は、岐阜県飛騨市古川町金森町にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。
概要
観光の街、飛騨市の代表駅である。また、JR東海の自社管理有人駅では最北端になる。
特急「(ワイドビュー)ひだ」の一往復が当駅で折り返す。また、かつての急行「たかやま」の終着駅であった。
2004年の台風被害・線路流失の影響により、特急「(ワイドビュー)ひだ」は飛驒古川 - 富山間の運行を取りやめ、すべてこの駅止まりで高山・名古屋方面へ折り返していたが、2007年9月8日に角川 - 猪谷間が復旧し、再び富山行きの列車が設定された。毎年4月に起し太鼓などの古川祭が行われる際には夜間に臨時列車が運転される。
駅構造
単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。大半の列車は駅舎側の1番線に発着する。互いのホームは跨線橋で連絡している。
駅長は配置されない駅員配置駅(直営駅)であり、高山駅が当駅を管理する。みどりの窓口設置駅。自動券売機が設置されている。自動改札機やエレベーターは設置されていない。高山駅同様、改札は列車ごとに行われる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color高山本線 | 下り | 富山方面[1] | 特急含む |
上り | 高山・下呂方面[1] | |||
2・3 | テンプレート:Color高山本線 | 上り | 高山・下呂方面 | 普通列車の一部 |
高山方面からの列車の折り返しは原則として1番線で行われる。2010年3月改正ダイヤでは、2・3番線は行き違いを行う上り列車が使用する程度である。
利用状況
「岐阜県統計書」によると、一日平均の乗車人員は以下の通りである。
- 2005年度 - 497人
- 2007年度 - 530人
- 2008年度 - 530人
- 2009年度 - 471人
- 2010年度 - 419人
- 2011年度 - 393人
- 2012年度 - 417人
駅周辺
- 総合案内所 - 駅に隣接。観光案内所・バス待合室・物産販売などの複合機能をもち、「駅は隣である」旨の表示がある。
- 駅前広場
- 飛騨市役所
- 飛騨古川まつり会館
- 飛騨の匠文化館
- 飛騨の山樵館
- 国道41号
- 岐阜県立吉城高等学校
歴史
- 1934年(昭和9年)10月25日 - 高山本線の飛騨小坂 - 坂上間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1984年(昭和59年)1月10日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
隣の駅
※特急「ひだ」(一部当駅始発・終着)の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。