室生口大野駅
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室生口大野駅(むろうぐちおおのえき)は、奈良県宇陀市室生大野にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線の駅。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。築堤上にあるため、上り線南側にある駅舎はホームよりも1階下にあり、各ホームとは階段で連絡している。改札口は1箇所のみ。青山町以西では快速急行の10両運用があるため、停車駅はホーム有効長も10両となっている。
平成25年12月より終日無人駅化された[1]。
自動改札機はオムロン製のものが設置されている。赤い自動改札機(U-PG) は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
自動精算機はPiTaPa・ICOCA対応のタッチパネル式のものが設置されている。
駅舎よりもさらに下に駅前広場があり、室生寺へのバスが発着している。
2010年(平成22年)10月10日には、天皇・皇后の奈良視察に伴うお召し列車が、近鉄奈良駅から大和西大寺駅・大和八木駅を経由して当駅間に運転された(同日には大和朝倉駅から大阪上本町駅間でも、また同月7日には京都駅から近鉄奈良駅間で運転。いずれも21020系(アーバンライナーnext)の第1編成を充当)[2][3]。
のりば
1 | テンプレート:Color大阪線(下り) | 名張・伊勢中川・伊勢志摩・名古屋方面 |
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2 | テンプレート:Color大阪線(上り) | 榛原・大和八木・大阪上本町・大阪難波・神戸(三宮)方面 |
- 構内の方面表記では上記のようになっているが、上り列車は大阪上本町駅までの運転、下り列車は最遠で鳥羽駅までの運転で、名古屋方面へは直通しない。
運行形態
- 快速急行以下(特急を除く全列車)の種別が停車する。
- 日中は、急行列車(榛原駅 - 榊原温泉口駅間各駅停車)と区間準急(近鉄八尾駅 - 名張駅間各駅停車)が停車する。
- それ以外の時間帯にはこれに代わり、快速急行・準急(河内国分駅 - 名張駅間各駅停車)・普通が運行される。
利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 室生口大野駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(室生口大野駅) | |||||||
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年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1982年(昭和57年) | 11月16日 | 2,990 | |||||
1983年(昭和58年) | 11月8日 | 3,143 | |||||
1984年(昭和59年) | 11月6日 | 3,010 | |||||
1985年(昭和60年) | 11月12日 | 2,744 | |||||
1986年(昭和61年) | 11月11日 | 3,437 | |||||
1987年(昭和62年) | 11月10日 | 3,412 | |||||
1988年(昭和63年) | 11月8日 | 3,629 | |||||
1989年(平成元年) | 11月14日 | 3,504 | |||||
1990年(平成2年) | 11月6日 | 3,549 | |||||
1991年(平成3年) | |||||||
1992年(平成4年) | 11月10日 | 3,343 | |||||
1993年(平成5年) | |||||||
1994年(平成6年) | |||||||
1995年(平成7年) | 12月5日 | 2,287 | |||||
1996年(平成8年) | |||||||
1997年(平成9年) | |||||||
1998年(平成10年) | |||||||
1999年(平成11年) | |||||||
2000年(平成12年) | |||||||
2001年(平成13年) | |||||||
2002年(平成14年) | |||||||
2003年(平成15年) | |||||||
2004年(平成16年) | |||||||
2005年(平成17年) | 197,760 | ←←←← | 114,691 | 312,451 | 11月8日 | 1,869 | |
2006年(平成18年) |
駅周辺
- 宇陀市役所室生地域事務所(旧・室生村役場)
- 北宇陀消防署
- 奈良県立室生高等学校(2006年3月末日で閉校)
- 宇陀市立室生中学校
- 宇陀市立室生西小学校
- 大野寺(磨崖仏)
- 大野簡易郵便局
- 国道165号
- 宇陀川
バス
駅前にロータリがあり、そこにバスが乗り入れている。担当は、奈良交通である。
2007年(平成19年)4月1日より下笠間・上田口弁天方面へのバスが廃止された。2008年4月現在、当駅から宇陀市役所・榛原駅・下笠間方面へ宇陀市営有償バスが運行されているが、上田口弁天ゆきのバスは黒岩口ゆきに短縮された。
歴史
- 1930年(昭和5年)10月10日 - 参宮急行電鉄の榛原 - 伊賀神戸間開通時に開業。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
- 2010年(平成22年)10月10日 - 天皇・皇后の奈良視察に伴うお召し列車が、近鉄奈良駅から当駅間に運転される。21020系(アーバンライナーnext)の第1編成を充当[2][3]。
- 2012年(平成24年)3月20日 - 快速急行の停車駅に追加される(同時に区間快速急行が廃止)。
- 2013年(平成25年)12月21日 -終日無人駅化[1]。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 大阪線
- テンプレート:Color快速急行
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
- 榛原駅 - 室生口大野駅 - 三本松駅
脚注
- ↑ 1.0 1.1 室生口大野駅・三本松駅の駅係員無配置化について - 宇陀市役所ホームページ、2013年12月11日
- ↑ 2.0 2.1 テンプレート:PDFlink - 奈良県ホームページ
- ↑ 3.0 3.1 近鉄で21020系使用のお召列車運転 - 鉄道ファン(交友社)「railf.jp」鉄道ニュース、2010年10月11日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 近畿日本鉄道プレスリリース、2012年1月20日