豊後竹田駅
|} 豊後竹田駅(ぶんごたけたえき)は、大分県竹田市大字会々にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である。
竹田市の代表駅で全列車が停車し、竹田市の表玄関にもなっている。普通列車は昼の大分発宮地行きを除き当駅で運行系統が分断され、大分方面と熊本方面への列車は当駅で乗り換えとなる。大分方面の列車は比較的多いが、熊本方面の列車は1日に下り7本・上り6本のみの運転である。また、夜間には当駅で滞泊する列車の設定がある。
目次
駅構造
築堤上に島式ホーム1面2線を有する地上駅である。ホームは10両編成分あるが(未使用部分も含む)、臨時列車や回送列車以外では使用されることは無い。ホームの脇には夜間滞泊に使用される、車両留置用の側線が並んでいる。駅舎とは地下通路で連絡している。
駅舎は、瀧廉太郎作曲の歌曲「荒城の月」で有名な岡城にちなみ城を模したものとなっている。直営駅でみどりの窓口がある。駅舎内部には待合所のほか、売店のキヨスクと竹田市観光協会があり自動券売機が設置されている。ただし、自動改札機は設置されていない。
発車メロディ、接近メロディの概念すらなかった国鉄時代から歌曲「荒城の月」が列車到着時にホームにて乗降客に向け流されている。また、駅舎内のショーケースには瀧廉太郎が作曲した歌曲集『四季』の中から「花」の楽譜が展示されている。
駅の横に駐車場と、乗務員宿泊所と通信機器室が併設されており、駅の奥には「竹田保線区」と呼ばれる保線基地がある。また、入れ換えのため構内の熊本方にはY字形の引き上げ線が設置されている。その他、駅裏に「落門の滝」という滝がありプラットホームからも望見される。楽チャリ設置駅である。
駅付近は猫が住み着いており、豊後竹田駅の顔となっている。最近、黒猫の友達ができたらしく、2匹で乗降客を迎える。
のりば
1・2 | テンプレート:Color豊肥本線 | (上り) | 宮地・熊本方面 |
---|---|---|---|
(下り) | 三重町・大分方面 |
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は400人(前年度比-11人)である。
- 利用客は大分方面に通う高校生や専門学校生が多い。県立竹田高等学校の生徒も多く利用する。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 528 |
2001 | 559 |
2002 | 540 |
2003 | 533 |
2004 | 495 |
2005 | 492 |
2006 | 467 |
2007 | 442 |
2008 | 415 |
2009 | 391 |
2010 | 411 |
2011 | 400 |
駅周辺
駅前には竹田市の中心市街地が広がっており、駅前の道路が国道502号で横切っている。
公共施設
- 竹田市役所
- 竹田市社会福祉センター
- 竹田直入教育会館
- 竹田市役所下木分庁舎
- 竹田駅前郵便局
- 竹田郵便局(日本郵便竹田支店併設)
- 竹田警察署竹田駅前交番
- 竹田消防署
教育
医療機関
- 三和薬局
- 加藤病院
- 安西皮膚科
- 老人保健施設 岡の苑
- ふじさわ歯科医院
- 柚須医院
道路
その他
バス路線
駅前に豊後竹田駅前バス停があり、大分バス(大野竹田バス)の路線バスが発着している。また、竹田温泉 花水月には竹田温泉 花水月バス停がある。
- 大分バス(大野竹田バス)
- 豊後竹田駅前
歴史
開業当初から豊後竹田駅の名前であったが読みは「ぶんごたけだえき」と濁音だった。これは竹田の地名の読みとは異なるものであったために1969年10月1日に現在の「ぶんごたけたえき」に改められた。かつては駅弁が販売されていた時期もあった。
- 1924年(大正13年)10月15日 - 豊後竹田駅(ぶんごたけだえき)として鉄道省が開設。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 駅名の読みを現在の「ぶんごたけたえき」に改める。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。