弘前大学
テンプレート:Infobox 弘前大学(ひろさきだいがく、テンプレート:Lang-en)は、青森県弘前市文京町1に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は弘大(ひろだい)。 新八医科大学の一つ。また、国立大学で最初に医学部の医局制度廃止を打ち出した大学でもある。
概観
大学全体
弘前高等学校・青森師範学校・青森青年師範学校・青森医学専門学校・弘前医科大学を母体として文理学部・教育学部・医学部からなる大学として1949年に開学した。その後、学部や組織の設置、整備等を経て、2013年4月時点では5学部、7大学院研究科、4研究所、11学内共同教育研究施設等を備える総合大学として運営されている。
学生数は6,955人(学部生6,112人,大学院生843人,2012年5月1日現在)。キャンパスは人文学部・教育学部・理工学部・農学生命科学部が集まる文京キャンパス(文京地区)と医学系学部が集まる本町キャンパス(本町地区)が設置されている。また、学園町には教育学部付属幼稚園・小学校・中学校、富野町には特別支援学校が位置している。
略称としては前述のとおり「弘大」(ひろだい)が用いられることが多く、前大と略されることはない。ただし、「ひろだい」の呼称が通用するのは東日本に限られることが多く、西日本では広島大学を指す場合が多い(詳しくは大学の略称を参照のこと)。
理念・目標
「弘前大学は,教育基本法の精神にのっとり,広く知識を授け,深く専門の学芸を教授研究し,知的,道徳的及び応用的能力を展開させ,人類文化に貢献しうる教養識見を備えた人格者の育成をもって目的とする。」
- 教育目標
弘前大学は,国内外の各領域でのリーダーとなり得る高度専門職業人の育成に努める。特に人間性及び社会性を身につけるための教養教育と,社会の変化に対応できる能力を身につけるための専門基礎とに重点を置いた教育を,コア・カリキュラムとして設定し実施する。この中で,文系・理系共に,地域の特性としてのエネルギー,環境及び食に関する教育を行う。
- 研究目標
世界の今日的課題であり,かつ地域の特性であるエネルギー,地球温暖化・環境及び食に関わる諸課題を中心とし,国際的レベルの研究,先見性ある基礎的研究及び地域の活性化を推進する研究を展開する。
- 社会貢献
被ばく医療を含む地域医療,小・中・高生理科離れ対策事業,地域文化の継承・発展事業,及びコラボ弘大(産学官連携拠点)を中心とした社会連携事業を展開し,人口過疎化及び少子・高齢化が進み,かつ産業基盤の脆弱な地域の活性化に寄与する。
- 学外連携
地域の自治体や企業との協定と連携事業の推進,北東北国立3大学連携推進会議,コラボ産学官連携による大学間連携,地域の他の高等教育機関との連携,海外協定大学との国際交流等を通じて,学術交流,人材交流等を推進する。
- 管理運営
弘前大学の目標や機能を十分に実現・発揮するために,教職員・学生の意見の集約や学長のリーダーシップの発揮による運営の強化を図るとともに,教職員と学生の資質の向上や意欲の喚起を促し,その成果を不断に検証しつつ改革を進める。
沿革
略歴
主たる母体である青森師範学校の起源は、1876年設立の青森県小学師範学校にさかのぼる。
年表
- 1949年5月:弘前大学設置(文理学部・教育学部・医学部・野辺地分校)
- 1951年4月:文理学部に農学科設置(1955年3月廃止)
- 1951年4月:医学部附属看護学校設置(1977年3月廃止)
- 1955年7月:農学部設置(農学科:1963年4月廃止)
- 1955年7月:医学部医学進学課程設置
- 1956年4月:農学部附属農場設置
- 1957年4月:医学部附属助産婦学校設置(1975年4月廃止)
- 1958年4月:大学院医学研究科(博士課程)設置
- 1960年3月:教育学部野辺地分校廃止
- 1960年4月:農学専攻科設置(1971年3月廃止)
- 1963年4月:農学部に園芸化学科・園芸農学科設置
- 1965年4月:文理学部改組により人文学部(文学部・経済学科),理学部(数学科・物理学科・化学科・生物学科)及び教養部設置
- 1965年4月:教育学部に養護学校教員養成課程設置
- 1965年4月:医学部附属脳卒中研究施設設置
- 1966年4月:教育専攻科設置(1994年3月廃止)
- 1966年4月:養護教諭養成所設置(1980年3月廃止)
- 1966年4月:農学部に農業工学科設置
- 1967年4月:医学部附属衛生検査技師学校設置(1972年4月医学部付属臨床検査技師学校と改称、1978年3月廃止)
- 1967年6月:保健管理センター設置
- 1968年4月:教育学部に特別教科(看護)教員養成過程設置
- 1969年4月:理学専攻科設置(1978年3月廃止)
- 1969年4月:農学部園芸農学科を農学科と改称
- 1969年4月:農学部に園芸学科設置
- 1969年4月:医学部附属診療放射線技師学校設置(1979年3月廃止)
- 1971年4月:大学院農学研究科(修士課程)設置
- 1972年4月:人文学専攻科設置(1999年3月廃止)
- 1973年4月:教育学部に幼稚園教員養成課程設置
- 1974年4月:教育学部附属養護学校設置
- 1975年4月:医療技術短期大学部設置(看護科・専攻科助産学特別専攻)
- 1976年4月:理学部に地球科学科設置
- 1976年4月:医療技術短期大学部に衛生技術学科設置
- 1976年4月:医療技術短期大学部看護科を看護学科と改称
- 1977年4月:大学院理学研究科(修士課程)設置
- 1977年4月:医療技術短期大学部に診療放射線技術学科設置
- 1978年4月:教育学部に養護教諭養成課程設置
- 1979年4月:医学部附属動物実験施設設置
- 1980年4月:人文学部文学科を人文学科と改称
- 1980年4月:医療技術短期大学部に理学療法学科・作業療法学科設置
- 1981年4月:理学部附属地震火山観測所設置
- 1985年11月:情報処理センター設置(1994年6月廃止)
- 1987年4月:理学部に情報科学科設置
- 1988年4月:教育学部附属教育実践研究指導センター設置
- 1989年4月:大学院人文科学研究科(修士課程)設置
- 1989年5月:医学部附属脳卒中研究施設改組により医学部附属脳神経疾患研究施設設置
- 1990年4月:農学部学科改組により生物資源科学科・農業生産科学科・農業システム工学科設置
- 1990年4月:岩手大学、弘前大学、山形大学で構成する岩手大学大学院連合農学研究科(博士課程)に参加
- 1993年4月:遺伝子実験施設設置
- 1994年4月:大学院教育学研究科(修士課程)設置
- 1994年6月:総合情報処理センター設置
- 1996年5月:生涯学習教育研究センター設置
- 1997年4月:地域共同研究センター設置
- 1997年9月:教養部廃止
- 1997年10月:理学部、農学部改組により理工学部、農学生命科学部設置
- 1998年4月:人文学部学科改組により人間文化課程・情報マネジメント課程・社会システム課程設置
- 1999年4月:大学院人文科学研究科改組により大学院人文社会科学研究科(修士課程)設置
- 1999年4月:医学部附属脳神経疾患研究施設改組により医学部附属脳神経血管病態研究施設設置
- 1999年10月:アイソトープ総合実験室設置
- 2000年4月:教育学部改組により学校教育教員養成課程・養護教論養成課程・特別教科(看護)教員養成課程・生涯教育課程を設置
- 2000年4月:農学生命科学部附属農場改組により農学生命科学部附属生物共生教育研究センター設置
- 2000年10月:教育学部特別教科(看護)教育養成課程及び医療技術短期大学部の改組により医学部保健学科を設置
- 2001年4月:教育学部附属教育実施研究指導センターの改組により教育学部附属教育実施総合センターを設置
- 2001年10月:21世紀教育センター設置
- 2002年4月:大学院理学研究科改組により大学院理工学研究科(修士課程)設置
- 2002年4月:大学院農学研究科改組により大学院農学生命科学研究科(修士課程)設置
- 2002年4月:大学院地域社会研究科(博士課程)設置
- 2003年4月:留学生センター設置
- 2003年9月:機器分析センター設置
- 2003年10月:教育学部附属教員養成学研究開発センター設置
- 2004年4月:国立大学法人弘前大学設立
- 2004年6月:弘前大学出版会設置
- 2005年4月:大学院医学系研究科保健学専攻(修士課程)を設置し、医学研究科を医学系研究科と改称
- 2005年4月:人文学部情報マネジメント課程を現代社会課程に、社会システム課程を経済経営課程と改称
- 2006年4月:理工学部学科改組により数理科学科・物理科学科・物質創成化学科・地球環境学科・電子情報工学科・知能機械工学科を設置
- 2007年4月:大学院医学系研究科(修士、博士課程)を医学研究科(博士課程)と改称
- 2007年4月:大学院保健学研究科(博士課程)を設置
- 2007年4月:教育学部附属養護学校を附属特別支援学校と改称
- 2007年4月:留学生センターを国際交流センターに改組
- 2008年4月:農学生命科学部学科改組により生物学科・分子生命科学科・生物資源学科・園芸農学科・地域環境工学科を設置
- 2008年10月:教員免許状更新講習支援室設置
- 2009年3月:北日本新エネルギー研究センター設置
- 2009年4月:白神自然観察園設置
- 2009年10月:男女共同参画推進室設置
- 2010年3月:被ばく医療教育研究施設設置
- 2010年10月:北日本新エネルギー研究センターの改組により北日本新エネルギー研究所附置 /白神自然観察園の改組により白神自然環境研究所附置/被ばく医療教育研究施設の改組により被ばく医療総合研究所附置
基礎データ
所在地
- 文京キャンパス(青森県弘前市文京町)
- 本町キャンパス(青森県弘前市本町)
- ほかに、教育学部付属学校、理工学研究科付属地震火山観察所、農学生命科学部付属農場、白神自然観察園などが県内に点在する。文京・本町キャンパスの総面積は約32.5万平方m、大学が所有する土地面積(借地含む)は約115万平方m。
象徴
- 校章は弘前市が全国に誇れる「桜」をモチーフにし,5学部の桜の花が集結し,未来に向けひとつ大きな花を開花させるイメージである。
- スクールカラーは、群青色でDICカラーガイドの(C100 M85)が採用されている。
- 入学式、卒業式などでは「威風堂々」が弘前大学フィルハーモニー管弦楽団により演奏される。また、創立50周年には記念曲「回想,そして輝かしき未来へ」、創立60周年には記念歌「新たな明日へ」が発表された。
- 校歌は正式に定められていないが、弘大前身である青森県師範学校の校歌が,その後,弘前大学教育学部に移行した後,青森県師範学校の流れを汲む青森師範学校の同窓会の会歌として歌い継がれている。また、旧制弘前高等学校の校歌が、旧制弘前高等学校の学寮・北溟寮の流れを汲む弘前大学北溟寮・北鷹寮が中心となって歌い継がれている。
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教育および研究
学部
- 人文学部
- 人間文化課程
- 現代社会課程
- 経済経営課程
- 教育学部
- 学校教育教員養成課程
- 小学校教育専攻
- 中学校教育専攻
- 国語選修
- 社会選修
- 数学選修
- 理科選修
- 音楽選修
- 美術選修
- 保健体育選修
- 技術選修
- 家政選修
- 英語選修
- 教育科学選修
- 発達心理選修
- 障害児教育専攻
- 養護教諭養成課程
- 生涯教育課程
- 健康生活専攻
- 芸術文化専攻
- 地域生活専攻
- 学校教育教員養成課程
- 医学部
- 理工学部
- 農学生命科学部
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大学院
- 人文社会科学研究科(修士課程)
- 文化科学専攻
- 歴史文化財
- 国際文化
- 文化コミュニケーション
- 応用社会科学専攻
- 地域政策
- 企業経営
- 文化科学専攻
- 教育学研究科(修士課程)
- 学校教育専攻
- 学校教育専修
- 教科教育専攻
- 国語教育専修
- 社会科教育専修
- 数学教育専修
- 理科教育専修
- 音楽教育専修
- 美術教育専修
- 保健体育専修
- 技術教育専修
- 家政教育専修
- 英語教育専修
- 養護教育専攻
- 養護教育専修
- 学校教育専攻
- 医学研究科
- 医科学専攻(4年制博士課程)
- 分子細胞科学領域
- 分子情報学
- 細胞機能学
- 組織・器官機能学
- 脳神経科学領域
- 分子神経科学
- 細胞神経科学
- システム神経科学
- 発生分化再生科学領域
- 発生・分化制御医学
- 移植再生医学
- 器官病態科学領域
- 発生・分化制御医学
- 移植再生医学
- 器官病態情報学
- 器官病態修復学
- 生体機能病態科学
- 生殖発達医学
- 腫瘍科学
- 健康科学領域
- 社会医療総合医学
- 環境総合医療学
- 分子細胞科学領域
- 医科学専攻(4年制博士課程)
- 保健学研究科
- 看護学領域(博士前期課程)
- 基礎看護・看護教育学分野
- 地域保健看護学分野
- 生体情報科学領域(博士前期課程)
- 生体情報放射線科学分野
- 生体画像情報解析学分野
- 医用放射線機器学分野
- 生体機能科学領域(博士前期課程)
- 細胞機能科学分野
- 細胞分子生物科学分野
- 代謝機能科学分野
- 病態解析科学分野
- 総合リハビリテーション科学領域(博士前期課程)
- 理学療法学分野
- 作業療法学分野
- 生活環境保健学分野
- 健康支援科学領域(博士後期課程)
- 健康増進科学分野
- 老年保健学分野
- 障害保健学分野
- 医療生命科学領域(博士後期課程)
- 放射線生命科学分野
- 生体機能科学分野
- 病態解析科学分野
- 看護学領域(博士前期課程)
- 理工学研究科
- 農学生命科学研究科(修士課程)
- 生物機能科学専攻
- 応用生命工学専攻
- 生物生産科学専攻
- 地域環境科学専攻
- 岩手大学連合農学研究科(博士後期課程)
- 生物生産科学専攻
- 植物生産学連合講座
- 動物生産学連合講座
- 生物制御学連合講座
- 生物資源科学専攻
- 生物機能開発学連合講座
- ゲノム工学連合講座
- 生物資源利用学連合講座
- 寒冷圏生命システム学専攻
- 熱・生命システム学連合講座
- 生物環境科学専攻
- 地域資源経済学連合講座
- 地域環境工学連合講座
- 地域環境管理学連合講座
- 生物生産科学専攻
- 地域社会研究科(博士後期課程)
- 地域社会専攻
- 地域産業研究講座
- 地域文化研究講座
- 地域政策研究講座
- 地域社会専攻
研究所
学部附属センター
- 人文学部附属
- 亀ヶ岡文化研究センター
- 雇用政策研究センター
- 教育学部附属
- 国際音楽センター
- 経済教育センター
- 特別支援教育センター
- 医学部附属
- がん診療・研究センター
- 循環器病研究センター
- 社会医学センター
- 移植医療研究センター
- 理工学部附属
- 先進医用システム開発センター
- 液晶材料研究センター
- 自然エネルギー研究センター
- テラヘルツ応用工学研究センター
- 農学生命科学部附属
- 生物共生教育研究センター(藤崎農場・金木農場・深浦実験所)
- 白神山地有用資源研究センター
- 未利用バイオマス研究センター
- RNA研究センター
- りんご振興研究センター
附属図書館
付属病院
学内共同教育研究施設
- 21世紀教育センター
- 遺伝子実験施設
- 総合情報処理センター
- 生涯学習教育研究センター
- 地域共同研究センター
- 国際交流センター
- 保健管理センター
- アイソトープ総合実験室
- 機器分析センター
- 教員免許状更新講習支援室
- 弘前大学出版会
- 知的財産本部
その他
- サテライト:八戸サテライト・青森サテライト教室・東京事務所(八重洲)・東京事務所分室 (船堀)
- コラボ弘大
- 創立50周年記念会館
- 旧制弘前高等学校外国人教師館
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大学関係者と組織
大学関係者一覧
大学出版会
- 目的
弘前大学出版会は学術・教養関連図書および教科書の刊行・頒布を主たる事業とし、本学の研究とその成果の発表を助成するとともに、広く学術・文化の振興・発展に寄与することを目的に、2004年6月に国立大学法人弘前大学の組織内に設立された。
現在、大学出版部協会の正会員に加盟しており、弘前大学の活動に対応した書籍の出版を行っている。
- 刊行物
設立以来、『津軽の華-弘前大学所蔵ねぷた絵全作品-』を皮切りに驚異的なスピードで刊行されている。刊行物は青森県内の書店において週間ベストセラー上位を占めることも珍しくはなく、これまで126タイトルが発表されている(2013年2月現在)。
- 主な受賞歴
- 第1回弘前大学出版会賞受賞作品(2010年)
『津軽の華』
『あっぱれ!津軽の漆塗り』
『ようこそ、フランス料理の街へ。』
『校長日記 養護学校 365days』
『弘大ブックレットNo.3 Dr.中路の健康医学講座』
『弘大ブックレットNo.5 津軽から発信!国際協力キャリアを生きる JICA編』
- 第2回弘前大学出版会賞受賞作品(2011年)
『教師のための紫外線講座 紫外線が子どもをねらう』
『日本語と英語で読む津軽学入門』
- 第3回弘前大学出版会賞受賞作品(2012年)
『弘大ブックレットNo.7 ものづくりに生きる人々-旧城下町・弘前の職人-』
『Voices from the Snow』
- ブックインとっとり第19回地方出版文化功労賞受賞(2006年)
『ようこそ、フランス料理の街へ。』
- JICA広報グランプリ特別賞(推進員特別賞)受賞(2009年10月)
『弘大ブックレットNo.5 津軽から発信! 国際協力キャリアを生きる JICA編』
- 第6回 日本オセアニア学会賞受賞(2007年)
『ローカル歌謡の人類学 -パプアニューギニア都市周辺村落における現代音楽の聴取と民衆意識-』
『地方公企業の経営改革-自己経営評価と経営分析をとおして-』
大学同窓会
弘前大学同窓会は各同窓会が密接な連携の下に、相互の啓発を行い、大学の教育研究活動の支援を行うことにより、各同窓会及び大学の発展に寄与することを目的として,平成11年6月に設立された。弘前大学及び弘前大学医療技術短期大学部の同窓会及び卒業生をもって組織されている。
- 弘前大学人文学部同窓会
- 弘前大学教育学部同窓会
- 弘前大学医学部医学科鵬桜会
- 弘前大学医学部保健学科さくら会:保健学科に属する看護学,検査技術科学,放射線技術科学,理学療法学,作業療法学の5専攻で構成されている。
- 弘前大学理工学部同樹会:本学の理学部及び理工学部の卒業生又は在学生,理学研究科及び理工学研究科の修了生又は在学生並びに旧文理学部理学科の卒業生により構成されている。
- 弘前大学農学生命科学部同窓会:本学の農学部、農学生命科学部のの卒業生又は在学生,農学研究科及び農学生命科学研究科の修了生により構成されている。
- 弘前大学医療技術短期大学部各同窓会
- 弘前大学文理学部卒業生
施設
キャンパス
国立大学法人弘前大学ではそれぞれの校地を「キャンパス」ではなく「地区」と呼んでおり、全体で4地区に分かれている。そのうち、弘前大学では2つの校地を使用している。
文京町地区
- 使用学部:人文学部、教育学部、理工学部、農学生命科学部
- 使用研究科:大学院人文社会科学研究科、教育学研究科、理工学研究科、農学生命科学研究科、地域社会研究科
- 使用附属施設:附属図書館
- 交通アクセス:JR東日本奥羽本線弘前駅徒歩15分
文京町キャンパスはそのほぼ中央を市道が走っており、その北側が文京町一番地、南側が文京町三番地となっている。このうち一番地には旧制弘前高等学校があり、三番地に旧日本陸軍第八師団司令部があった。旧制弘前高等学校は太宰治ゆかりの地であることから太宰治のファンが文京町地区を訪れることもある。
文京町地区近くに傭外国人教師のための官舎が二棟建っていた。これは1924年に弘前市の棟梁川元重次郎が施工にあたったもので、一棟は2004年4月に文京町地区内に移築・保存されている。
文京町地区の南側には弘前学院大学や東北女子大学のキャンパスも立地する。
本町地区
1948年にまだ存在していた大学令を元に設置された旧制弘前医科大学の校地を新制移行時にそのまま弘前大学医学部の校地としたものである。
学生食堂
- 文京キャンパス
- 主に人文学部・教育学部・理工学部・農学生命科学部の学生や教職員が利用する「文京食堂」がある。
- 文京食堂の2階には「スコーラム」と呼ばれるレストランが運営されている。
- 文京食堂やスコーラムは昼時に混雑するため、それらの解消も目的にCerisier(サリジェ)と呼ばれるコンビニ型の店舗が運営されている。
- 本町キャンパス
- 主に医学部の学生や教職員が利用する「Pomme」とよばれる学生食堂がある。
- 「Pomme」は「文京食堂」よりも小規模であり、シーズンメニューがないこともある。
寮
弘前大学学生寮は自治寮であり、男子寮が2つ、女子寮が1つある。緑が丘寮(北溟寮)は弘前大学医学部に比較的近いこともあり、医学部生が多い。学園町寮(北鷹寮、朋寮)は食堂が共用になっている。寮では年度を「追いコン新歓期」と「祭り期」に分け、各係活動が改選される。寮には「新入寮生歓迎行事」というものがあり、入寮するとすぐ出身(大声で出身高校や所属学科などを叫ぶ)・各寮の寮歌・旧制弘前高校校歌指導がある。新入寮生歓迎行事の中にはストームと呼ばれるものがあり、新入寮生が中庭で出身を行い、寮の各階から水をかけられる。 新入寮生歓迎行事が終わると三寮による交流企画(運動会・遠足)がある。ここからは一年生が主体で準備をする。11月になると北鷹寮では祭りが行われるが内輪で行われるので一般の参加客はほとんど無い。階生大会と呼ばれる階ごとの話し合いが必要に応じて行われる。階によって違うがだいたい夜8時からであり、寮や階の運営についての話し合いが行われる。また、年に数回寮生大会というものがあり寮生全体で寮の運営について話し合う。これは原則として全員参加である。
- 緑が丘寮
- 北溟寮(ほくめいりょう)
男子寮。鉄筋4階建て。定員230名。115室。2人部屋。
- 北溟寮(ほくめいりょう)
- 学園町寮
- 北鷹寮(ほくおうりょう)
男子寮。鉄筋5階建て。定員200名。100室。2人部屋。 - 朋寮(ほうりょう)
女子寮。鉄筋5階建て。定員234名。117室。2人部屋。
- 北鷹寮(ほくおうりょう)
対外関係
他大学との協定
国内大学
海外大学
大学間協定
部局間協定
- 人文学部
- ヘルシンキ大学 ルラリア研究所 (テンプレート:Flagicon フィンランド)
- ロシア連邦サハリン大学 考古学・民族誌研究所(テンプレート:Flagicon ロシア)
- サハリン州立郷土誌博物館(テンプレート:Flagicon ロシア)
- 教育学部
- 医学部
- テネシー大学 保健科学センター(テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国)
- 中国医科大学(テンプレート:Flagicon 中国)
- 理工学部
- 大連理工大学 工学部(テンプレート:Flagicon 中国)
- 農学生命科学部
- 中国農業大学 農学与生物技術学院(テンプレート:Flagicon 中国)
- 北日本新エネルギー研究所
- 中国太原理工大学化学化工学院(テンプレート:Flagicon 中国)
- 中国太原理工大学石炭化学工学研究所(テンプレート:Flagicon 中国)
- 大連理工大学エネルギー研究院(テンプレート:Flagicon 中国)
- メーン州立大学メーン潮力発電イニシアティブ(テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国)
- タマサート大学理工学部(テンプレート:Flagicon タイ)
地方自治体との協定
地方自治体
- 鰺ヶ沢町と地域連携事業に関する協定を締結(2005年10月)
- 青森県が包括協定を締結(2006年1月)
- えどがわ農業産学公プロジェクト発足(2006年4月)
- 弘前市の連携に関する相互協力協定締結(2006年9月)
- 青森市との連携に関する協定締結(2007年5月)
- 西目屋村との連携に関する協定を締結(2008年2月)
研究機関
- 独立行政法人放射線医学総合研究所と緊急被ばく医療に関する協力協定を締結(2008年10月)
- 地方独立行政法人青森県産業技術センターとの連携に関する協定を締結(2009年9月)
民間企業など
附属学校
関連項目
Wiki関係他プロジェクトリンク
- 弘前大対策(ウィキブックス)
公式サイト
この項目は、ウィキプロジェクト 大学のテンプレートを使用しています。