原ノ町駅
原ノ町駅(はらのまちえき)は、福島県南相馬市原町区旭町二丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である。
南相馬市の代表駅。常磐線仙台エリアにおけるSuica利用区域の南端であり、当駅よりいわき方面への利用はできない。
駅構造
2面3線のホームを持つ地上駅であり、留置線が敷設され夜間滞泊が設定されている。
2007年(平成19年)3月18日改正から、普通列車は当駅以南での415系使用拡大による車両とホームの段差の関係で、一部を除き当駅で乗り換えになった。(701系のみ直通) また、ひたちやスーパーひたちの一部は当駅で折り返していた。
駅の北側には東口方面へ行く跨線橋があり、車椅子用のエレベーターが設置されている。駅舎正面の「ひさし」を支えているのは竹筋コンクリート製支柱だった。現在は鉄筋コンクリート製となり、竹筋コンクリートの柱の一部が駅舎内に保存されている。
終日社員配置駅(駅長・助役配置)。構内にはみどりの窓口(営業時間 5時10分 - 20時、休止時間 6時 - 6時20分、12時 - 13時、18時 - 19時)・びゅうプラザ・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・NEWDAYS(Suica利用可能、営業時間 8時15分 - 17時)・立ち食いそば屋(丸屋、駅弁も販売)がある。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により、当駅やその周辺で停車した車両は当駅構内留置を行っていたがが、E721系P9+P27編成・701系F2-510編成は陸送で搬出され、651系K202編成と415系K534編成・ホッパ車は引き続き留置されている。 2011年12月21日に当駅と相馬駅間で普通列車のみ運行が再開されたが、これに際し仙台車両センターから701系F2-18編成・F2-20編成・F2-25編成が陸送で搬入され、当駅をベースとしその任にあたっている。
のりば
- 東日本大震災による区間運転が行われている現状を記載。
1 | |
テンプレート:Color常磐線(下り) | 鹿島・日立木・相馬方面 |
2 | |
テンプレート:Color | 使用停止中 |
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テンプレート:Color常磐線(下り) | 鹿島・日立木・相馬方面
6時02分発相馬行き123Mと当駅8時49分着128Mのみ使用 |
- JR Haranomachi sta 002.jpg
原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
- JR Haranomachi sta 003.jpg
原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
- Haranomachi Sta 2.jpg
構内(2008年4月)
- JR HaranomachiStation 121126 b.jpg
改札口(2012年11月)
- JR HaranomachiStation 121126 a.jpg
駅構内(2012年11月)
- JR East 651 series Super Hitachi at Haranomachi station in Oct 2012.jpg
震災後留置されている651系(2012年10月)
利用状況
近年の一日あたりの平均乗車人員は以下のとおりである。減少傾向であり、2010年度は2000年度の約70%程度となっている。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 | 備考 |
2000 | 2,336 | |
2001 | 2,219 | |
2002 | 2,144 | |
2003 | 2,088 | |
2004 | 2,042 | |
2005 | 1,991 | |
2006 | 1,906 | |
2007 | 1,851 | |
2008 | 1,815 | |
2009 | 1,717 | [1] |
2010 | 1,679 | [2] |
2011 | ||
2012 | 619 | |
2013 | 613 |
駅弁
丸屋が販売する主な駅弁は下記の通り[3]。なお、震災以降駅弁の販売及び立ち売りは停止している。
- 浜のかにめし
- 舞たけごはん
- 浜べんとう
- 盆唄べんとう
- 汐干かり弁当(3月 - 8月)
- アツアッツほっきめし弁当
- あつあつ鮭めし
- いなり天ざる(要予約)
駅周辺
駅は南相馬市中心部に位置する。
- 南相馬市役所(旧・原町市役所)
- 原町区役所
- 南相馬市民文化会館
- 原町郵便局
- 原ノ町駅前郵便局
- 福島県南相馬合同庁舎
- 南相馬警察署
- 原ノ町駅前交番・安心ネットワーク
- 相馬地方広域消防本部
- 南相馬消防署
- 南相馬市立病院
- 相馬公共職業安定所原町出張所
- 桜井古墳
- 福島交通原町車庫(旧:原町営業所)
- 常磐交通観光原町営業所
- 福島県道12号原町川俣線
- 福島県道49号原町浪江線
- 福島県道62号原町二本松線
- 福島県道74号原町海老相馬線
- 福島県道120号浪江鹿島線(陸前浜街道)
- 福島県道263号下渋佐南新田線
- 国道6号
- 道の駅南相馬
- 新田川
- 相馬野馬追祭場地
- 南相馬市馬事公苑
- 丸屋(ホテルおよび原ノ町駅弁調製元)
- ヨークベニマル原町店
- ジャスト原町店
- ココス原町店
- 原町中央自動車学校
- セブン-イレブン原ノ町駅前店
- セブン-イレブン原町錦町店
- まるまつ原町店
- 東北労働金庫原町支店
- 丸三製紙本社工場
- 大町病院
- 小野田病院
- 原町シーサイドパーク
- 東北電力原町火力発電所
- 高の倉ダム(ダム公園まで約8km)
- 常磐自動車道 南相馬インターチェンジ
駅名について
所在地の名前は「はらまち」だが、旧原町市を通っていた陸前浜街道の宿場は原町(はらのまち)宿と読んでいたため、駅名は後者を取って「はらのまち」とされたと推測される。
路線バス
- 川俣行、車川経由相馬行、立谷経由相馬行、福島駅東口行(詳細は福島交通相馬営業所を参照)
- 小浜・戸屋入口経由原町大甕循環、小浜・戸屋入口経由大甕行、滝行、高倉公会堂行、下渋佐行、牛島行、高平小学校行(詳細は新常磐交通北営業所を参照)
- 東北アクセス(旧・はらまち旅行)
歴史
- 1898年(明治31年)4月3日 - 日本鉄道磐城線(現在の常磐線)の駅として開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。
- 1967年(昭和42年)8月20日 - 常磐線全線電化完成(草野駅 - 岩沼駅間)で、当駅にも電車が発着するようになる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1992年(平成4年) - 駅レンタカー営業所営開始[5]。
- 1999年(平成11年)3月31日 - 駅レンタカー営業所営業終了[6]。
- 2005年(平成17年)3月27日 - 自動改札機導入。
- 2008年(平成20年)3月 - 指定席券売機導入。
- 2009年(平成21年)3月14日 - ICカード「Suica」サービス開始。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災・福島第一原子力発電所事故)により営業休止[7][8]。
- 5月23日 - 当駅への代行バス乗り入れ開始[9]。
- 12月13日 … 15日 - 運転再開用の701系6両が郡山総合車両センターから陸送で搬入される。
- 12月20日 - 当駅 - 相馬駅間で代行バスの運転終了。
- 12月21日 - 当駅の営業および当駅 - 相馬駅間での運転再開[10]。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color常磐線
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 原ノ町運輸区
- 陸前原ノ町駅
- saku saku - 駅そばキングのコーナーで当駅の駅そばが取り上げられた。
- 東日本大震災による鉄道への影響
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 第125回 福島県統計年鑑2011、福島県企画調整部統計分析課編、2011年
- ↑ 第126回 福島県統計年鑑2012、福島県企画調整部統計分析課編、2011年
- ↑ JR時刻表2010年9月号(交通新聞社刊)617ページ
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 『JR時刻表』1992年4・12月号
- ↑ 『JR時刻表』1999年4月号
- ↑ 東北地区運転再開状況 東日本旅客鉄道 2011年4月6日閲覧
- ↑ 在来線の地上設備の主な被害と復旧状況 2011年4月6日閲覧
- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ テンプレート:Cite web