福岡市地下鉄箱崎線

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|} 箱崎線(はこざきせん)は、福岡県福岡市博多区中洲川端駅から同市東区貝塚駅までを結ぶ福岡市交通局の運営する地下鉄路線である。「福岡市交通事業の設置等に関する条例」による路線名は2号線、鉄道要覧記載の路線名は2号線(箱崎線)

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):4.7km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:7駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 地上区間:箱崎九大前 - 貝塚間
  • 閉塞方式:車内信号式

運行形態

全線おおむね7 - 8分間隔での運転である。このうち15分間隔で空港線姪浜駅西新駅天神駅方面と直通運転を行なう(昼間時は西新まで、朝・夕方以降は姪浜まで。福岡空港方面からの列車とは異なり、JR筑肥線へは乗り入れない)。また、貝塚駅では西鉄貝塚線の電車と2 - 3分で接続している。しかし乗り換えの抵抗や時間のロスなどから改札に近い貝塚寄りの車両が混雑するといった問題もある。

西日本鉄道宮地岳線(現:西鉄貝塚線)との相互乗り入れの構想もあったが、現在は凍結状態である。しかし貝塚線西鉄千早駅など乗り入れに対応が可能に近い状態の駅もあり、2010年には、福岡市によって、直通区間を三苫 - 中洲川端または天神とし、車両数を3両編成とする新たな直通検討案がまとめられた。従来の6両編成とする案から車両数を減らすことによって、車両の整備費を50億円とする一方、天神以西への乗り入れはしない計画となる。今後市では全体の事業費を精査し、採算性を検討するとしている[1]

基本運用パターンは、中洲川端駅貝塚駅→姪浜駅(昼間は西新駅)→貝塚駅→中洲川端駅の繰り返しとなる。

空港線との直通列車は西鉄貝塚線との接続を受けることや、天神へ乗り換えなしで行けることから、線内折り返し運転列車に比べ利用者が多い。

一部列車が天神駅の1つ手前の中洲川端駅折り返しであることで、天神駅利用者から乗り換えの不便さを指摘されている。

箱崎線の全駅のホームは島式ホームに統一されている。

車両

JR九州の103系303系は乗り入れない。

自局車両

歴史

かつて、箱崎線沿線には路面電車である西鉄福岡市内線の貫線と貝塚線が走っていたが、1979年までに撤去された。箱崎線のうち、中洲川端駅 - 箱崎宮前駅まではほぼかつての貫線のルートを、箱崎宮前駅北側 - 貝塚駅までは貝塚線のルートを踏襲している。

駅一覧

  • 全駅福岡県福岡市に所在。
  • 中洲川端駅を含む全駅が貝塚管区駅の所管で、現場的業務は委託され正規職員は助役以上の職員のみである。
  • シンボルマークの由来については駅記事を参照。
  • 駅ナンバリングは、2011年3月上旬までに順次導入。
駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 シンボルマーク 所在地
K09
H01
中洲川端駅 - 0.0 福岡市地下鉄テンプレート:Color空港線姪浜駅まで直通運転) 「中」と「川」の図案化 博多区
H02 呉服町駅 0.5 0.5   日宋交易船
H03 千代県庁口駅 0.7 1.2   恵比須顔
H04 馬出九大病院前駅 0.9 2.1   ハト 東区
H05 箱崎宮前駅 0.8 2.9   筥崎八幡宮大鳥居
H06 箱崎九大前駅 0.8 3.7  
H07 貝塚駅 1.0 4.7 西日本鉄道貝塚線 巻き貝

乗継割引

西鉄貝塚線との乗継割引を実施している。詳細は以下のリンクを参照。

脚注

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関連項目

  • 福岡市地下鉄と西鉄、三苫〜中洲川端・天神直通検討 - 読売新聞、2010年1月14日。