平塚競技場
テンプレート:Pathnav テンプレート:スタジアム情報ボックス 平塚競技場(ひらつかきょうぎじょう、Hiratsuka Stadium)は、神奈川県平塚市の平塚市総合公園内にある陸上競技場。球技場としても使用される。施設は平塚市が所有し、運営管理も平塚市が行っている。
なお、横浜市港北区に本社を置く自動車ディーラーのモトーレン東洋が命名権を取得しており、2012年3月から「Shonan BMW スタジアム平塚」(ショウナン ビーエムダブリュー スタジアムひらつか、略称「BMWス」)の呼称を用いている(後述)。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟する湘南ベルマーレがホームスタジアムとして使用するほか、各種陸上競技大会も開催される。
目次
施設概要
- 日本陸上競技連盟第2種公認
- トラック:全天候舗装、400m×8レーン
- フィールド:天然芝(ティフトン419+ペレニアルライグラス)
- サッカー・ラグビーなどは芝生保護の観点から年間40日程度に使用制限が敷かれている(外部リンク・平塚総合公園の競技場の項目を参照)
- 照明設備:照明塔4基
- スコアボード:電光式(バックスタンド中央部・下に聖火台有り)
- 最上段はロールテロップ式のフリーボード(1行・2005年よりカラー)。下部は球技用得点掲示板)
- 大型映像表示装置:三菱電機オーロラビジョン(アウェイ側ゴール裏スタンド後方・サイズは799インチ。2010年11月設置)
- 収容人員:15,100人
施設について
- 当初はメインスタンドのみ座席、ゴール裏とバックスタンドは芝生席で約1万人収容だったが、湘南ベルマーレがJリーグ昇格を果たした1993年末からの突貫工事で芝生の張替え、メインスタンドの座席改修、バックスタンド(ベンチタイプのイス席)とゴール裏(立見席)の新設によって、18,500人収容に改築された。
- 改修前の芝生は、『高麗芝』が使われていた。
- ゴール裏のスタンドは,2000年のベルマーレのJ2降格以後、しばらくベルマーレの開幕戦・ゴールデンウィーク中の試合・上位同士の対戦など、特に観客動員が見込める試合以外では開放してこなかったが、J1昇格争いで観客数が増加し、2009年9月13日の横浜FC戦で応援がゴール裏側に移されたため、それ以降のホームゲームではホーム側ゴール裏スタンドは常時開放されている。
- 屋根はメインスタンドの中央付近にのみ設置されている。
- 大型映像装置設置以前、サッカーのメンバー表はベンチ裏にアクリル板で表示する方法を取っていた。試合開始前のスタメン発表、および選手交代時はバックスタンド中央の電光板の簡易フリーボードにも選手名を表記したことがある。なお使用されたものは原則として全て保存してあり、その数は約1000枚(板を両面とも使用したため、表示選手数は約2000人分)に及ぶ[1]。
映像装置
2010年2月、同年秋ごろをめどに業者からのリースという形で大型映像装置を取り付ける方針を正式に決めた。サイズは799インチ(幅17.6m、高さ10m)、アウェーゴール裏立見席付近への設置を予定しており、まず6年間(2015年度まで)のリース契約を結び、それ以後は改めて調整する見込み。[2]
2010年7月、定例平塚市市議会にて映像装置の設置が正式決定した。なお、リース期間は2010年12月1日から2015年11月30日の5年間(リース契約先・三菱電機クレジット株式会社)とし、毎月445万4596円、5年間総額2億6721万5760円(保守点検含む)のリース料を支払う。リース期間終了後は平塚市に無償譲渡という形で寄贈される。[3]
2010年12月、三菱電機製のオーロラビジョンが納入された。ハイビジョン対応の高輝度LED方式で、画面サイズは800型(縦9.84m×横17.76m 174.76m2)である[4]。
施設命名権
2011年8月、平塚市は新たな財源確保のため、3年契約、年間2000万円以上の条件で平塚競技場の施設命名権販売を開始した[5]。公募の結果、ドイツ大手自動車会社であるBMWの正規ディーラーのモトーレン東洋(ジャスダック上場企業であるサンオータスの子会社)が応募し、命名権を取得した(2012年3月1日から3年間、年額2,000万1円)[6][7]。2012年3月1日より、「Shonan BMWスタジアム平塚」(略称BMWス)の呼称を使用している。
歴史
- 1987年 - 旧農林水産省果樹試験場跡地に整備された平塚市総合公園の中核施設としてオープン。
- 1992年 - ベルマーレのホームスタジアムとなる。
- 1993年 - ベルマーレに対して、Jリーグ側から昇格に際し、競技場の基準不足が指摘される。昇格見送りの可能性もあったが、秋に平塚市が急遽補正予算を組み、シーズンオフの12月にスタジアム改修工事着工。
- 1994年 - 2月、バックスタンドとゴール裏の立見席が完成。
- 2002年 - 5月20日、サッカーナイジェリア代表が2002 FIFAワールドカップの事前キャンプ地として使用し(31日まで)、横浜F・マリノスとベルマーレを相手に2試合の国際親善試合を実施。
- 2002年 - 11月9日、1995年から1998年までベルマーレで活躍した中田英寿が付けた背番号『7』にちなみ、7ゲート(ホーム側バックスタンド)の入口は『7番 HIDEゲート』と称し、当時身に付けていたデザインのユニフォーム(背中)をモチーフにしたプレートが埋め込まれた。
- 2006年 - JリーグからJリーグアウォーズでベストピッチ賞を受賞。(J2クラブのスタジアムとしては初受賞)
- 2010年 -
- 2012年 - 施設命名権の導入により、Shonan BMW スタジアム平塚へ改称。
- 2014年 - 公式収容人数を18,500人から15,100人に変更。
アクセス
鉄道
バス
- JR東海道本線・平塚駅北口から神奈中バス(4番乗り場)で「総合公園」下車、徒歩3分[8][10][9]
- 小田急小田原線・伊勢原駅南口から神奈中バス(1、2番乗り場)「平塚駅」行で「共済病院・総合公園西」下車、徒歩5分[8][10][9]
自動車
- 東名高速道路・厚木インターチェンジより25分[9]
その他
その他
- ベルマーレのホームゲーム以外にもなでしこリーグの日テレ・ベレーザの主催試合や関東大学サッカーリーグの試合などもそれぞれ年に2-3試合程度行われる。また、試合のない日には陸上トラックが平塚市民に開放されている。
- 1994年のJリーグ1stステージ・横浜ダービー(横浜マリノス×横浜フリューゲルス)の横浜Mの主催試合が当競技場で開催された。これは本来の本拠地である三ツ沢公園球技場が芝生張替え工事を行っていたためで、ベルマーレの許諾を得て特例で開催された。
- コンサドーレ札幌も1996年のJFLでホームゲームを開催した(ヴァンフォーレ甲府戦)。テンプレート:要出典範囲。なお、前身母体東芝サッカー部はこの前年まで神奈川県川崎市が本拠地であった。
- 福島ユナイテッドFCが、2013年の日本フットボールリーグにて当競技場でホームゲームを1試合開催する。これは、東日本大震災による福島県から県外への避難者を招待して試合を見てもらうこと、また福島県のPRを県外で行うという目的から実施されることとなった。[11]
エリア放送
県内初の地上一般放送局の免許を受けワンセグエリア放送を「ベルセグ」という愛称で実施していた。
免許人 | 局名 | 識別信号 | 物理チャンネル | 周波数 | 空中線電力 | ERP |
---|---|---|---|---|---|---|
株式会社湘南ベルマーレ | 湘南ベルマーレ平塚エリア放送 | JOXZ3AK-AREA | 42ch | 647.142857MHz | 760μW | 2.14mW |
なお、42chは、平成23年7月24日までテレビ神奈川(tvk)の横浜送信所で使われていたチャンネルであった。
脚注
外部リンク
- 平塚市総合公園
- 湘南ベルマーレによるスタジアム案内
- サンオータス公式HP(モトーレン東洋の親会社)
テンプレート:Jリーグスタジアム テンプレート:JFLスタジアム
テンプレート:Jリーグベストピッチ賞- ↑ 球場ネームプレート「中田」「反町」ら財政難で売却へ…湘南 - スポーツ報知2010年11月29日
- ↑ 2月定例市長記者会見・平成22年度当初予算(案)を編成 神奈川県平塚市・記者発表資料 2010年2月10日
- ↑ 出典・平塚市ホームページ 7月定例市長記者会見・平塚競技場大型映像装置の設置(2010年7月22日発行)
- ↑ テンプレート:Cite pressrelease
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:PDFlink サンオータスプレスリリース 2011年12月16日
- ↑ 8.0 8.1 8.2 テンプレート:Cite web
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 テンプレート:Cite web
- ↑ 10.0 10.1 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web