全日本国民的美少女コンテスト
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox award 全日本国民的美少女コンテスト(ぜんにほんこくみんてきびしょうじょコンテスト)は、オスカープロモーションが1987年(昭和62年)から開催している、女性タレント発掘のためのオーディション(ミス・コンテストの一)である。
概要
全日本国民的美少女コンテスト実行委員会が主催し、テレビ朝日、レコード会社(第3回まではワーナー・パイオニア、第4 - 7回は日本コロムビア、第8回以降はポニーキャニオン、エイベックスほか)などが後援。本選会場はラフォーレミュージアム赤坂(第1 - 5回)、東京全日空ホテル(第6、7回)、赤坂プリンスホテル/グランドプリンスホテル赤坂(第8回 - 12回)、ホテルグランパシフィック・ル・ダイバ(第13回[1])、グランドプリンスホテル新高輪(第14回)と変遷している(全日空ホテルと赤プリはオスカーの歴代定宿)。また連続開催はされておらず、中断期がある。
後藤久美子が「国民的美少女」をキャッチコピーとして売り出し、世に言う「美少女ブーム」を巻き起こして成功したことをきっかけに、それに続く国民的美少女を発掘しようと開始された。
過去に藤谷美紀、細川直美、小田茜、佐藤藍子、石川亜沙美、米倉涼子、上戸彩、福田沙紀、忽那汐里、武井咲、宮﨑香蓮らを輩出。このコンテストからは数多くの女優、タレントが出ているが、グランプリ受賞者よりも次席の者(米倉、上戸、福田、忽那など)が有名になることが多々ある。
第8回大会から歴代グランプリの主力メンバー(藤谷、細川、小田、佐藤)が審査委員に加わっているが、第9回以降は藤谷と細川が交互出演となり(第9・11回は細川が出産間もないため。第10回は藤谷が舞台公演中のため。第12回以降の理由は不明)、第12回以降は小田が出演しなくなっている(第12回は小田が妊娠中で、出産を経て芸能活動を再開していないため)。第14回は佐藤のみの出演だった。
女優、モデルのコンテストであると思われがちであるが実際には歌唱力の審査も行われるため、初期のグランプリ受賞者や上戸、福田らはデビュー後にCDを発売するなど音楽活動も積極的に行っていた。
2011年、第13回大会(本選8月4日)が2年ぶりに行われることが同年3月3日に発表されていたが、直後の3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)及び東京電力・福島第一原発放射能漏れ事故による社会情勢への影響と、「全日本国民的」の名にふさわしく、全国から笑顔で参加して欲しいとの願いから中止することになり、初開催から25周年を迎えた翌2012年[2]2月7日に再度、同大会(本選8月21日)開催が発表された。
主な受賞者・出場者
カッコ内は現在の芸名、肩書など
1980年代
- 第2回: 1988年(昭和63年)
- 第3回: 1989年(平成元年)
1990年代
- 第4回: 1990年(平成2年)
- 第5回: 1991年(平成3年)
- 第6回: 1992年(平成4年)
- グランプリ:佐藤藍子
- 審査員特別賞:米倉涼子
- モデル部門賞:谷あい
- 演技部門賞:宗廣華奈子(鈴木紗理奈)
- 本選出場:田中美里、西本暖加(西本はるか)、椋木美智子(椋木美羽)、井上訓子(青山倫子)
- 予選敗退:持田香織(現・Every Little Thingボーカリスト)
- 第7回: 1997年(平成9年)
- グランプリ:須藤温子
- 審査員特別賞:上戸彩、池端忍
- マルチメディア賞:松下萌子
- 演技部門賞:細川愛実(橋本マナミ)
- 音楽部門賞:根食真実(YVE)
- モデル部門賞:汐月佐知子
- 本選出場:藤谷舞、西脇愛美、井川絵美、牧野紗弥
- 予選敗退:山本梓
2000年代
- 第8回: 2002年(平成14年)
- グランプリおよびマルチメディア賞:渋谷飛鳥
- グランプリ:阪田瑞穂
- 審査員特別賞:三田彩佳(赤井彩佳)
- 音楽部門賞:喜納由梨菜
- 演技部門賞:山川紗弥
- モデル部門賞:酒井瑛里
- 本選出場:安良城紅(BENI)、森田彩華、佐藤詩子、清水由紀、高山紗希、内藤理沙
- 予選敗退:剛力彩芽
- 第9回: 2003年(平成15年)
- グランプリおよびマルチメディア賞:河北麻友子
- 審査員特別賞:星川玲奈(皆川玲奈…2014年度TBS新人アナウンサー)
- 音楽部門賞:本田有花
- 演技部門賞:木村朱美
- モデル部門賞:浦浜亜理沙(浦浜アリサ)
- グラビア賞:原幹恵
- 本選出場:中村静香
- 第10回: 2004年(平成16年)
- グランプリ:山内久留実
- 審査員特別賞:酒井仁奈、斉藤菜月
- 音楽部門賞:山添葵
- 演技部門賞:福田沙紀
- モデル部門賞:杉浦加奈
- マルチメディア賞:矢萩春菜
- グラビア賞:高部あい
- バラエティ賞:森川加奈子
- 本選出場:岡安麗奈、曽田茉莉江、谷侑加子、細貝沙羅(現・フジテレビアナウンサー)
- 第11回: 2006年(平成18年)
- グランプリ:林丹丹
- 審査員特別賞:忽那汐里、田中莉香子
- 演技部門賞:宮﨑香蓮
- モデル部門賞およびマルチメディア賞:武井咲[3]
- グラビア賞:該当者なし
- 音楽部門賞:該当者なし
- 本選出場:小祝麻里亜、宗田淑、森岡朋奈、堀口ひかる(2013年度アサヒビールイメージガール)
- 第12回: 2009年(平成21年)
- グランプリおよびモデル部門賞:工藤綾乃
- 審査員特別賞:小西沙絵加、玉城梨亜、尾中琴美
- 演技部門賞:佐藤望月
- マルチメディア賞:玉城茉里
- グラビア賞:該当者なし
- 音楽部門賞:栂野理紗子
- 本選出場:辻美優、荒井玲良(現・SUPER☆GiRLS)、堀田茜
2010年代
- 第13回: 2012年(平成24年)
- グランプリ:吉本実憂、小澤奈々花
- モデル部門賞:若山あやの
- 演技部門賞:白鳥羽純、山木コハル
- 音楽部門賞:末永真唯
- グラビア賞:籠谷さくら
- マルチメディア賞:上水口萌乃香
- 審査員特別賞:井頭愛海、尾碕真花
- 本選出場:泉川実穂、山﨑紗彩、松田莉奈、田中珠里、瀬羅美咲、長尾真実、西川美咲、佐川実優、大西亜玖璃、細井友里加、高橋るな
- 第14回: 2014年(平成26年)
- グランプリ:高橋ひかる
- モデル部門賞:ルービナー・マヤ、菊川リサ
- 演技部門賞:門垣ひかる、川口ゆりな
- 音楽部門賞:花岡菜積
- グラビア賞:犬塚しおり
- マルチメディア賞:飯島未賀
- 審査員特別賞:藤江萌、高村優香
- 本選出場:土谷悠夏、川井裕妃、渡邉アンナ莉彩、鶴嶋乃愛、中里萌、林杏香、山本菜々、宮岸ももか、尾山ひなた、秋庭伶香、塚本バンブー柚子
テレビ放送
本選の模様を中心にまとめられた特番が開催1ヶ月ほど後の日曜午後にテレビ朝日系で放送されるが、毎回ネット局が少ないうえ、本選進出者の地元で放送されないのに本選進出者がいない地域で放送されるケースも多い。
- 第8回:同時ネット局…北海道テレビ・琉球朝日放送、遅れネット局…山陰中央テレビ(フジテレビ系)・鹿児島放送
- 第9回:同時ネット局…長野朝日放送
- 第10回:同時ネット局…静岡朝日テレビ・大分朝日放送・琉球朝日放送、遅れネット局…メ〜テレ・長野朝日放送・鹿児島放送
- 第11回:同時ネット局…愛媛朝日テレビ
- 第12回:同時ネット局なし、遅れネット局…九州朝日放送
- 第13回:全国ネット
- ※太字は放送エリアからその回の本選進出者を輩出。
その他
- イメージキャラクターの後藤久美子は東京都出身で早生まれだが、歴代グランプリのうち、東京都出身は須藤温子のみ、早生まれは阪田瑞穂のみである。
- 司会は第7回以降、リサ・ステッグマイヤーとテレビ朝日男性アナウンサー[4]とのコンビが定着していたが、第13回以降はリサが香港に移住したため政井マヤに交代した。
- ポスターで使用されている後藤の宣材写真は、第5回から変更されていない。後藤の宣材写真自体は2006年に更新されているが(第5回から使用の1991年撮影版から15年ぶり)、「美少女」を押し出すには、30代に撮影した現行写真では無意味だからだと思われる。ちなみに第14回のポスターでは細川、佐藤、米倉の宣材写真が30代後半のものである。
- 西暦下1桁が2の年の開催が最も多く(3度)、逆に5の年の開催は一度もない。
- 本選終了後の記念撮影は第9回以降、前列は受賞者と一部歴代出身者。後列は中央向かって左に米倉、右に上戸が立ち、米倉の隣は佐藤、上戸の隣は藤谷もしくは細川など、他の歴代出身者が並ぶ。
注釈
- ↑ 2011年発表時はグランドプリンスホテル新高輪が予定されていた。
- ↑ この年の6月にオスカープロモーションは渋谷区神宮前から港区北青山(所在地としては表参道を挟んだ反対側)に事務所機能を移転した。
- ↑ 第10回にも応募したが、書類選考で不合格。
- ↑ 第7回:大熊英司、第8・9回:富川悠太、第10・11回:吉野真治、第12回:勝田和宏、(政井マヤに交代後)第13回:田畑祐一、第14回:清水俊輔