プロジェクト:生物
ウィキプロジェクト 生物は生物の項目に関するガイドラインを提供するウィキプロジェクトです。
プロジェクトのメンバーを含め、生物の項目に関わる方々へ:
このプロジェクトで作られたフォーマットは項目を執筆する際に迷わず作業を進めるよう手助けするためのものです。どなたでもご自由に利用頂けます。これらはこのプロジェクトからの提案であり、使用を強要するものではありません。また使用する義務を感じる必要もありません。けれども何を書いていいか、どこから手をつけていいかわからないという場合には、以下のガイドラインがあなたの助けになると思います。
ウィキペディアとこのプロジェクトは、あなたがすばらしい生物項目を提供してくれることを願っています。
このプロジェクトに対するご意見ご提案などがありましたらノートページにどうぞ。
目次
このプロジェクトの位置づけ
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生物項目の書き始め方
生物に関する項目を書こうと思う人は、生物が好き、生物を飼っている、生物に詳しい、生物の写真を良く撮る、といった人たちだと思います。自分の興味のある対象を選んで頂ければ良いと思います。ただ、他人がその項目を読んで、その生物に関する情報・知識が得られるようにしましょう。初版であっても最低でも役に立つスタブを書くようにして下さい。項目全般についての基本的なことは素晴らしい記事を書くにはに書いてあるので、ご一読下さい。
何の記事を書くか
自分の好きな生物の項目を作るのが一番ですが、他にも記事を書くきっかけはいろいろあります。
- 自分の興味のある記事の中に赤リンクがあれば、そこから関係のある生物や分類群の記事を執筆しましょう。
- ウィキポータル 生物学・ウィキポータル 生き物と自然には、まだない項目の執筆依頼があります。
- ウィキメディア・コモンズの生物学カテゴリには、生物に関連した多くの画像があります。素晴らしい画像を見つけたら、それ関連した項目を執筆し、記事を通して画像を紹介するのも良いでしょう。
項目名
生物には和名や学名など様々な名前が付けられています。どの名前もそれぞれに意味や重要性がありますが、項目名はウィキペディアの記事として相応しいものでなければなりません。新たな記事を書く際には下の表を参考にして、適切な項目名を付けて下さい。なお、この表に示したガイドラインは下位の分類群(おおよそ科レベル以下)を対象としています。学術的な分類群とは見なされない生物の集合、例えば竹・チョウ・酵母・キノコなどは、記事名の付け方の一般的な指針に従って項目名を決めて下さい。
標準和名 | カタカナ | ◎ 最も推奨される項目名です。原則としてこのスタイルを採用して下さい。 |
漢字・漢字混じり | ○ 大腸菌や肝吸虫のようにヒトとの関わりが深い生物で定着している場合、哺乳類や裸子植物のように高次の分類群に使います。 | |
学名 | 属名+種小名(細菌では属名+種形容語) | △ ヘリコバクター・ピロリのように種の特定が必要な細菌、ヒト属、愛玩用の外来動物などに使います。 |
属名カタカナ | △ クラミドモナスのように、和名が無いかあまり知られていない生物に使います。 | |
種小名カタカナ | △ エリンギのように、慣例的に使われている場合のみ使います。 | |
アルファベット | × 日本語版ウィキペディアでは推奨されません。日本語での記述を検討して下さい。ただし和名が存在せず、カタカナで表記した例も見つからない生物では、やむを得ず学名をそのまま項目名としても構いません。 | |
俗称 | ‐ | × 推奨されません。標準和名や学名を使いましょう。 |
- 和名は複数存在する事もあります。もっとも一般的なものを精選するとともに、判断材料とした参考文献を挙げましょう。
- 属名+種小名(種形容語)を使う場合、間は全角の中黒「・」でつないで下さい。
- 種小名(種形容語)は複数の生物で共通したものが使われています。種小名(種形容語)のみでの立項はなるべく避けるとともに、止むを得ず使う場合には十分留意して下さい。
- 項目名として採用した以外の名称も良く使われている場合には、リダイレクトを作成すると良いでしょう。
- 個々の生物項目に分けても内容が乏しい場合、上下の分類群や種をまとめて一つの代表的な項目に記述しましょう。含まれる個々の生物はリダイレクトにすると良いでしょう。内容が充実したら記事を分割する事もできます。
含むべき内容
- 生物の基本的な記述として学名、和名、分類、形態、生態、分布、生活環などがあります。これらの情報はできるだけ書いて下さい。基本情報があまりにも欠けている項目は、スタブ未満と見なされ、歓迎されません。書くべき項目はたくさんありますが、まず最低限の情報は提供しましょう。
- 学名・和名の由来や別名、漢字での書き方もわかれば有意義な情報です。
- それから下で説明する分類表をつけてみて下さい。項目が孤立することを防ぐとともに、生物の分類上の位置付けをわかりやすく伝えることができます。
- 画像があるとより魅力的な項目になるでしょう。下に詳しい説明があります。
- 人との接点の多い生物なら「人間との関わり」(食用、害をなす、実験に用いられる、など)も書きやすいでしょう。例としてはシカやリンゴなどを参照してみて下さい。
- 生物には、絶滅の危機に瀕しているため、あるいは文化財としての価値があるために、法令やそれに準じたものにより保護・保全されている場合があります。その場合は、生物分類表の「保全状況評価」に国際的なIUCNのレッドリストランク及びワシントン条約の附属書について記載してください。また本文にも「保全状況評価」という節を設け、IUCNレッドリストランク及びワシントン条約の付属書については再度記載し、それ以外の環境省などが作成したレッドリストやレッドデータブックのランク、文化庁などが指定する天然記念物などを記載してください。これは今までの「Status」という節に該当します。(詳しくは「保全状況評価の表示」を参照)
- カテゴリや言語間リンクも付けましょう。よくわからなければ最初は無くても構いません。慣れた人やボットが付けてくれるでしょう。
- アップロードする前にプレビューを使ってできばえを確かめ、連続投稿を減らしましょう。
注意すべき内容
生物の記事には、書かない方が良いとされた内容もあります。これは主に過去の削除依頼の議論や結果に基づいて取り決められたものです。以下の各項目に該当する内容を書き込もうと考えている人は注意して下さい。
- 生物を元にした架空のキャラクター
- ゲームやアニメには、生物をモチーフにした様々なキャラクターが登場します。そのようなキャラクターのリストを生物の記事に作らないで下さい。書くのであれば架空の生物一覧などの記事にまとめて記述すると良いでしょう。ただし、掲載の基準や出典が曖昧なものは過去に削除されています。出典を明記することや検証可能性といったウィキペディアの方針を忘れないで下さい。
- 生物が登場する作品
- これも単なるリストを作ることは避けて下さい。ただし生物に関連した著名な文化的作品を適切に挙げることは、記事を充実させる良い方法です。例えばキツネからごんぎつねへリンクしたい場合には、キツネとの関連が分かるように説明文を付けて記述して下さい。
- 生物に関連した物など
- 生物に関係がある物品、法人、グループなどを単なるリストにしないで下さい。記述する場合には、
- その物の記事がウィキペディアに存在すること。
- その物と生物との関連を示す出典があること。
- 出典に基づいて適切な説明を付けること。
- の3条件を満たして下さい。その場合もできるだけ箇条書きにせず、自然な文章の中で記述するよう心がけて下さい。
- 飼育・展示施設
- 単にその動物がいるだけの動物園や水族館を挙げないで下さい。特に注目すべき事柄、例えば世界で初めて展示した、もしくは難しい繁殖や飼育に成功したなどの理由がある場合には、その重要性が伝わるような説明とともに記述して下さい。
投稿してから
- サイドメニューにある「リンク元」を見ることで、その項目にリンクしている項目を知ることができます。市町村の項目だったり、料理の項目だったり、その他意外な項目からリンクされているかもしれません。それらの項目を参照することで新たな観点から執筆することができるでしょう。
- その生物について調べようとしている人がその項目を読んでためになるか、もう一度他人の視点から考えてみましょう。
分類表
テンプレート:Main 生物種や分類群にはそれぞれ学名がつけられており、系統分類されています。分類表は生物の系統的な理解を助け、また上下の分類群の項目へのリンクを容易にします。特に理由がなければ、分類表はその項目の先頭に配置して下さい。
画像
記事内容に即した画像は内容の理解を助けます。まずはHelp:画像の表示をご覧下さい。
画像が大きすぎると圧迫感を与えますので、適度な大きさにとどめて下さい。横幅は300ピクセル以内程度にするのが良いでしょう。小さなディスプレイを使用している人がいることも忘れないで下さい。
分類表に入れる画像
Template:生物分類表には画像を一枚入れることができます。ここには代表的な画像を一枚入れてください。その他は本文の中に表示させるようにしてください。ここではネコの例を説明します。
| 画像 =
の部分に、表示させる画像のファイル名と表示サイズ(横幅)、画像の説明を書き込みます。ここで記述した説明は実際には表示されませんが、音声ブラウザなどで利用されるため、必ず記述するようにして下さい。
| 画像 = [[ファイル:Cat03.jpg|250px|イエネコ]]
もしくは
| 画像 = [[File:Cat03.jpg|250px|イエネコ]]
のように書きます。その下の「画像キャプション」には、画像の簡単な説明を入れて下さい。
| 画像キャプション = イエネコ
画像をアップロードする
自分で撮影した画像があれば、その画像をアップロードし、プレビューで確認すると良いでしょう。Wikipedia:画像利用の方針も参考にしてください。画像をアップロードすると、その画像に付随した画像ページが自動的に作成されます。画像ページには著作権についての説明を付けましょう。あなたが著作権保持者でない画像をアップロードする場合は、他者の著作権を侵害しないよう気をつけて下さい。
日本語版のウィキペディアではなくウィキメディア・コモンズに画像をアップロードすると、その画像は日本語版を含めた全言語版のウィキペディアやウィキメディア・プロジェクトから利用できるようになります。画像は各国語版のウィキペディアよりもコモンズへのアップロードが推奨されているので、できればコモンズにユーザーを作成(ウィキペディア日本語版とは別に作成する必要があります)し、こちらへアップロードしましょう。
パブリックドメインの画像
インターネット上の画像を使いたい場合、パブリックドメインのものならば著作権を気にせずに使用することができます。Wikipedia:パブリックドメインの画像資源にあるリストから、生物に関連のありそうなものを一部紹介します。
- US-DOA Agricultural Research Service - 【動物・植物・作物・果物・野菜・虫】
- NOAA Photo Library - Voyage to Inner Space - 【動物、魚、水中】
- PD Photo - Free Photos And Pictures - 【動物】
- USDA - On Line Photography Center - 【動物、食物】
- DLS: Digital Library System - 【動物、魚】
- Yellowstone National Park (U.S. National Park Service) - 【動物、植物】
- Online copy of "Citizen Bird" - 【鳥類】
- Fifty Birds of Town and City - 【鳥類(絵画)】
- Herbal Nexus Herb Photos - 【植物】
下位分類群・内包する種のリスト
分類群の項目では、その下位分類群を構造化したリストを作成して下さい。特に代表的な生物が含まれる群の場合、それらの生物も記入しましょう。昆虫類・哺乳類・魚類などの各項目に理想的な例があります。
生物項目の執筆は、生物の分類から降りていくアプローチと、生物種などからピンポイントで書いていくアプローチがあります。ウィキ化された分類表と下位分類群のリストは、分類群の記事と生物種の記事とを相補的に結び付けます。
分類の基準
近年、分子系統解析による分類が行われ、以前までの形態に基づく分類体系が様変わりしつつあります。また専門家の中でも系統分類に関する研究・議論が続いており、流動的であるのが現状です。分類に関する記述を行ったときには、できれば参考にした図鑑などの情報を書き加えておいて下さい。もしあなたが分類に詳しい人であれば、基準とした体系がわかるよう明記して下さい。そして、わかるならば他の分類体系も本文中に並記してください。ただし並記の仕方についてはまだ明確な指針がありません。これは今後の議題です。
本プロジェクトから基準とする分類体系・文献を提案しておきます。参考にして下さい。
- 動物
- 植物
- 被子植物
- APG植物分類体系
- APG III: テンプレート:Cite journal
- APG植物分類体系
- 裸子植物、シダ植物、コケ植物
- 『生物学辞典 第4版』(岩波書店,1996年)
- 藻類
- 下記の「原生生物」にならいます。
- 維管束植物の高次分類群(科以上)の学名リスト:テンプレート:Cite journal Phytotaxa
- 被子植物
- 菌類
- 『生物学辞典 第4版』
- テンプレート:Cite journal PMID 17572334
- 原生生物
- 『生物学辞典 第4版』 ただし生物学辞典は陳腐化している部分も多いため、Adl et al. (2012)に従った分類を推奨します。
- テンプレート:Cite journal
- 真正細菌
- 未定です。
- 古細菌
参考になる外部リンク
- The NCBI Entrez Taxonomy Homepage - 【全生物】元の文献に由来する学名等の誤りもありますのでご注意を(英語)
- JAZA動物電子図鑑 - 【動物】
- Mammal Species of the World, 3rd edition - 【哺乳類】(英語)
- FishBase - 【魚類】(英語)
- BISMaL: Biological Information System for Marine Life - 【海洋生物】独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)によるデータベース
- Flowering Plant Gateway - 【植物】クロンキスト分類についての説明(英語)
- Flora of Japan Database - 【植物】日本植物分類学会による日本の植物誌。講談社発行のFlora of Japanを網羅予定(英語、一部日本語)。
- BG Plants 和名−学名インデックス - 【植物】新エングラー体系、クロンキスト体系などをサポート
- oNLINE 植物アルバム(宮城教育大学) - 【植物】クロンキスト体系を採用
- 原生生物図鑑(法政大ミラー) - 【藻類、原生生物】分類体系がやや古いので注意
寄せられた意見
上記の分類体系や参考文献には以下のような意見や批判があります。
- 「学術用語集の分類は、出版から長期間経過して最近の知見を反映していませんし絶版で入手も困難です。また哺乳類の目名のカタカナ化など未だに動物学者の異義を招いています。」
保全状況評価の表示
生物には、個体数や生育・生息地が減少し絶滅の危機に瀕しているため、あるいは文化財としての価値があるために、法令やそれに準じたものにより保護・保全されている場合があります。これらの情報を表示することは生物項目として有意義です。そのような場合は、以下のように記述してください。
- 生物分類表の「保全状況評価」に、国際的な評価であるIUCNのレッドリストランク及びワシントン条約の附属書について記載してください。ただし、記事の主題である分類区分(目・属等)や種、亜種に対して指定されたランクのみとしてください。例えばある「種」の記事に、その種の「亜種」に対して指定された評価を記載したい場合など、記事の主題からみて下位分類に対する指定や地域個体群に対する指定などは、生物分類表内に記載せず、後述する節に記載してください。
- 本文にも「保全状況評価」という節を設け、どのような法令等に該当しているか記載してください。これは今までの「Status」という節に該当します。節にもIUCNレッドリストランク及びワシントン条約の付属書について記載してください。また、他に「保全状況評価」に含められるものの例として、環境省や都道府県、水産庁などが作成したレッドリストやレッドデータブックのランク、文化庁などが指定する天然記念物、種の保存法に基づく希少野生動植物種、日本以外の国で作成されたレッドリストやそれに準ずるもの(中国国家一級重点保護野生動物など)があげられます。さらに、なぜその生物に保護等の対策が必要になったのか、その経緯を記述してください。
IUCN及び環境省のレッドリストには、各ランクのテンプレートがあります。自由に使ってください。(Category:Template of Conservation statusを参照)
環境省レッドリスト
- {{絶滅}} Template:絶滅 - category:絶滅
- {{野生絶滅}} Template:野生絶滅 - category:野生絶滅
- {{絶滅危惧IA類}} Template:絶滅危惧IA類 - category:絶滅危惧IA類
- {{絶滅危惧IB類}} Template:絶滅危惧IB類 - category:絶滅危惧IB類
- {{絶滅危惧II類}} Template:絶滅危惧II類 - category:絶滅危惧II類
- {{準絶滅危惧}} Template:準絶滅危惧 - category:準絶滅危惧
- {{情報不足}} Template:情報不足
- {{絶滅のおそれのある地域個体群}} Template:絶滅のおそれのある地域個体群
- 参考:レッドリスト - レッドデータブック (環境省) - 絶滅した動物一覧
関連項目
他にあれば追加して下さい。
生物の一覧のカテゴリ
分類に関する項目の一覧
生物の一覧を含む記事
生物に関連するその他の一覧
- Category:科学関連の一覧
- 生物学者一覧
- 植物成長調整剤の一覧、除草剤の一覧
- 日本の色の一覧(一部)、七十二候(一部)、季語一覧(一部)