羽田空港国内線ターミナル駅
テンプレート:駅情報 羽田空港国内線ターミナル駅(はねだくうこうこくないせんターミナルえき)は、東京都大田区羽田空港三丁目にある京浜急行電鉄空港線の駅である。駅番号はKK17。
2010年10月21日の羽田空港国際線ターミナル駅開業に伴い、羽田空港駅(はねだくうこうえき)から名称が変更となった。ただし、列車行き先等の旅客案内上では、羽田空港国際線ターミナル駅と当駅の総称として現在でも羽田空港の名が用いられる場合がある。
駅構造
8両編成対応の島式ホーム1面2線を有する地下駅である。首都高速道路湾岸線と国道357号の真下、第1旅客ターミナルビルと第2旅客ターミナルビルのほぼ中間に位置する。
出口は東西にあり、西側は第1旅客ターミナルビルや駐車場に、東側は第2旅客ターミナルビルにつながる。両ターミナルビルを連絡する動く歩道付きの地下通路も併設している(両ターミナル間は東京モノレールや無料連絡バスでも連絡している)。2004年12月1日の第2旅客ターミナルビル供用開始以前は西側出口のみ営業していたが、当時から東側出口の設置準備工事は完了しており、当初より第2旅客ターミナルビルの供用開始を考慮した設計となっていた。
第2旅客ターミナルビル供用開始から出入口付近の柱に色が施され、西側が日本航空やスカイマークなどが使用する第1旅客ターミナルビルのイメージカラーである赤色に、東側が全日本空輸やスカイネットアジア航空などが使用する第2旅客ターミナルビルのイメージカラーである青色に塗られ、出口を誤らないような工夫がなされている。他の京急線各駅や京急電車車内の路線図でも同じような記事が掲載されている。また、空港線の全列車で、当駅到着の際に、改札口と航空会社ごとの発着ターミナルの案内を行っている。 当駅と羽田空港国際線ターミナル駅間の運賃は通常有料だが、羽田空港で国内線 ⇔ 国際線間を乗り継ぐ乗客については、その間の運賃が無料となる[1]。なお、利用の際に国内線及び国際線ターミナルの案内カウンターにて、パスポートと航空券を提示の上で「乗継乗車票」を事前に取得し、改札で提示することが必要である[2]。
のりば
1・2 | テンプレート:Color空港線 | 品川・新橋・日本橋・成田空港・京急蒲田・横浜方面 |
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利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は78,171人である[3]。
開業以降の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員 |
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1998年(平成10年) | 19,052 | |
1999年(平成11年) | 20,943 | |
2000年(平成12年) | 24,732 | |
2001年(平成13年) | 28,233 | |
2002年(平成14年) | 30,219 | |
2003年(平成15年) | 63,826 | 31,872 |
2004年(平成16年) | 68,255 | 33,822 |
2005年(平成17年) | 70,691 | 35,077 |
2006年(平成18年) | 73,889 | 36,679 |
2007年(平成19年) | 75,997 | 37,601 |
2008年(平成20年) | 78,188 | 38,345 |
2009年(平成21年) | 75,940 | 37,205 |
2010年(平成22年) | 74,884 | 36,835 |
2011年(平成23年) | 68,694 | 33,899 |
2012年(平成24年) | 70,712 | 34,781 |
駅周辺
- 羽田空港第1ビル駅・羽田空港第2ビル駅 - 東京モノレール羽田空港線
- 東京国際空港(羽田空港)
- テンプレート:Color国内線第1(西)旅客ターミナルビル - 日本航空 (JAL) ・日本トランスオーシャン航空 (JTA) ・スカイマーク (SKY) の各社およびスターフライヤー (SFJ) の北九州・福岡発着路線が利用。
- テンプレート:Color国内線第2(東)旅客ターミナルビル - 全日本空輸 (ANA) ・AIRDO (ADO) ・スカイネットアジア航空(ソラシドエア、SNA) の各社およびスターフライヤー (SFJ) の大阪(関西)発着路線が利用。
- P1駐車場(立体・国内線第1旅客ターミナル側)
- P2駐車場(同上)
- P3駐車場(立体・国内線第2旅客ターミナル側)
- P4駐車場(同上)
- 貨物ターミナル
- 新東京郵便局 羽田分室 - 郵便物の集配専用のため一般向けの窓口はない。一般窓口業務は国内線第1旅客ターミナルビル内の羽田空港郵便局で行っている。
- 東京航空地方気象台
- 警視庁 東京空港警察署
- 首都高速道路湾岸線
- 国道357号
バス路線
歴史
現在の羽田空港駅は、空港線が東京国際空港敷地内へ延伸された際に新規開業したものである。なお、開業から2004年11月30日までのおよそ6年間は、東京国際空港の国内線の発着は現在の第1旅客ターミナルビルのみ供用されていたため、西出口のみ開設されていた。また、当駅の真上を東京湾岸道路が通る予定となっていたこともあり、道路ができてしまう前に開削工法で工事を行うために、空港線の第一期延伸工事(穴守稲荷 - 天空橋間)と並行して工事が開始された[6]。
- 1989年(平成元年)12月18日 - 羽田駅(現・天空橋駅)- 当駅間の鉄道免許を申請(翌年3月30日認可)[7]。
- 1992年(平成4年)2月 - 着工[6]。
- 1998年(平成10年)11月18日 - 空港線延伸工事の完成に伴い、新規開業[8]。エアポート快特・エアポート特急(1999年7月30日廃止)の運行開始。
- 2004年(平成16年)12月1日 - 東京国際空港第2旅客ターミナルビルの供用開始に伴い、東出口の供用開始[9]。
- 2005年(平成17年)11月18日 - 開業7周年記念「京急虹計画」プロジェクトの一環で、電車接近音にくるりの「赤い電車」(京急CMソング)の一部を使用開始。以前は、他駅と同じ『レントラー舞曲』のショートバージョンだった。
- 2008年(平成20年)11月18日 - 同年7月に実施された京急駅メロディの一般公募で選出された「赤い電車」を電車接近音として使用開始。使用されているフレーズはほぼ変わらないが、最後にグリッサンドが入っているなどアレンジや音色が異なる。開業10周年イベントの一環として「青電」こと600形606編成 (KEIKYU BLUESKY TRAIN) の側面塗装を一部変更し、記念塗装で運行した。また600形のほか、新1000形、都営・京成・北総の乗り入れ車両の一部に記念ステッカーが先頭車前面に貼付された[10]。
- 2010年(平成22年)
かつての「羽田空港駅」
テンプレート:Main 1956年から1991年にかけて、現在の空港線穴守稲荷 - 天空橋間に羽田空港駅があった。この駅は同年の営業休止後、1993年の空港線延伸開業時に地下化した上で移設し、羽田駅へ駅名を改称して営業を再開。さらに1998年、現在の羽田空港駅の開業に伴い天空橋駅に再改称を実施した。
当時の羽田空港駅は海老取川を挟んで空港の対岸にあり、旧空港ターミナルビルまでは連絡バスでの移動を余儀なくされていたうえ、当時の空港線はほぼ終日京急蒲田 - 羽田空港間を折り返す普通列車しかなかったため、利便性ではモノレールなどの他の輸送機関に遠く及ばなかったことから、やがて連絡輸送は消滅。その後1993年に移転開業するまで、空港線は本線とはほぼ完全に独立して存在していた。そのため、1998年に開業した2代目の羽田空港駅とは、駅名が同じであるに過ぎない。
また、現在の東京モノレール羽田空港線羽田空港第1ビル駅も、第2旅客ターミナルビルが供用される前の1993年から2004年までは羽田空港駅を名乗っていた。両社の駅名が同じ羽田空港駅だった2000年に、両方の駅が、まとめて1駅として関東の駅百選に認定されている。
隣の駅
- 京浜急行電鉄
- テンプレート:Color空港線
- テンプレート:Colorエアポート快特・テンプレート:Color快特・テンプレート:Color特急・テンプレート:Colorエアポート急行・テンプレート:Color普通
- 羽田空港国際線ターミナル駅 (KK16) - 羽田空港国内線ターミナル駅 (KK17)
- テンプレート:Colorエアポート快特・テンプレート:Color快特・テンプレート:Color特急・テンプレート:Colorエアポート急行・テンプレート:Color普通
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
テンプレート:関東の駅百選- ↑ 羽田、国内線~国際線乗り継ぎ無料(YOMIURI ONLINE 2010年07月27日)(2010年11月16日時点でのアーカイブ)
- ↑ ターミナル間の移動について/ターミナル間無料連絡京急線・モノレール
- ↑ 京急まちweb 駅別1日平均乗降人員
- ↑ 東京都統計年鑑
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 6.0 6.1 京急電鉄(2008)、p.45。
- ↑ 京急電鉄(2008)、p.42。
- ↑ 京急電鉄(2008)、p.47。
- ↑ 京急電鉄(2008)、p.48。
- ↑ 京急羽田空港駅10周年 記念電車が運行、新駅工事も着々 - 産経新聞(2008年11月24日付)