日本スリーデーマーチ
日本スリーデーマーチ(にほんスリーデーマーチ)とは、埼玉県東松山市で行われる日本を代表する歩け歩け大会である。日本では最大規模であり、現在では全国各地で行われるようになったウォーキング大会の走りとなったイベントである。また、世界的に見てもオランダのナイメーヘンで行われるナイメーヘン国際フォーデーマーチに次ぐ第2位の規模である。国内の大会で九州国際スリーデーマーチと合わせて国際マーチングリーグに加盟しており、大勢の外国人も参加している。例年3日間でのべ10万人の参加者たちが比企丘陵を歩く。東松山市立小・中学校と市内にある東京農業大学第三高等学校、埼玉県立松山高等学校が団体で参加する。主催は埼玉県・東松山市・朝日新聞社・日本ウォーキング協会。
参加種目は、50kmコース、30kmコース、20kmコース、10kmコース、5kmコースがある。
目次
[非表示]開催日
- 毎年、11月上旬の連休を含む3日間
中央会場
コース
3日間、違うルートを歩く。
参加種目
50kmコース
5コースの中では最も遠距離を歩く上級者向けコースである。現在では40kmコースが廃止されたため、30kmコースと距離差が大きくステップアップするには過酷なコースでもある。そのため他のコースの参加者からは憧れの目で見られるが、ウォーキング初心者が3日間歩き通すのは制限時間・体力ともに困難である。
30kmコース
中クラス向けコースである。50kmコースを除けば比較的郊外までいくことが出来るのはこのコースでハイキング感覚で参加できる最長のコースといえる。
20kmコース
元々は最短コースであったが、現在は10kmコースや5kmコースが出来たため一般的な中クラス向けコースとなった。コース途中のイベント会場に寄ることが可能な最も短い距離のコースである。
10kmコース
5コースの中では比較的短距離に分類されるコースだが、普段歩いていない人にとっては3日間歩くのはなかなか大変だということを思い知らされるかもしれない。
5kmコース
東松山市内の郊外を歩くルート。お気軽コースである。
姉妹都市
主催市の東松山市の姉妹都市であるオランダのナイメーヘン市では、世界最大規模の「ナイメーヘン国際フォーデーマーチ」が開催されることもあり、ウォーキングイベントを含めた交流が活発に行われている。 詳細は「ナイメーヘン国際フォーデーマーチ」と「ナイメーヘン」を参照。
スリーデーマーチ号
2002年まで開催期間中、東上線に臨時電車「スリーデーマーチ号」が池袋駅から森林公園駅間に運転されていた。しかしスリーデーマーチは会場混雑の対策からコースごとにスタート時間をずらしており運行設定が難しかったことから廃止され、現在は朝の森林公園駅ゆきの定期電車にヘッドマークをつけた電車が運転されている。
沿道市町村
歴史
- 1978年:群馬県多野郡新町(現高崎市)で第1回日本スリーデーマーチが開催。
- 1980年:宿泊施設や交通の便の関係から埼玉県東松山市に開催地変更。
- 1987年:国際マーチングリーグ結成。
- 1989年:日本マーチングリーグ結成。
- 1990年:40kmコースを廃止し、新たに10kmコースを公認コースに設定。
- 1993年:国際市民スポーツ連盟(IVV) の認定大会になる。
- 1994年:「ウォークサミット」開催。「ジョイアスロン」が公式行事になる。
- 1996年:車いすの障害者らにサポーターが付き添って歩く「ゆっくりウォーク」始まる。
- 2001年:新たに5kmコースを公認コースに設定。
ギャラリー
- Higashimatsuyama Toki River Inari Bridge 2.JPG
都幾川を渡る(20kmコース)