越廼村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 越廼村(こしのむら)は、福井県北部の日本海に突き出した越前岬の北側に位置していた村。2006年2月1日に福井市へ編入した。廃止時点では福井県の市町村で面積最小、人口最少であった。当時の村役場は現在、福井市越廼総合支所となっている。
以下は越廼村があった当時の記述である。
目次
地理
海岸に沿った細長い形になっており、海岸は若干砂浜の海水浴場となっている以外は岩場が続く。海岸線から最も奥に入った六所山頂でも4km未満で、暖流が海岸近くを通るため冬も比較的暖かく、積雪量は山を越えて約20km東にある平野部の福井市街と比較すると格段に少ない。村内において北緯36度線と東経136度線が交差する。
- 山:高尾山、六所山
隣接していた自治体
福井県内の2市町と隣接していた。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、蒲生浦・茱崎浦・大味浦の区域をもって越廼村が発足。
- 1952年(昭和27年)7月7日 - 下岬村と合併し、改めて越廼村が発足。
- 2006年(平成17年)2月1日 - 福井市に編入。同日越廼村廃止。
行政
- 村長 刀禰麒一(1996年10月から)
経済
産業
- 主な産業
- 漁業と魚介類加工・販売が主体。役場周辺の国道沿いには土産店や民宿が軒を連ねる。またスイセンの栽培も行われている。
- 産業人口(2005年国勢調査)
- 第1次産業就業者数 54人
- 第2次産業就業者数 285人
- 第3次産業就業者数 428人
漁業
沿岸の定置網とウニやサザエ、少々沖合のイカなどが水揚げされる。
- 大味漁港
- 茱崎漁港
- 居倉漁港
姉妹都市・提携都市
国内
地域
健康
- 平均年齢 50.5歳(2005年国勢調査)
教育
- 越廼中学校
- 越廼小学校
交通
バス路線
道路
- 一般国道
- 県道
- 村内を走る県道:福井県道6号福井四ヶ浦線
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 越前水仙の里公園
- 越廼海水浴場
- 越前加賀海岸国定公園
その他
市外局番
越廼村の市外局番は、料金単位区域(福井MA)と同一の範囲を持つ0776で統一されており、以下の区域への通話は市外局番不要かつ市内通話料金が適用される。
なおNTT西日本による級局区分は、2級局である。
関連項目
参考文献
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。