吉州郡
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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox 吉州郡(キルジュぐん)は朝鮮民主主義人民共和国咸鏡北道にある郡。1邑(町)、26里(村)からなる。郡所在地は吉州邑。 2005年、北朝鮮の核実験基地として報じられている。
地理
北道南部に位置し、東は明川郡、南は 金策市と花台郡、北は明澗郡と漁郎郡、 西は咸鏡南道端川市と両江道白巖郡に接する。咸鏡山脈と馬嶺山脈が出会う山岳地帯で、特に郡北西部には高山が多い。年平均気温は7.5度、1月の平均気温マイナス7.6度、8月の平均気温22.2度である。
歴史
古代には高句麗と渤海の地であり、その後は長く女真族が占拠していた。1107年に高麗領となったが、13世紀には元の領土に編入された。高麗末に収復し、1390年に吉州と命名されている。
李氏朝鮮初期、1398年に吉州牧(地方行政単位)が置かれた。文禄・慶長の役のときは加藤清正麾下の兵1500人が在番していた。
1895年牧から郡となり鏡城府に属したが、翌1896年道の南北分割で咸鏡北道に属した。植民地時代は農村地帯であったが、北朝鮮時代になると電気絶縁体や通信設備の生産基地として発展してきた。
交通
郡東部には平壌と結ぶ平羅線鉄道が走り、咸興市や清津市と結ぶ自動車道路もある。
核実験施設
両江道と隣接した同郡豊渓里(풍계리、プンゲリ)と春興里(춘흥리、チュンフンリ)一帯の山林地帯は1970年代から軍事衛戍地域に指定され、一般人の立ち入りが禁止されて、各種の軍事実験が行われていた。軍事衛星により、この地域で坑道が掘削されているのが確認され、2006年10月、核実験が行われた。