金光駅
金光駅(こんこうえき)は、岡山県浅口市金光町占見新田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。
概要
浅口市発足前の旧町(浅口郡金光町)および、駅名の由来となった金光教本部の最寄り駅である。金光教の祭典が行われる日には全てのホーム屋根に金光教のシンボルマークが染められた装飾が吊される。
快速「サンライナー」は基本的に通過するが、朝ラッシュの上り(岡山方面)と、夕ラッシュの下り(福山方面)に限り停車する。
駅構造
3面4線のホームを持っていた。1番線が単式ホームで、2・3番線と4番線が島式ホーム(4番線ホームの反対側の線路、すなわち5番線は既に撤去された)。4番線ホームは金光教の団体専用列車(通称:金光臨)専用だったが、浅口市の下記南口整備計画に絡み、2012年9月頃には使用が停止され、2013年3月頃に線路が撤去されたので、今は2面3線になった。
せとうち地域鉄道部管理の直営駅。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)で、2007年(平成19年)夏にICOCA対応の自動改札機(開閉式)が導入された。
跨線橋はホームの東西に1つずつあり、東側(岡山方)の跨線橋にはエレベーターが設置され、また4番線ホームにある金光教参拝客専用の南改札口(4番線ホームと同様に、こちらも通常は閉鎖、ICカード使用不可。)に繋がっている。西側(福山方)の跨線橋は1915年(大正4年)に建てられた物で、階段の一番下の柱に「鐵道院」「大正四年」などの文字を見ることができる。この跨線橋は2009年(平成21年)2月に近代化産業遺産の認定を受けた[1]。また、ホーム上屋の一部は鉄道黎明期に使用されていた双頭レールを利用して造られており、当駅の歴史を物語っている。
2012年9月12日、浅口市は、旧4・5番ホームの土地を買収し、南口広場を新設、車が利用できるロータリーや市営バス、タクシーの各乗り場、駐輪場などを設ける周辺整備事業計画を公表した。財源には合併特例債を活用し、早ければ特例債適用期限内の2015年度完成を目指す[2]。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color山陽本線 | 上り | 倉敷・岡山方面 |
2 | (団体専用ホーム※時々、工臨留置) | ||
3 | テンプレート:Color山陽本線 | 下り | 福山・尾道・広島方面 |
- 上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばである。副本線である2番のりばは上下双方への発車が可能。
- 金光教の団体専用列車は2番のりばを使用している。
- 悪天候や事故などでのダイヤ混乱時には列車の折り返しや工臨などの留置に使われる。
- 入線メロディは1番線が「いい日旅立ち」、2~4番線が「瀬戸の花嫁」であったが2012年3月頃にJR西日本の標準の入線曲に替えられた。
- 瀬戸大橋線・予讃線以外に属する駅で、「瀬戸の花嫁」が入線メロディとして採用されているのはこの駅のみであった。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[3]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 3,127 |
2000 | 3,053 |
2001 | 2,930 |
2002 | 2,895 |
2003 | 2,905 |
2004 | 2,768 |
2005 | 2,723 |
2006 | 2,649 |
2007 | 2,608 |
2008 | 2,580 |
2009 | 2,491 |
2010 | 2,452 |
2011 | 2,399 |
駅周辺
バス路線
歴史
- 1901年(明治34年)8月4日 - 山陽鉄道の玉島駅(現・新倉敷駅) - 鴨方駅間に金神駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1902年(明治35年)3月 - 現在の駅舎(駅本屋)が完成。入口の右側に「建物財産標」がある
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1919年(大正8年)4月1日 - 金光駅に改称。
- 1971年(昭和46年)8月15日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年) - みどりの窓口営業開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2007年(平成19年)5月27日 - ICOCA対応の自動改札機導入(同年9月1日よりICOCA供用開始)。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陽本線
- テンプレート:Color快速「サンライナー」福山行き(夕方のみ停車)
- テンプレート:Color快速「サンライナー」岡山行き(朝ラッシュのみ停車)・テンプレート:Color普通
- 新倉敷駅 - 金光駅 - 鴨方駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 津山の扇形機関庫など11カ所認定 経産省の近代化産業遺跡テンプレート:リンク切れ山陽新聞2009年2月7日
- ↑ 金光駅南口広場を新設 - 中国新聞、2012年9月13日。ウェブ魚拓のキャッシュ。
- ↑ 出典:岡山県統計年報