安平駅
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安平駅(あびらえき)は、北海道(胆振総合振興局)勇払郡安平町安平にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。電報略号はヒラ。
所在する安平町の名と同じ駅名であるが、町の市街地は両隣の早来駅、追分駅にある。
歴史
- 1902年(明治35年)10月11日 - 北海道炭礦鉄道室蘭線の早来駅 - 追分駅間に新設開業。一般駅。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名を室蘭本線に制定、それに伴い同線の駅となる。
- 1912年(明治45年)7月 - 駅舎、構内改築[1]。
- 1954年(昭和29年)12月? - 陸上自衛隊安平駐屯地開設[1]に伴い専用線敷設[2]。
- 1971年(昭和46年)3月15日 - 貨物取扱を接続専用線発着車扱貨物に限定。
- 1980年(昭和55年)5月15日 - 貨物・荷物扱い廃止。
- 時期不詳[注 1] - 無人(簡易委託)化。
- 1982年(昭和57年) - 駅舎改築[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 2001年(平成13年)7月 - 簡易委託廃止、完全無人化。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅。互いのホームは1番線ホーム南側と2番線ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[4]。跨線橋はL字を背中合わせに付けた形態である[4]。線路東側の駅舎側ホームが上り1番線、対向側ホームが下り2番線となっている[4]。
無人駅となっている。駅舎は構内の東側(岩見沢方面に向かって右手側)に位置し1番線ホーム中央部分に接している[4]。有人駅時代の駅舎は改築され、三川駅、古山駅、栗丘駅と同型の[5]駅舎となっている。破風の配色は濃い茶色となっている[5]。駅舎内に待合所のほか保線事務室、トイレを有する[5]。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名はアイヌ語の「アラ・ピラ・ペッ」(片方だけに崖のある川)[6]、或いは「アラピラ」(一面の崖)、「アビラ」(光る崖)[5]など、由来には諸説ある。
利用状況
駅周辺
住宅が並んでいる[5]。
- 北海道道576号瑞穂安平停車場線
- 国道234号
- 苫小牧警察署安平駐在所
- 安平郵便局
- 安平町立安平小学校
- 熊ノ頭山
- 瑞穂ダム
- あつまバス「安平」停留所(国道234号線沿い)
隣の駅
脚注
注釈
出典
関連項目
テンプレート:室蘭本線3- ↑ 1.0 1.1 早来町史 昭和48年3月発行。
- ↑ 昭和32年版 全国専用線一覧にて作業距離 0.4km
- ↑ 北海道630駅 小学館 1993年発行
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)90ページより。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)117ページより。
- ↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)58ページより。
- ↑ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)85ページより。
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