明光バス
テンプレート:Infobox 明光バス(めいこうバス)は、和歌山県白浜町に本社を置くバス事業者。近鉄グループに属するが南海電気鉄道も大株主となっている。
目次
概要
同社は、和歌山県において、西牟婁郡白浜町全域、すさみ町の一部、田辺市、日高郡みなべ町の一部といった紀伊半島のほぼ中心部を一般路線の事業エリアとしており、田辺市内と白浜町内を中心に最北は南部駅、最南は一般路線ではすさみ町江住まで、三段壁熊野古道スーパーエクスプレスが新宮市の新宮駅まで運行している。かつての最北は印南浜(印南漁港)まであり、御坊南海バスとの接続も行っていたが、路線縮小により現在に至る。
急速な高速道路整備が進んだことにより、白浜町・田辺市・みなべ町から阪和自動車道を経て和歌山市・大阪市・京都市へ至る高速バスを運行している。
団体貸切輸送及び地方自治体より委託されたコミュニティバス(くちくまのコミュニティバス)の運行を受託しており、2009年(平成21年)10月1日からは西日本JRバスが廃止した熊野線(紀伊田辺駅〜栗栖川間)の代替輸送も行っている。
沿革
- 1930年(昭和5年)6月25日: 創業。
- 1951年(昭和26年)9月: タクシー部門を明光タクシーとて分離独立。
- 1959年(昭和34年): 近畿日本鉄道が資本参加。
- 2002年(平成14年)7月18日: 大阪 - 白浜線運行開始。
- 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)
- 2011年(平成23年)2月19日: 京都 - 白浜線運行開始。
- 2012年(平成24年)5月1日:一部の路線を除き系統番号を導入。
- 2013年(平成25年)3月29日:白浜 - 横浜・東京・大宮線運行開始。
- 2014年(平成26年)4月1日:筆頭株主が近鉄から簡易吸収分割により同社子会社の近鉄バスホールディングスに移行。
営業所
- 白浜営業所 (西牟婁郡白浜町堅田)
- 田辺営業所 (和歌山県田辺市文里2丁目)
- 日置営業所 (西牟婁郡白浜町日置)※ 2006年(平成18年)3月1日 白浜町と旧日置川町が合併
- 大阪営業所 (大阪府内で、大阪ナンバーが付くが場所は不明。)
きっぷうりば・案内所・主なターミナル
運行路線
一般路線
現行路線
白浜駅発着路線
- 白浜町内線
- 町内循環線(左回り/右回り)
- 白浜駅 - とれとれ市場前 - 古賀浦 - 大浦 - 白浜桟橋 - 臨海 - 白浜バスセンター - 白良浜 - 新湯崎 - 三段壁 - 白浜空港 - アドベンチャーワールド - とれとれ市場前 - 白浜駅
- アドベンチャーワールド線
- 白浜駅 - アドベンチャーワールド(直行便(ノンストップ))
- 椿線
田辺・白浜線
- 医療センター・細野口経由
- 医療センター・白浜駅経由
- 田辺駅 - つぶり坂 - 新庄駅 - 医療センター前 - 白浜駅 - とれとれ市場前 - 古賀浦 - 大浦 - 白浜桟橋 - 白浜バスセンター - 白良浜 - 新湯崎 - 三段壁
- 朝来・上富田庁舎・白浜駅経由
- 田辺駅 - つぶり坂 - 新庄駅 - 朝来 - 上富田庁舎前 - 白浜駅 - 古賀浦 - 大浦 - 白浜桟橋 - 白浜バスセンター - 白良浜 - 新湯崎 - 三段壁
- 文里・朝来・富田駅・白浜駅経由
- 田辺駅 - 文里 - 新庄駅 - 朝来 - 富田駅 - 白浜駅 - 古賀浦 - 大浦 - 白浜桟橋 - 白浜バスセンター - 白良浜 - はまゆう病院 - 白浜町役場 - 新湯崎 - 三段壁
- 田辺・白浜空港線
- 田辺駅 - つぶり坂 - 医療センター前 - ビッグ・ユー - 白浜駅 - アドベンチャーワールド - 白浜空港
- (白浜空港の飛行機が発着する時間帯に合わせて運行しており運転本数が極端に少ない。)
- 田辺駅 - つぶり坂 - 医療センター前 - ビッグ・ユー - 白浜駅 - アドベンチャーワールド - 白浜空港
紀伊田辺駅発着路線
- 南部線
- 日置線
- 三川線: 田辺駅 - 朝来 - 椿温泉 - 奥志原 - 日置大橋 - 市鹿野 - 三川
- 文里線
- 田辺駅 - 田辺市役所 - 文里車庫
- 田辺駅 - 東本町 - 神島高校
- 稲成線: 田辺駅 - 海蔵寺町 - 糸田 - 稲成
- 長野線: 田辺駅 - 海蔵寺町 - 秋津口 - 長野
- 伏菟野線: 田辺駅 - 海蔵寺町 - 秋津口 - 長野 - 伏菟野
- 栗栖川線: 田辺駅 - つぶり坂 - 新庄駅 - 朝来 - 鮎川新橋 - 栗栖川
- 紀南病院線: 田辺駅 - オーシティ前 - 紀南病院前
その他
- 江住線: 奥志原 - 日置大橋 - 江住
廃止路線・区間
- 南部線
- 南部駅 - 印南
- 三川線
- 田辺駅 - つぶり坂 - 新庄駅 - 朝来 - 鮎川新橋 - 三川
コミュニティバス
高速路線
現行路線
大阪方面
- 白浜 - 大阪線
- JR大阪駅・なんばOCAT - 紀伊田辺駅・白浜アドベンチャーワールド間。
- この路線は大阪方面からの観光客の誘致目的で開設したものであるが、和歌山側から大阪方面への利用も好調で[1]、徐々に便数を増やしている。
- 共同運行会社
- 運行本数
- 1日10往復(明光バス5往復、西日本JRバス5往復)
- 車両
- トイレ付き4列シート車
- 停車停留所
- アドベンチャーワールド - エクシブ白浜 - 望洋台 - 三段壁 - 千畳口 - 新湯崎 - 湯崎 - 白浜バスセンター - 白浜桟橋 - 古賀浦 - とれとれ市場前 - つぶり坂 - 田辺駅 - 田辺市役所(紀南文化会館前) - 芳養駅 - 南部(梅ヶ丘) - みなべ町役場 - 印南 --- なんばOCAT(湊町バスターミナル) - 大阪駅JR高速バスターミナル
- 和歌山県内だけの乗車、及び大阪府内だけの乗車はできない。
- 途中、阪和自動車道の紀ノ川サービスエリアで休憩のため約20分間停車する。
- アドベンチャーワールド - エクシブ白浜 - 望洋台 - 三段壁 - 千畳口 - 新湯崎 - 湯崎 - 白浜バスセンター - 白浜桟橋 - 古賀浦 - とれとれ市場前 - つぶり坂 - 田辺駅 - 田辺市役所(紀南文化会館前) - 芳養駅 - 南部(梅ヶ丘) - みなべ町役場 - 印南 --- なんばOCAT(湊町バスターミナル) - 大阪駅JR高速バスターミナル
- 沿革
- 2002年(平成14年)7月18日 - 明光バスの単独運行(1日3往復)で運行開始。
- 2003年(平成15年) 7月1日 - 西日本JRバスとの共同運行開始。1日4往復に増便。
- 2004年(平成16年)7月16日 - 1日6往復に増便。
- 2006年(平成18年) 7月1日 - 1日8往復に増便。阪和自動車道「海南」バス停廃止。
- 2009年(平成21年)7月17日 - 1日10往復に増便。シティプラザホテル(オーシティ前)バス停を廃止し代替処置として「つぶり坂」と新たに「望洋台」バス停新設。
- 2010年(平成22年)12月12日 - 「千畳口」・「芳養駅」バス停新設。
- 2011年(平成23年)
- 6月1日 - 大阪駅桜橋口バスターミナルが ノースゲートビルディング1階へ移設し名称を大阪駅JR高速バスターミナルに変更。
- 2011年(平成23年) 11月18日 - 阪和自動車道印南SA内に「印南」バス停新設。
- その他
- 阪和自動車道(有田IC〜南紀田辺IC)が保守工事で夜間通行止や大渋滞が発生した場合は、国道42号線へ迂回運転を行う。
- 毎年7月30日と8月10日に白浜花火大会が開催される時は、交通規制が行われる関係で、白浜バスセンター - アドベンチャーワールド(又は エクシブ白浜)のバス停は休止する。
- 毎年8月8日に行われるヤーヤ祭りと10月第一土・日曜日に弁慶祭りが開催される時は、交通規制が行われる関係で田辺市役所(紀南文化会館前)のバス停は休止する。
- アドベンチャーワールド休園日は全便エクシブ白浜発着となる。
- 多客時は続行便(2台目)を運行する。
和歌山方面
- 共同運行会社
- 運行本数
- 1日5往復 (明光バス3往復、和歌山バス2往復)
- 車両
- トイレ無し4列シート車
- 停車停留所
- アドベンチャーワールド - エクシブ白浜 - 三段壁 - 新湯崎 - 湯崎 - 白浜バスセンター - 白浜桟橋 - 古賀浦 - とれとれ市場前 - つぶり坂(オーシティ下) - 田辺駅 - 田辺市役所(紀南文化会館前) - 芳養駅前 - 南部(梅ヶ丘) - みなべ町役場 - 印南 --- 和歌山駅東口 - 屋形町 - 三木町 - 公園前 - 市役所前 - 県庁正門前 - 築地橋 - 南海和歌山市駅
- アドベンチャーワールド - みなべ町役場間の停留所相互間だけの利用、及び和歌山市内だけの利用はできない。
- 途中、阪和自動車道の吉備湯浅パーキングエリアで休憩のため約10分間停車する。
- アドベンチャーワールド - エクシブ白浜 - 三段壁 - 新湯崎 - 湯崎 - 白浜バスセンター - 白浜桟橋 - 古賀浦 - とれとれ市場前 - つぶり坂(オーシティ下) - 田辺駅 - 田辺市役所(紀南文化会館前) - 芳養駅前 - 南部(梅ヶ丘) - みなべ町役場 - 印南 --- 和歌山駅東口 - 屋形町 - 三木町 - 公園前 - 市役所前 - 県庁正門前 - 築地橋 - 南海和歌山市駅
- 乗継割引
- 沿革
- その他
- 阪和自動車道(海南東IC〜南紀田辺IC)が保守工事で夜間通行止や大渋滞が発生した場合は、国道42号線へ迂回運転を行う。
- 毎年7月30日と8月10日に白浜花火大会が開催される時は、交通規制が行われる関係で、白浜バスセンター - アドベンチャーワールド(又は エクシブ白浜)のバス停は休止する。
京都方面
- 共同運行会社
- 運行本数
- 1日2往復 (明光バス1往復、近鉄バス1往復)
- 車両
- トイレ付き3列シート車
- 停車停留所
- アドベンチャーワールド - エクシブ白浜 - 望洋台 - 三段壁 - 千畳口 - 新湯崎 - 湯崎 - 白浜バスセンター - 白浜桟橋 - 古賀浦 - とれとれ市場前 - つぶり坂 - 田辺駅 - 田辺市役所(紀南文化会館前) - 芳養駅 - 南部(梅ヶ丘) - みなべ町役場 - 印南 --- 高速京田辺 - 京都駅八条口(新・都ホテル前)
- 和歌山県内だけの乗車、及び京都府内だけの乗車はできない。
- 途中、阪和自動車道の印南サービスエリアと岸和田サービスエリアで15分程の開放休憩がある。
- アドベンチャーワールド - エクシブ白浜 - 望洋台 - 三段壁 - 千畳口 - 新湯崎 - 湯崎 - 白浜バスセンター - 白浜桟橋 - 古賀浦 - とれとれ市場前 - つぶり坂 - 田辺駅 - 田辺市役所(紀南文化会館前) - 芳養駅 - 南部(梅ヶ丘) - みなべ町役場 - 印南 --- 高速京田辺 - 京都駅八条口(新・都ホテル前)
- 沿革
東京方面
- 共同運行会社
- 運行本数
- 1日1往復 (西武観光バスと交互で担当)
- 車両
- トイレ付き3列シート車
- 停車停留所
廃止路線
- 白浜 - 神戸線
- 共同運行会社
- 西日本JRバス
- 運行本数
- 1日2往復
- 車両
- トイレ付き4列シート車
- 沿革
快速バス
- 三段壁熊野古道スーパーエクスプレス
定期観光バス
- 泉都めぐり定期観光バス
- エクシブ白浜 → 白浜駅 → 古賀浦 → 東白浜 → 白浜バスセンター → 走り湯 → 湯崎 → 新湯崎(ここまでは乗車のみ取扱) → 千畳敷(観光) → 三段壁(観光) → 平草原(観光) → 阪田(観光) → 臨海(観光) → とれとれ市場(買物) → (ここから先は降車のみ取扱)白浜駅 → 白浜バスセンター → 湯崎 → 新湯崎 → 三段壁
- 運賃にはグラスボートの乗船料が含まれるが、三段壁洞窟・白浜民俗温泉資料館・紀州博物館・白浜美術館など観光施設への入場料は含まれておらず別途、自己負担である。
- トイレ無し4列シート車両で運行。(特に専用車がないため、貸切バスの車両で運行する)
その他契約輸送
- アドベンチャーワールドアルバイト従業員送迎
- アドベンチャーワールドが繁忙期のみ採用するアルバイトの大半が高校生で通勤手段がないことから行われている。
- カラカミ観光送迎
- ホテル川久・ホテル古賀の井・コガノイベイホテル・白浜シーサイドホテルの宿泊客を和歌山駅(東口)やなんばOCAT(湊町バスターミナル)まで送迎を行われている。
- 列車代行契約輸送
車両
2007年(平成19年)3月31日現在、路線バスとしては43台の車両を保有する。うちノンステップバスは4台、低床バス(ここではノンステップバス、ワンステップバス、スロープ付きバスを指す)は5台[9]。
特殊用途車を除き路線・高速・貸切車は全て日野自動車製を使用。自社購入車に加え、かつては京阪バスや大阪市交通局の移籍車両が多く在籍していたが。近年は、系列会社である近鉄バスから移籍してくる傾向にあり、近鉄バス時代の塗装を変えずに社名表記だけ変更して使用しているものもある(同様の車両は防長交通にも在籍)。
- MeikoBus685.JPG
路線バス車両
- Meikobus-NonStepBus225.jpg
ノンステップバス
- Meikobus-SiteSeeingBus461.jpg
定期観光バス
その他
- 昭和30年代、この会社の経営権を巡って南海電鉄と近鉄による争奪戦が行われた。このため、南海も同社の大株主となっている。但し近年ではバスの車体に「近鉄グループ 明光バス」又は「南紀白浜 明光バス」と書かれているために他の和歌山県内のバス業者と比べると南海の色合いはやや薄いものだと見られる。
- 和歌山県南部を走行する熊野交通は、同社とは逆に南海グループでありながら近鉄も一部株式を保有している。
脚注
外部リンク
テンプレート:けいはんなバスホールディングス テンプレート:三交ホールディングス
- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite webテンプレート:リンク切れ
- ↑ テンプレート:PDFlink - 明光バステンプレート:リンク切れ
- ↑ テンプレート:PDFlink - 明光バステンプレート:リンク切れ
- ↑ テンプレート:PDFlink - 明光バステンプレート:リンク切れ
- ↑ 11/1から「京都〜白浜」間高速バスで「印南」停留所を新設します。 - 近鉄バス 2011/10/03
- ↑ テンプレート:PDFlink - 明光バステンプレート:リンク切れ
- ↑ テンプレート:PDFlink - 西武観光バス 2013年3月14日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 西武バス 2013年3月28日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課(出典:国土交通省「自動車輸送統計年報」)