おもいっきり探偵団 覇悪怒組
東映不思議コメディーシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第6作 | もりもりぼっくん | 1986年4月 - 同年12月 |
第7作 | おもいっきり探偵団 覇悪怒組 |
1987年1月 - 同年12月 |
第8作 | じゃあまん探偵団 魔隣組 |
1988年1月 - 同年12月 |
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』(おもいっきりたんていだん はあどぐみ)は1987年1月11日から同年12月27日までフジテレビ系で放送された少年探偵団ドラマ。東映不思議コメディーシリーズ第7作。全50話。
ストーリー
竹早小学校の5年3組の仲良し5人組、ヒロシ、ヤスコ、タケオ、サトル、ススムは、自分達が考えた「怪人魔天郎」が実際に現れた事に驚く。魔天郎から挑戦を仕掛けられたのを機に探偵団「覇悪怒組」を結成する。やがて新任の落合先生が魔天郎と変な所で共通点があることに気づくのだが、真偽を確かめる事が出来ない。覇悪怒組は果たして魔天郎を捕まえられるのか? そして魔天郎の正体とは……?
解説
前番組『もりもりぼっくん』からジャンルを一新し少年探偵団ものへ移行した作品テンプレート:Sfn[1]。東映側チーフプロデューサーが植田泰治より小林義明に交代し、このシリーズ全体の雰囲気を作り上げていた浦沢義雄がサブライターになった為、今までの作品と雰囲気がガラリと変わったシリーズの大きな転機となった作品であるテンプレート:Sfn。従来の少年探偵団物とは違い、魔天郎の挑戦を通して「本当の悪とは何か」を覇悪怒組に伝えたり、子供を虐待する大人に摩天郎が怒り仮面に変身する等ジュブナイル色が強い。高度な秘密兵器も登場し、人気を博したテンプレート:Sfn。
また本作以降の作品は原則として1月スタート、同年12月終了のパターンとなる[2]。テンプレート:要出典範囲
この作品より従来のアフレコ形式より、同録形式に切り替えられた。メイン監督の佐伯孚治はシリーズの中でも本作をもっとも気に入っていると近年インタビューテンプレート:Fullで語っている。
1989年1月1日には、次作『じゃあまん探偵団 魔隣組』の面々と共演する『魔隣組VS覇悪怒組』が放送された。
覇悪怒組アイテム
- キンミッケル(金属探知機)
- シュウオンサー(集音器)
- ハードシーバー(トランシーバー)
- ジオラスコープ(ラジオ & 双眼鏡)
- シークレットカード(暗号解読カード)
- ハード手帳(秘密手帳)
- パチ魔110(カメラ)
- ゴシュウギ(文具収納パック)
出演
- 黒樹洋(ヒロシ) - 渡辺博貴
- 赤川矢須子(ヤスコ) - 上野めぐみ
- 君原猛夫(タケオ) - 石井孝明
- 城金悟(サトル) - 中島義実
- 青野進(ススム) - 雨笠利幸
- 落合敏彦先生 - 秋野太作(ナレーションも兼任)
- 菊田純子先生 - 丹保みのり→原田采知(出演中に改名)
- 洋漢和尚 - 奥村公延
- 辛切警部 - 三角八朗
- 魔天郎 - 春田純一(スーツアクター)テンプレート:Sfn、秋野太作(声)
スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、小学館幼児学習雑誌、テレビランド
- 企画 - 遠藤龍之介・石原隆(フジテレビ)、木村京太郎(読売広告社)、平山亨(東映)
- プロデューサー - 小林義明、西村政行、北崎広実(東映)
- 脚本 - 江連卓、大原清秀、浦沢義雄、掛札昌裕、中島信昭、辻野正人
- 監督 - 佐伯孚治、坂本太郎、岡本明久、村山新治、近藤杉雄、辻野正人
- アクションクリエーター - 岡田勝(大野剣友会アクションスタジオ)
- キャラクターコーディネーター - 小佐野聡(石森プロ)
- 音楽 - 本間勇輔
- 撮影 - 林迪雄、大町進、大沢信吾、小野寺修
- 照明 - 山口利雄
- 美術 - 北郷久典
- 録音 - 川田保
- 助監督 - 近藤杉雄、辻野正人、前嶋守男、佐々木良文、河田章、道木広志
- 編集 - 水間正勝
- 記録 - 川村澪子
- 選曲 - 秋本彰
- 整音 - 川島一郎
- 効果 - 原田千昭
- 計測 - 大沢信吾、小野寺修、山本英夫
- 装置 - 石塚仙三
- 装飾 - 装美社
- 衣裳 - 東京衣裳
- 美粧 - 佐藤泰子
- 協力 - レインボー造型企画、(衣裳)モリリン
- 現像 - 東映化学
- 制作主任 - 富田幸弘
- 制作担当 - 鈴木勝政、大櫛敬介
- 東通ecgシステム - 峰沢和夫、近藤弘志、前岡良徹
- 特撮研究所 - 鈴木昶、高橋政千、尾上克郎
- クレイイラスト - 林恭三
- 制作 - フジテレビ、東映、読売広告社(同社のみノークレジット)
主題歌
- オープニングテーマ - 「摩天楼のヒーロー」
- エンディングテーマ:「少年色のメルヘン」
タイトルリスト
- 怪人魔天郎現わる!(1987年1月11日)
- ぼくらの秘密基地(1987年1月18日)
- 恐怖の地底探検(1987年1月25日)
- 謎の怪物屋敷(1987年2月1日)
- 空を飛ぶ怪人(1987年2月8日)
- 透明人間(1987年2月15日)
- ボクのパパは魔天郎(1987年2月22日)
- タコと魔天郎(1987年3月1日)
- 宿敵! 辛切警部現わる(1987年3月8日)
- 黄金の万手観音(1987年3月15日)
- タイムマシーンの秘密(1987年3月22日)
- 食物のない世界(1987年3月29日)
- 魔天郎の大魔術(1987年4月5日)
- 妖怪千年婆ぁ~(1987年4月12日)
- 魔術師テンオー(1987年4月19日)
- 先生は大変人間(1987年4月26日)
- 危険なサイクリング(1987年5月3日)
- 優しさ泥棒(1987年5月10日)
- 怒り仮面登場!!(1987年5月17日)
- 怒り仮面の逆襲(1987年5月24日)
- 魔天郎の子守歌(1987年5月31日)
- 辛切警部の罠(1987年6月7日)
- 仕返し戦争(1987年6月14日)
- デート停戦(1987年6月21日)
- 白骨沼の伝説(1987年6月28日)
- 宇宙からの使者(1987年7月5日)
- オルゴール屋敷の少女(1987年7月12日)
- 忍者志願(1987年7月26日)
- シークレットカードの謎(1987年8月2日)
- 魔天郎からの招待状(1987年8月9日)
- 怪奇! 竹林寺の妖女(1987年8月16日)
- 燃えろ! 落合先生(1987年8月23日)
- さらば夏の魔天郎(1987年8月30日)
- 花盗人は魔天郎(1987年9月6日)
- 水飲み男(1987年9月13日)
- 魔天郎の宝物(1987年9月20日)
- 魔天郎の迷宮ゾーン(1987年9月27日)
- ロマンスは甘き香り(1987年10月4日)
- 哀しみの魔天郎教(1987年10月11日)
- 辛切警部のある決断!(1987年10月18日)
- ママは名探偵!?(1987年10月25日)
- ヤスコの冒険(1987年11月1日)
- 魔天郎はグルメ(1987年11月8日)
- 狸ばやしに誘われて(1987年11月15日)
- 落合先生を閉じ込めろ(1987年11月22日)
- 君は勇気を見たか(1987年11月29日)
- 魔天郎の誘惑(1987年12月6日)
- 田園調布博士の野望(1987年12月13日)
- いざ、魔天郎王国へ(1987年12月20日)
- さらば魔天郎(1987年12月27日)
視聴率
- 最高視聴率:19.6%(じゃあまん探偵団 魔隣組と並ぶ東映不思議コメディーシリーズ歴代2位)
ビデオリサーチ調べ、関東地区
映像ソフト化
2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録され、初のソフト化となった。
ゲーム
- 「おもいっきり探偵団 覇悪怒組 魔天郎の挑戦状」(ファミリーコンピュータ ディスクシステム) - バンダイから1988年3月25日に発売されたアクションゲーム。
関連作品
- じゃあまん探偵団 魔隣組 1988年1月10日から1988年12月25日までフジテレビ系で全50話が放送された少年探偵団ドラマ。
脚注
参考文献
テンプレート:東映不思議コメディーシリーズ- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 中途で打ち切られた『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』、そのつなぎとして製作された『魔法少女ちゅうかないぱねま!』、シリーズ最終作の『有言実行三姉妹シュシュトリアン』は除く。